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リスティング広告を頑張って設定して配信開始したけど、全く表示されない。
なんて経験をした方、まさに今だという方いらっしゃいませんか?
本記事では、リスティング広告が配信されない原因と解決策をご紹介します。
目次
1.支払い設定が完了していない
リスティング広告が表示されない場合に、まず確認するべき項目が支払い設定です。
リスティング広告では、あらかじめ入金設定を行うことにより広告が配信されます。
クレジットカードをまだ登録していない、入金方法を設定していないといった理由で配信が行われていない可能性があります。
▼解決方法
入金は、手動で銀行入金をするか、クレジットカードによる自動入金を選ぶことができます。
うっかり入金を忘れて残高不足になってしまわないよう、クレジットカードによる自動支払い設定を推奨します。
支払い設定が完了したら、次に残高を確認しておきましょう。
Google広告の場合は、管理画面上部のツールから[請求とお支払い]に入るとアカウントに入金されている残高を確認することができます。
Yahoo!広告の場合管理画面の[アカウント残高]で残高を確認することができます。
2.予算に制限がかかる
予算に制限がかかっている場合も考えられます。
リスティング広告は、一日あたりの予算を決めることができます。
設定したキャンペーン予算に達してしまった場合、予算が足りずに広告が表示されなくなります。
キャンペーンのステータス画面を確認し、赤字で「予算による制限」と表示されていた場合は予算に制限がかかっていると分かります。
▼解決方法
・キャンペーン予算を上げる
一日の予算が低すぎる可能性があるため、まずはキャンペーン予算を引き上げましょう。
・クリック単価を下げる
クリック単価が高いと一日あたりの予算に早く達してしまうため、クリック単価を下げることにより解決できる可能性があります。
3.入札単価が低い
リスティング広告は競合とのオークション(入札)によって配信されます。キーワードに対する入札単価が低すぎると競合他社の入札単価に負けてしまい、広告の掲載順位も下がることにより広告表示が行われなくなります。この場合、広告のステータス列に「入札単価(1ページ目)を下回る」と表示されます。
▼解決方法
・上限クリック単価を上げる
入札単価が低いことにより、広告掲載または表示が行われない場合には、入札単価を上げれば表示される可能性が高まります。
・キーワードを選定する
予算などの兼ね合いから、なかなか入札単価を上げられないことがあるかと思います。そのような場合は、注力すべきキーワードを選別して入札単価を調整しましょう。
4.配信ステータスが一時停止になっている
広告が表示されるためには、広告のステータスが「有効」になっていることが必要です。
広告自体は有効でもキャンペーンなどの別の階層が一時停止の場合、広告は配信されないので、キャンペーン・広告グループ・キーワード・広告のすべての階層を有効にする必要があります。
▼解決方法
・配信ステータスを「一時停止」から「有効」に変える
すべての階層を有効にしなければ配信されませんのでしっかり確認しておきましょう。
5.配信終了日が過去の日付になっている
キャンペーンの終了日が過去の日付になっているなど、配信日が適切でなければ広告表示が行われません。開始日とは広告の配信開始日で、終了日とは広告の配信終了日のことです。過去に配信していたキャンペーンを活用して、再度広告を配信する際にも注意が必要です。
▼解決方法
・スケジュール設定を変更する
終了日の設定を更新することで解決します。
また、配信開始日が未来の日にちになっている場合ももちろん配信されませんので注意がひつようです。
6.Googleの審査に合格していない
広告がGoogleの審査に通っていない場合、もしくは審査が完了していない場合も、広告を配信することができません。
Googleではすべてのユーザーにとって安全かつ適切な広告掲載を維持するため、Google 広告のポリシーに沿って広告の審査が行われます。
[属性] > [ポリシーの承認状況]から、審査中と不承認でそれぞれフィルタをかけ確認します。
▼解決方法
・審査が不承認になっている広告を修正する
Google 広告のポリシーをよく確認し修正しましょう。広告文もしくは誘導先のランディングページ内で差別や暴力など不適切な文言が使用されていないか、「絶対に5キロ痩せます」など過剰な表現を使用していないかをチェックしましょう。
・広告のレギュレーション(=文字数や記号、表現など)を再確認する
7.品質スコアが低い
品質スコアとはほかの広告主と比べたときの広告の品質を表す指標のことで、推定クリック率・広告の関連性・ランディングページの利便性によって決まります。Google広告においてはキーワードに対する1~10段階評価のことです。
▼解決方法
・品質スコアを改善する
「検索キーワードと広告文」「ランディングページ内容と検索キーワード」などの関連性は高いかを見直す必要があります。
8.ターゲティングが狭すぎる
Google広告では年齢や性別をターゲティングできます。
広告が出ない場合はターゲットを絞り過ぎている可能性があります。
また広告を自分で確認しようとしても、設定したターゲットの年齢や性別に自分が該当していない場合、広告は表示されません。
この場合でも正しくターゲティング設定されており、表示回数もカウントされていれば問題ありません。
▼解決方法
・設定を見直す
ターゲティングを狭めすぎていないか設定を見直し、ターゲット設定を広くしましょう。
9.キーワードが設定されていない
そもそも論ですが、キーワードが設定されていない場合も広告は表示されません。
例えば、完全一致で「お好み焼き 大阪」という検索ワードに対して広告を表示させたいのに、
「お好み焼き」とキーワードを間違って設定してしまっていては広告は表示されません。
▼解決方法
キーワードの設定を見直しましょう。
10.キーワードが検索されていない
まったく検索されないようなキーワードを指定している場合は、広告が表示されにくいです。
広告のステータス列を確認して、「検索ボリュームが少ない」と表示されていた場合にはキーワードの見直しを行いましょう。
▼解決方法
検索流入が見込めるキーワードを指定し直すことが必要です。
Googleキーワードプランナーを活用して、キーワードの検索ボリュームを確認するようにしましょう。
11.同じキーワードを検索している
リスティング広告の配信状況を確認するために、自分で何度もキーワードを検索していると、広告が表示されなくなることがあります。
なぜなら検索エンジンの仕組み上、「このユーザーは広告をクリックしてくれない」と認識し、同じユーザーに広告を表示しなくなるためです。
▼解決方法
・Google広告の「広告プレビューと診断ツール」で確認
広告の表示状況を自分で検索するのではなく、ツールを利用して無駄なインプレッションの発生をなくしましょう。
・ブラウザのキャッシュを消して再度検索する
一度キャッシュをリセットして検索し直してみるのもよいでしょう。
12.除外キーワードが設定されている
除外キーワードとは、検索時に広告を表示させないようにするキーワードのことです。
配信キーワードが除外キーワードとして設定されている場合、広告表示が行われません。
また、「キーワードの矛盾」にも注意が必要です。キーワードの矛盾とは、すでに配信されているキーワードを除外した状態のことを指します。
もし、キーワードの矛盾となる場合、Google広告ではアラートが出ます。
除外キーワードもしくはキーワードの矛盾となっていないか、再度確認しましょう。
▼解決方法
・配信キーワードが除外キーワード設定されていないか見直す
・除外キーワードのマッチタイプを確認する
13.配信地域が正しくない
配信地域が設定されている場合、設定した地域以外では広告が表示されません。
リスティング広告はIPアドレスをもとにターゲティングされています。
IPアドレスの位置情報によっては配信外の地域にいると認識され、広告が表示されない場合があります。
▼解決方法
・管理画面のプレビューツールで確認する
・配信地域の設定を再確認する
14.ターゲティング設定が正しくない
Google広告では特定の年齢や性別をターゲティングすることができます。
広告が表示されない場合は設定を間違えてしまっている可能性が考えられます。
▼解決方法
・設定された性別・年齢層を見直す
配信したい属性(性別・年齢層)が有効になっているか、また、ターゲティングの除外設定も確認するようにしましょう。
・プライベートブラウザで確認する
・ブラウザの閲覧履歴データ(キャッシュ)を消去する
15.リマーケティングリストのサイズが小さい
リマーケティングリスト(過去にWEBサイトを訪問したユーザーのリスト)のサイズが小さい場合は広告が配信されません。
現在では、過去30日間でアクティブなユーザーが1000以上たまっていないと配信することができません。
アクセスが少ないサイトの場合はそもそもリマーケティング広告を配信することが難しいことがあります。
設定に問題がないにもかかわらず、リマーケティングを設定しているキャンペーンの表示回数が0の場合は、タイムラグが起こっている可能性があります。
数日様子をみるとよいでしょう。配信設定に問題なければ大丈夫です。
▼解決方法
・サイトへのアクセス数を増やし十分なリマーケティングリストを確保する
・オーディエンスリストの対象ページを増やす
・タグをすべてのページに設置する
16.まとめ
本記事では、リスティング広告が表示されない場合にチェックする15の原因と、
その対策方法について解説をしてきました。
広告が非表示になっていることに気が付いたら、まずこの記事を参考にして一つずつ再度確認しましょう。
それでも解決しない場合は、GoogleやYahooに確認することがおすすめです。