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リスティング広告を始めたい、または運用を見直したいと考えている中小企業のマーケティング担当者にとって、
「代理店に任せるか、自社で運用するか」は大きな判断ポイントです。
この記事では、リスティング広告運用における代理店活用と自社運用(インハウス)それぞれのメリット・デメリットを整理し、自社に合った判断基準をお伝えします。
費用対効果から体制面まで踏み込んだ内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
▼この記事の要約
・代理店活用は短期間で成果を出しやすく、専門知識がなくても始められる
・自社運用(インハウス)は手数料コストを抑えられ、社内にノウハウを蓄積できる
・運用方針の判断軸は「リソース」「スキル」「予算規模」の3つに集約される
・予算や体制に合わせてハイブリッド型を選ぶ選択肢も有効である
・ナウビレッジでは広告運用から内製化支援まで一貫してサポートしている
▼こんな方におすすめ
・リスティング広告の導入を検討している方
・現在の広告運用体制を見直し、費用対効果を改善したい方
・代理店に任せるか、自社で運用するか迷っている方
・将来的な広告運用の内製化を見据えている方
1.代理店と自社運用を比較する際の判断基準

リスティング広告を始める際、誰が運用を担当するかは、投資対効果(ROI)を決定づける極めて重要な要素です。
主な判断軸として、「リソース」「スキル」「予算規模」の3つに絞って検討すると良いでしょう。
1.1 リソースの観点から判断する
広告運用に割ける人員と時間があるかどうかを確認しましょう。
本業が忙しく、広告運用まで手が回らない場合は、代理店活用が現実的です。逆に、専任担当者を置ける余裕があれば、自社運用を検討できます。
1.2 スキルの観点から判断する
社内にデジタル広告の知識や運用経験を持つ人材がいるかどうかも重要です。
経験者がいない場合、代理店に依頼しながら徐々に知識を吸収していく方法もあります。
1.3 予算規模の観点から判断する
月額広告費が少額の場合、代理店に依頼すると手数料の割合が相対的に高くなります。
予算に応じた最適な選択を検討しましょう。
1.4 判断に迷った際の考え方
どちらの運用形態が適しているかは、企業の成長フェーズや社内体制によって変化します。「初めからすべて自社で完結させる」と固執する必要はありません。
最初は実績のある専門家に依頼してアカウントの土台と勝ちパターンを構築し、徐々に運用業務を自社へ移行していく「ハイブリッド型」の方法も一つの正解です。
2.代理店活用のメリット・デメリット
▼代理店活用と自社運用の比較表
| 比較項目 | 代理店活用 | 自社運用(インハウス) |
|---|---|---|
| 発生コスト | 広告費 + 運用手数料 | 広告費 + 人件費・教育費 |
| ノウハウの蓄積 | 代理店側に蓄積される | 社内の資産として蓄積される |
| 立ち上がり速度 | スムーズに短期間で開始可能 | 学習・準備に時間がかかる |
| 社内の業務負担 | 担当者の負担を大幅に軽減 | 専任または兼任の稼働が必須 |
代理店に運用を任せる最大のメリットは、専門知識や運用リソースが社内になくても、即座に質の高い広告配信を開始できる点です。
最新の媒体アップデートや市場の変化にも迅速に対応できるため、機会損失を防ぐことができます。
一方で、広告費に対して一定の割合(一般的に20%程度)が運用手数料として発生することや、社内に広告運用の知見が残りにくい点がデメリットとして挙げられます。
〈メリット〉
・専門家のノウハウをすぐに活用できる
広告代理店には、数多くの業種・業界での運用経験を持つ専門家が在籍しています。GoogleやYahoo!の最新アルゴリズムに精通し、効果的なキャンペーン設計を行えるため、初期段階から成果を出しやすい環境が整います。自社だけでは気づきにくい改善ポイントや、他社の成功事例を参考にした施策提案を受けられるのも大きなメリットです。
・社内リソースを他の業務に集中できる
リスティング広告の運用には、キーワード調査、入札調整、レポート作成など多くの時間がかかります。これらを代理店に任せることで、マーケティング担当者は戦略立案や商品開発、顧客対応など、コア業務に集中できます。
・最新の広告トレンドに素早く対応できる
デジタル広告の世界では、媒体のアップデートや新機能のリリースが頻繁に行われます。代理店は媒体社と直接連携しているケースが多く、最新情報をいち早くキャッチして運用に反映できます。
〈デメリット〉
・運用手数料が発生する
代理店に依頼する場合、広告費とは別に運用手数料がかかります。手数料は広告費に対して一定の割合で設定されることが多く、広告予算が大きくなるほど手数料も増加します。
・社内にノウハウが蓄積されにくい
運用を丸ごと外部に委託すると、広告運用のノウハウは代理店側に蓄積されます。将来的に自社運用への切り替えを検討する場合、一から学び直す必要が出てくる可能性があります。
・担当者の質によって成果が左右される
代理店の実績が豊富でも、実際に担当する運用者のスキルや経験によって成果は変わります。契約前に担当者と直接話す機会を設け、対応力や知識レベルを確認することが大切です。
3.自社運用のメリット・デメリット
▼代理店活用と自社運用の比較表
| 比較項目 | 代理店活用 | 自社運用(インハウス) |
|---|---|---|
| 発生コスト | 広告費 + 運用手数料 | 広告費 + 人件費・教育費 |
| ノウハウの蓄積 | 代理店側に蓄積される | 社内の資産として蓄積される |
| 立ち上がり速度 | スムーズに短期間で開始可能 | 学習・準備に時間がかかる |
| 社内の業務負担 | 担当者の負担を大幅に軽減 | 専任または兼任の稼働が必須 |
自社で運用を行う場合、代理店への手数料を削減できるため、浮いたコストを直接的な広告費や他の施策に投資できるメリットがあります。
また、運用を通じて得た顧客データやキーワードの傾向を、会社の資産として内部に蓄積できます。
反面、専任担当者の採用や育成に時間とコストがかかり、最適な配信設定を見つけて成果が出るまでに試行錯誤を要する点が課題となります。
〈メリット〉
・手数料コストを削減できる
自社運用であれば、代理店への手数料は不要です。その分を広告費に回したり、ツール導入や人材育成に投資したりできます。月額広告費が大きいほど、コスト削減効果は高まります。
・社内にマーケティングノウハウを蓄積できる
自社で運用を続けることで、成功パターンや失敗から得られる学びが社内に残ります。この知見は他の事業や新規プロジェクトにも横展開でき、会社の資産となります。
・スピーディーな意思決定と施策実行が可能
急なキャンペーンの変更や、市場の変化への対応が必要な場合、社内で完結できるためタイムラグが生じません。競合の動きに素早く反応できるのも強みです。
〈デメリット〉
・専門人材の確保と育成が必要
効果的な広告運用には、専門知識を持つ人材が欠かせません。経験者の採用は市場で競争が激しく、未経験者を育成するには時間とコストがかかります。
・成果が出るまでに時間がかかる場合がある
自社に運用経験がない状態から始める場合、最適なキャンペーン設計や入札戦略を見つけるまでに試行錯誤が必要です。その間の広告費が学習コストとなることを想定しておく必要があります。
・担当者の退職リスク
ノウハウが特定の担当者に集中すると、その人が退職した際に大きな影響を受けます。マニュアル化や複数人での運用体制の構築が求められます。
4.リスティング広告運用とは何か?基本をおさらい

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、ユーザーが検索したキーワードに連動して表示されるテキスト形式の広告です。
検索連動型広告とも呼ばれ、すでに特定の課題やニーズを持って検索行動を起こしている「購買意欲の高いユーザー」へピンポイントにアプローチできる特徴があります。
運用とは、広告を出稿して終わる業務ではありません。
広告の入札金額の調整、効果的なキーワードの選定、クリックを促す広告文の作成、ターゲットに合わせた配信設定、日々の効果測定、そして数値を基にした改善施策の実行など、成果を最大化するまでのPDCAサイクルを回す一連の業務を指します。
この専門的かつ継続的な運用業務を、社内で行うか、社外の専門家に任せるかが、今回の重要なテーマとなります。
5.リスティング広告の費用対効果を最大化するポイント
運用を代理店に委託する場合でも、自社でインハウス運用を行う場合でも、費用対効果(ROI)を高めるために押さえておくべき共通のセオリーがあります。
5.1 目標を明確に設定する
「月に30件の新規問い合わせを獲得したい」「顧客獲得単価(CPA)を現状から20%削減したい」など、具体的な数値目標を設定します。
KGI(最終目標)やKPI(中間目標)が明確でない状態では、実施した施策が成功したのか、失敗したのかを客観的に判断できません。
まずは自社の事業計画から逆算し、現実的かつ測定可能な目標数値を定めることが最初のステップです。
5.2 定期的な効果測定と改善を行う
デジタル広告は出稿して完了するものではありません。
配信開始後から蓄積されるデータを活用し、クリック率(CTR)やコンバージョン率(CVR)などの指標を定期的にチェックします。
検索語句の傾向を見極めて無駄なキーワードを除外したり、入札単価を調整したりと、日々の細かな改善(PDCA)を繰り返すことが成果向上に直結します。
5.3 ランディングページの最適化を忘れない
広告をクリックしてサイトを訪れたユーザーを、最終的な成果(問い合わせや購入など)に結びつけるためには、受け皿となるランディングページ(LP)の質が非常に重要です。
広告文の訴求内容とLPのファーストビューに一貫性を持たせ、入力フォームの使いやすさ(EFO)を改善するなど、広告運用とサイト改善の両輪を回す視点を持つことが求められます。
関連記事:
リスティング広告に必要な費用はいくら?4つの決め方と費用の抑え方を解説
6.代理店選びで失敗しないためのチェックポイント

運用を外部に委託する場合、どのパートナーを選ぶかがプロジェクト成功の鍵を握ります。委託先を選定する際は、以下の3点に注目して評価を行ってください。
6.1 実績と得意分野を確認する
自社と同じ業界や、ターゲット層が似ている商材での運用実績があるかどうかをヒアリングしましょう。特定の業界特有の顧客心理や、検索トレンドの知見を持っている代理店であれば、初期設定から配信開始、成果創出までのスピードが格段に上がります。
6.2 コミュニケーション体制を確認する
月次のレポート提出や定例ミーティングの頻度、日々の連絡手段(チャットツールの活用可否など)を事前にすり合わせましょう。
レスポンスが速く、運用画面の数値を透明性をもって共有してくれるかなど、長期的なパートナーシップを築きやすい相談のしやすさを重視してください。
6.3 契約条件と手数料体系を確認する
最低契約期間の縛り、解約時の条件、バナー制作などの追加費用の有無を含め、契約内容の細部まで目を通しましょう。
初期費用や月額の手数料体系が自社の予算規模に見合っているか、不明瞭な項目がないかを契約前に完全に解消しておくことが大切です。
7.自社運用を成功させるための準備と進め方
自社運用(インハウス)を選択する場合、事前の計画と体制構築がプロジェクトの成否を大きく分けます。
失敗を防ぎ、スムーズに運用を開始するためには、以下の手順で準備を進めることを推奨します。
7.1 運用体制を整える
広告運用は片手間で成果を出せる業務ではないため、社内のリソースをしっかりと確保することが第一歩です。
また、特定の担当者しか運用状況を把握していない「属人化」を防ぐ工夫も欠かせません。
〈準備・工夫の例〉
・専任、あるいは業務の割合を明確にした兼任の担当者を任命する
・日々の数値確認や設定変更など、運用に必要な稼働時間を確保する
・担当者が不在の際にも対応できるよう、複数人で管理画面をチェックできる体制を構築する
7.2 学習と情報収集の仕組みを作る
デジタル広告の世界では、媒体の仕様やアルゴリズムが常に変化しています。
一度学んで終わりではなく、組織として最新のトレンドを追い続ける仕組みが必要です。
〈準備・工夫の例〉
・GoogleやYahoo!が提供する公式のヘルプドキュメントや、認定資格プログラムを活用して基礎を固める
・最新の媒体アップデートやアルゴリズム変更に対応するため、業界の専門メディアやセミナーを定期的にチェックする
・チーム内でノウハウを共有し、継続的に知識をアップデートする仕組みを導入する
7.3 小さく始めて徐々に拡大する
運用初期はデータが不足しているため、想定通りの成果が出ないことも多々あります。
最初から無理な投資をせず、リスクを最小限に抑える進め方が重要です。
〈準備・工夫の例〉
・最初から大きな予算を投じるのは避け、少額のテスト予算から配信を開始する
・クリック単価の相場やコンバージョンが取れるキーワードの傾向など、実際のデータを確認する
・費用対効果の合う勝ちパターンを見極めてから、段階的に予算を拡大し、リスクを抑えながら運用規模を広げる
8.ハイブリッド型という選択肢も検討しよう
代理店にすべてを任せるか、完全に自社運用にするかの二者択一で考える必要はありません。
両方の利点を組み合わせる「ハイブリッド型」も有効な選択肢です。
企業の成長フェーズに合わせて柔軟に体制を変化させることが、長期的には高い投資対効果をもたらします。
8.1 代理店に任せながらノウハウを吸収する
まずは代理店に運用業務を委託しながら、定例のミーティングや提出されるレポートを通じて運用ノウハウを学んでいくアプローチです。
専門的な知見に基づくアカウント構築やキーワード選定のロジックを間近で観察できるため、将来的な内製化を見据えた移行期間として非常に有効です。
8.2 内製化支援サービスを活用する
一部の代理店では、広告の運用代行だけでなく、企業側が自走できるようになるための内製化(インハウス)支援サービスを提供しています。
ナウビレッジ株式会社では、広告運用の代行業務と並行して、お客様のチームに対するノウハウの共有や、段階的な運用業務の引き継ぎを一貫してサポートしています。自社内にデジタルマーケティングの知見を資産として蓄積したいとお考えの企業様に最適なプランをご提案可能です。
9.よくある失敗パターンとその回避策
リスティング広告運用で陥りがちな失敗パターンと、それを防ぐための回避策を整理しました。
9.1 目標設定が曖昧なまま始めてしまう
「とりあえず広告を出して反応を見てみよう」という見切り発車の状態では、何をもって成功とするかの基準が定まりません。
配信を開始する前に、顧客獲得単価(CPA)の上限や、月間の獲得目標件数など、具体的な数値目標を設定することが必須です。事業の売上目標から逆算して、現実的なKPIを設計しましょう。
9.2 データ分析を怠ってしまう
広告を出稿したことに満足し、その後の効果測定を行わずに放置してしまうケースが散見されます。リスティング広告は、配信後の調整が成果の大部分を決めると言っても過言ではありません。
定期的なデータ確認を業務フローに組み込み、検索語句の精査、除外キーワードの設定、広告文のA/Bテストなど、改善アクションを習慣化することが重要です。
9.3 予算配分を見直さない
複数のキャンペーンを展開しているにもかかわらず、予算の配分を固定したまま運用を続けてしまう失敗例です。
成果の良いキャンペーン(CPAが低くCVが多いもの)と、成果の悪いキャンペーンの予算配分を柔軟に変更することで、アカウント全体の費用対効果は大きく向上します。常にデータに基づいた予算の再配分を心がけてください。
10.リスティング広告運用に関するよくある質問(FAQ)
Q.リスティング広告の運用を代理店に任せる場合の手数料相場はどのくらい?
一般的に、広告費に対して一定割合で設定されるケースが多いです。
ナウビレッジでは、お客様の予算規模や要件に応じて柔軟な料金体系を用意しており、費用対効果を重視した運用を行っています。
Q.自社運用を始めるにはどんなスキルが必要?
Google広告やYahoo!広告の管理画面操作、キーワード選定、入札調整、効果測定の基礎知識が必要です。
各媒体の認定資格プログラムを活用すると、体系的に学べます。
Q.代理店と自社運用を併用することはできる?
可能です。
ナウビレッジでは、広告運用を代行しながら、お客様のチームへのノウハウ移転や内製化支援も行っています。段階的な移行をサポートする伴走型の支援体制を整えています。
Q.少額予算でもリスティング広告は効果がある?
ターゲットを絞り込み、効率的なキーワード選定を行えば、少額予算でも成果を出すことは可能です。
まずは小さく始めて、データを見ながら拡大していくアプローチがお勧めです。
Q.代理店選びで最も重視すべきポイントは?
担当者との相性とコミュニケーションのしやすさが重要です。
会社の規模や知名度だけでなく、実際に担当する人のスキルや対応力を見極めましょう。
ナウビレッジでは、担当者との距離が近く、気軽に相談できる関係性を大切にしています。
11.あなたの会社に合った運用スタイルを見つけよう
リスティング広告運用における代理店活用と自社運用、それぞれにメリットとデメリットがあることをお伝えしてきました。正解は一つではなく、あなたの会社の状況に合わせた判断が大切です。
「リソース」「スキル」「予算規模」の3つの軸で自社の状況を整理し、最適な選択をしてください。迷った場合は、まず代理店に相談しながら知見を蓄え、将来的に内製化を目指すというステップを踏むのも一つの方法です。
ナウビレッジは、リスティング広告を含むデジタルマーケティング全般の支援を行っています。代理店活用から内製化支援まで、あなたの会社のフェーズに合わせた伴走型サポートを提供していますので、お気軽にお問い合わせください。
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