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【必須】採用ピッチ資料とは?構成や作り方、活用方法を事例を用いて解説

  • 更新日 : 2023-12-25

  • 公開日 : 2023-12-25

採用マーケティングの支援を行っているナウビレッジでは、
採用に関する情報はテキストだけでなく、図や動画を活用して分かりやすく伝えるということを重要だと考えています。

企業理念や事業概要、働く環境などを図や動画を活用して伝えるための手法の1つに『採用ピッチ資料』があります。

採用ピッチ資料は、ベンチャーから大企業の採用サイトで高確率で見受けられるようになってきており、採用における必須アイテムといっても過言ではありません。

今回は採用活動において重要なアイテムである採用ピッチ資料について、下記の方向けに解説します。
・採用ピッチ資料が何かわからない
・採用ピッチ資料の作り方がわからない
・採用ピッチ資料の制作費用を知りたい

1.採用ピッチ資料とは

採用ピッチ資料とは、『求職者向けの会社説明資料』のことです。

求職者が応募時や働く際に気になる情報(事業内容、社風、社員、職場環境など)やメッセージを、体系的かつストーリーをもって伝える手法です。

2.採用ピッチ資料のメリット

採用ピッチ資料を作成、活用するメリットは4つあります。

2.1 認知拡大を促進できる

採用ピッチ資料をWEBやSNS等で公開することにより、採用ターゲットからの認知を獲得することができます。
自社のサイトだけでなく、他のWEBサイトや求人媒体、スカウト文にも掲載することで興味を持ってもらいやすくなります。

2.2 ミスマッチが少なくなる

採用ピッチ資料には、会社や事業の説明から働く環境、働いている社員、価値観・文化などを掲載します。
採用ピッチ資料1つで会社の全てが分かるため、企業理解が深まり応募者のスクリーニングをかけることができ、ミスマッチが少なくなります。
面談や面接前に求職者に共有することで、ミスマッチを減らしていきましょう。

2.3 採用コスト削減につながる

認知拡大やミスマッチ減少と関連して、結果的に効率よく自社にマッチする可能性のある採用候補者に出会うことができるため、採用コストを削減することができます。
また、採用ピッチ資料を採用説明会で活用することもできるため、資料作成工数なども削減できます。

2.4 採用チーム内での情報の統一化ができる

採用ピッチ資料はWebサイトやSNSに掲載するだけでなく、採用チーム内で情報を統一するということにも活用することができます。
担当者が複数人いる場合や組織体制/事業内容などが複雑な場合は、担当者ごとに持っている情報や認識が異なることもあります。
採用担当者ごとに把握している情報が異なることがないように、採用ピッチ資料を活用して情報の統一化を図りましょう。

3.採用ピッチ資料の効果的な使い方

作った採用ピッチ資料は自社の採用サイトだけでなく様々な面に広げていくことで、上記のメリットを最大化できます。

3.1 採用サイトやSNSなどで公開する

採用ピッチ資料のWeb公開は、企業の認知度向上やブランディングを見込めるため、おすすめの活用方法です。
自社のWebサイトに埋め込む際には下記のような外部サイトを活用します。これも自社サイト以外への掲載の1つとしてカウントできますね。
https://speakerdeck.com/

採用市場で知名度のある企業や、SNSでの発信力が強い企業は特に効果的です。
SNSはユーザーの拡散力が強く、目を引く採用ピッチ資料であれば、多くのユーザーに閲覧されます。

3.2 スカウト文に添付する

就職・転職サイトのスカウトメールに貼付する活用方法もあります。

多くの求職者はスカウトメールを大量に受け取るため、企業の魅力を長々と書かれても、応募者の興味は引けないでしょう。
他企業に埋もれない工夫が必要です。

採用ピッチ資料に誘導できれば、図やグラフを用いて企業の魅力をより分かりやすく伝えられます。

3.3 面談・面接前に送付する

自社サイトなどに公開していても採用ピッチ資料を見ずに応募する方もいらっしゃいます。
そのような方向けに面談・面接前に必ず採用ピッチ資料を共有し見てもらうようにしましょう。
実際は見ているかどうかが分からないケースが多いため、一律でご案内することが望ましいです。

3.4 人材紹介会社に共有する

採用ピッチ資料を人材紹介会社に共有し、必ず自社担当CA(キャリアアドバイザー)に目を通してもらいましょう。
CAさんが見ることで紹介企業への理解が深まり、求職者の方に紹介しやすくなります。
そして、自社への応募が決まった候補者の方にも採用ピッチ資料を見てもらうよう共有することをお願いしましょう。
求職者の方がCAさんからの情報だけでなく、自分の目で見ることでより一層自社への理解を深めることができます。

実際に弊社では人材紹介会社様に採用ピッチ資料を共有しています。
下記の記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。

4.採用ピッチ資料の構成

採用ピッチ資料に掲載する項目は企業やターゲットによって異なりますが、ここでは新卒/中途の両者に向けてどの企業でも必要となる項目をご紹介します。
必要な項目は下記の5つに大きく分類されます。

・会社概要
・事業概要
・働き方/環境
・社風/文化
・採用要件

それぞれ内容を見ていきましょう。

4.1 会社概要

採用ピッチ資料の会社概要ページ

・会社基本情報
会社名や代表者、住所など基本的な情報を記載します。
ほかに事業のラインナップや沿革、目標などを記載します。

▼必要な項目
・会社名、代表者名、住所、資本金
・沿革
・従業員数
・組織図
・事業名
など

・MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
企業理念へ共感しているかどうかという点は、採用において重要な観点です。
ミスマッチを起こさないためにも詳細に記載しましょう。

採用ピッチ資料のミッション・ビジョン・バリューのページ

・事業概要
企業がどんなサービスを提供しているのか、事業内容を記載しましょう。
複数の事業がある場合は、事業一覧と各事業の詳細、両方を作成することで理解が深まりやすいです。

4.2 働き方/環境

・メンバー紹介
メンバー紹介には、会社にどの部署でどのような社員がどれくらい働いてるのかを記載します。
年齢や性別、部署ごとの割合などをグラフで示すなど、わかりやすく記載しましょう。

・勤務形態
雇用形態や働き方などを記載します。
出社が必要なのか、リモート中心、フレックス制度など、求職者が気になる情報は必ず記載しましょう。

・福利厚生
こちらも求職者が気になる情報です。福利厚生が充実している場合や、特徴的な制度がある場合は、アピールできる要素となるため、必ず記載しましょう。

4.3 社風/文化

企業で働くイメージが付きやすいよう、社風や文化を記載しましょう。
どんなタイプが多いのか、どのような決まりごとが多いのかなどを記載すると伝わりやすいかもしれません。

下記の項目を記載することが多いため、参考にしてください。

・社員インタビュー
・社内イベント
・クレド/大切にしていること
・表彰

4.4 採用要件

最後に、求職者に向けた採用情報を記載しましょう。

主に下記の3つの項目を記載します。

・求める人材
・選考フロー
・採用メッセージ

会社が求める人物像をしっかりと伝えて双方に認識の祖語がないようにしましょう。
また、どのようなフローで応募から入社に至るのかを明記することで、就職・転職活動における疑問や不安が1つ消え、応募しやすくなります。

5.実際どうやって作る?

5.1 必要なもの

採用ピッチ資料を作るために必要なものは下記の通りです。

・企画、構成
・情報やデータ
・コピー
・デザイン
・アップロード

会社の基本情報や採用理念/情報も必要となりますので、予め用意しましょう。

5.2 制作の流れ

制作の流れは、大まかに下記の通りです。
①採用情報を整理する
②構成を考える
③資料作成
④アップロード

基本的にはデザインが必要な制作物となるため、社内にデザイナーがいない場合は外注することをおすすめします。
特に、採用マーケティングの実績や採用ピッチ資料の制作実績がある企業に依頼することが理想です。
単にデザインができるという点で外部に依頼するのではなく、採用マーケティングの実績がある企業に依頼することを推奨します。

6.外注費はどれくらい?

一般的な相場は下記の通りです。

・~50枚:50万円~100万円
・51枚~:要相談

1ページあたり1万円~2万円の単価としてイメージいただくとよいかもしれません。

7.採用に注力するなら必須のアイテム

採用ピッチ資料は求職者とのミスマッチを減らし、採用活動の効率を高めるために必要なツールです。

通常の会社紹介資料とは異なり、求職者に向けてストーリー性をもって採用情報を伝えることが重要です。

採用ピッチ資料の制作を考えている採用担当者の方は、上記を参考に効果的な採用ピッチ資料を作成してください。

ナウビレッジでは相場の制作料金より低い単価で制作することが可能です。
採用マーケティングに精通しているため、採用ピッチ資料の制作以外にもご相談いただくことができます。