CASE STUDY
支援事例
SEO戦略の立案と内製化支援により24倍のCV成果と社内資産の構築
株式会社アーラリンク
-
- 業界
- IT
-
- 社員数
- 50~199名
-
- 課題
- マーケティングノウハウの社内蓄積
-
- サービス
- SEO対策内製化コンサルティング
目次
■事業内容
・電気通信事業
・電気通信設備の貸与、又は販売
・通信機器及び周辺機器に関する企画、開発、販売、貸与、運用び保守
・上記各号に附帯関連する一切の業務
『誰でもスマホ』という格安スマホで事業を中心に時代のニーズに合わせたサービスを提供する株式会社アーラリンク様。
『誰でもスマホ』は通信困窮者にまつわる社会課題の解決につながるサービスです。
格安スマホ事業:『誰でもスマホ』について
信用事故などの事情から大手キャリアでスマホが契約できない方でも契約に関わる審査なしで手軽で安心して契約できるスマホサービスです。
賃貸契約や就労の際、また周囲とのコミュニケーションを断ち切らないために誰にとってもスマホは必要不可欠で、スマホの所有は個人の自立につながります。
アーラリンク様は行政と連携し、独自のスキームを確立させ、事業を伸ばしています。
その他、法人向けレンタル携帯サービスなどの事業も展開されています。
アーラリンク様はより多くの方々にサービスを届けるため、WEB広告など様々なマーケティング施策を実施しています。
今回、SEOコンテンツマーケティングに取り組まれた背景をデジタルマーケティング部の部門長の松岡様に伺いました。
お客様の所属と役職について、『誰でもスマホ』事業について
― 松岡さんの所属と役職、また『誰でもスマホ』事業について教えてください。
2023年からデジタルマーケティング部門に所属し、現在部門長を務めています。
弊社は『誰でもスマホ』という主に通信困窮者の方も安心して契約を結ぶことができる、格安SIMサービスを展開しています。
元々レンタルスマホ事業を展開していましたが、競合との差別化を図っていく中で『誰でもスマホ』サービスにピボットしてきました。
日本には約500万人の通信困窮者と呼ばれる方々がおり、社会課題にもなっています。
そういった方々のご支援につながるサービスを提供しています。
手探りから始まったマーケティングとSEO対策の導入。マーケティング担当としての目標
― アーラリンク様のマーケティング目標はどのような形だったのでしょうか?
シンプルにユーザー数の増加です。『誰でもスマホは』SaaS的なビジネスモデルであるため、ユーザー数の増加と、解約数の減少が安定的な利益につながります。
ただ、私がマーケティングに関わり始めた当初、マーケティング目標を具体的なKPIに落とし込むというということがなかなか難しく、手探りで施策を打つような形でした。
WEB広告はCPAなど目標数値を設定しやすいのですが、SEO施策についてはぼんやりしているところがありました。
ナウビレッジさんからの支援で最初に納品された記事が初月でCVが発生したこともあり、そこから「SEO経由で何件獲得するか」といった明確な目標が生まれだしました。2023年11月頃からですね。
ナウビレッジへご依頼いただく前の課題感
― SEO対策を実施した背景には、どのようなマーケティング課題があったのでしょうか?
当時は広告に依存しており、「もし広告を止めたら集客が止まってしまうのでは」という不安がありました。そのような中、SEOは資産として残るという提案をいただき、取り組むことを決めました。
またマーケティング施策を外部に委託し続けるのではなく、自社で粒度高くやっていきたいという思いもあり、内製化の提案をいただいたので取り組みを始めました。
ナウビレッジの具体的な支援内容
ナウビレッジからアーラリンク様への支援内容
①SEOコンテンツマーケティング支援
サイトへのユーザー流入につながるSEOコンテンツ(記事)の制作
CVまでの導線設計
②SEO内製化支援
アーラリンク様自社内でSEO対策ができるよう下記内容の内製化支援
キーワード選定
記事構成書の作成
ライティング
CTAのデザイン・文言
SEO内製化から得られた定量成果とマーケティング組織強化
― 弊社の支援で得られた成果を教えてください。
まず初期に納品いただいた3記事で、初月に18件のCVがあり、広告よりもCPAが1,000円以上安く抑えられました。手応えと可能性を感じ、SEO施策を本格化しました。
2025年3月現在、SEO施策を始めて1年半弱になりますが、弊社のマーケティング施策の重要な1つになっています。
広告やオフライン営業などとの相乗効果分もありますが、成果としてはサイトのPVは約15倍、月間CV数は、例えば最大でCVがとれた月と比べ約24倍となりました。
マーケティング部も現在は4名体制です。
「ユーザー起点」の考え方、サービスへの落とし込みを資産化
― 定性的な変化やマーケティング部門・社内に変化はありましたか。
「ユーザーは何を求めているのか」という視点を持って仮説を立てる習慣が根付きました。
SEOコンテンツを企画・構成する際はとにかくユーザー視点を持つことが重要で、どのようなステップで考えれば良いのかなど今回の支援の中で会得できたように思います。
このユーザー起点の思考はSEOマーケティング以外にも、サービス設計やオペレーション改善、採用にもつながっており、ひとつの資産だと思います。
社会課題を解決する事業を展開している弊社社員は元々人の役に立ちたい人が多いです。ユーザー視点、お客様に価値を提供することを追求することとの相性は良かったのです。
そのユーザー視点・ユーザー起点の思考をサービス改善やオペレーション改善に落とし込むことにつながっていきました。
また、構成案やチェックリストなど、ナレッジ共有の文化も醸成されました。
今後の事業展望_社会インフラの構築とマーケティング目標
― 今後の展望について教えてください。
より広い層に価値を届けるためのブランディングや認知施策も必要だと感じています。
実際はユーザー様ご本人よりも、ご家族が申し込むケースも多く、そうした周辺の方に届けるための情報設計も今後は重要になってくると思います。
2025年末までに今の2倍近くのCVを目標にしており売上も50億を目指しています。
社会には通信困窮者が約500万人いるといわれていますが、弊社サービスを必要としている人に届けていきたいです。
マーケティング組織としては事業会社のマーケターとして心から自社商品を愛し、かつ常にお客様ファースト/ユーザー目線になっている組織を目指します。
今の主力は通信事業ですが、将来的には不動産や就労支援、衣食住に関わる領域まで展開していく構想があります。
ナウビレッジの特徴
― 弊社の特徴として、どのようなものがあると思われますか?
まず、担当者との信頼関係が築きやすいという良さがあると思います。
例えば、担当してくださった長澤さんが営業の担当という側面だけではなく一気通貫でコンテンツ制作もしているので「私だったらこう考えますよ」という提案が具体的ですぐに納得できることばかりでした。現場で手を動かす人間の苦労も踏まえた内製化の支援をしてくれました。
― 長澤)ありがとうございます!私も、松岡さんが対応してくださり、非常にありがたかったです。ユーザー視点を突き詰める松岡さんだったからこそ、アーラリンク様のサイトがここまで伸びたのだと思っています。
ナウビレッジはどのような会社におすすめですか?
― 弊社の支援は、どのような会社のマーケティングにおすすめですか?
to C かつサービス業の会社におすすめしたいです。
例えば、介護・病院・整骨院などは、SEO対策および内製化が重要だと思います。
また、ターゲットのセグメントがしっかりされてる会社は特に得られる効果が大きいと思います。
弊社の『誰でもスマホ』は一般的なスマホユーザーではなく、「通信困窮者向け」「自立支援」という側面があり多少ニッチなターゲットですが、ナウビレッジさんはターゲットの理解を深めたうえで、訴求の方向性を提案していただけました。
「不特定多数の方に向けてしまい訴求がぼやける」のを避け、より効果的な訴求が実現できたのだと感じます。
― 長澤)そう言っていただけて嬉しいです。今後ともよろしくお願いします!
ナウビレッジへ相談する