CASE STUDY
支援事例
HubSpotを“成果を生むエンジン”へ!営業活動の可視化で、営業スピードと精度が劇的に向上|スマートシェア株式会社様
スマートシェア株式会社
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- 業界
- IT
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- 社員数
- 50名未満
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- 課題
- HubSpotを「使いこなせない」状態からの脱却
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- サービス
- コンサルティング
目次
■企業紹介
スマートシェア株式会社
HP:https://www.smartshare.jp/
業界:マーケティング / デジタルマーケティング / ITサービス
従業員数: 10~50名
導入サービス: Sales Hub
スマートシェア株式会社(2011年2月設立、東京都渋谷区)は、SNSに特化したデジタルマーケティングソリューションを中心に、システムの受託開発やBPOマーケティング支援サービスを提供するITサービス企業です。
同社の主軸となる事業は、自社開発のSNSマーケティングプラットフォーム「OWNLY(オウンリー)」の提供で、多くの有名ブランドとの直接取引を通じて、最先端のマーケティング知見を蓄積されており、ITとマーケティングの専門性を両輪として成長を続けています。
導入前の課題:HubSpotを「使いこなせない」状態から脱却したい
スマートシェア様は、事業拡大に伴う顧客・案件数の増加に対応するため、すでにCRM/SFAツールであるHubSpotを導入されていました。
しかし、「ツールを入れたらすぐに業務効率化が進む」という理想とは裏腹に、実際にはHubSpotの機能が十分に活用されず、「形骸化」している状態に陥っていました。多くの中小企業が直面する「ツールの定着化」という壁そのものでした。
特に、営業部門においては、以下の2点が深刻な課題となっていました。
課題1. 営業プロセス・案件管理のブラックボックス化
・入力内容の不統一と精度低下
営業担当者ごとにHubSpotへの入力内容や粒度がバラバラで、案件情報が不正確になっていました。
・プロセスの追跡不能
アポ取得から商談、そして受注に至るまでの営業プロセス(パイプライン)を、HubSpot上で正確に追跡・管理できていませんでした。
・客観的な把握の困難さ
結果として、案件管理の基盤が整わず、営業活動全体を客観的に把握し、ボトルネックを発見することが極めて難しい状態でした。
課題2. レポーティング機能の活用不足による「判断の遅れ」
・進捗と売上データの非可視化
各営業担当者の目標に対する進捗や売上データが、リアルタイムで可視化されていませんでした。
・タイムリーなアクションの遅れ
管理者が必要な営業データをタイムリーに確認できず、課題の早期発見や、適切な改善アクション(例:テコ入れすべき案件の指示出し)が遅れがちになってしまうという問題を抱えていました。
これらの課題を解決し、「うまく使いこなせていなかったHubSpot」から「組織の成長を加速させる基盤」へと変革させることが、最大のミッションとなりました。
HubSpot導入:HubSpotを”成果を生むツール”へ再設計

上記で明らかになった課題を解決するため、ナウビレッジでは単なるツールの設定代行ではなく、「営業組織の仕組みそのものを再構築する」という視点で支援をさせていただきました。
特に重視したのは、「現場の負担を増やさず、管理に必要な情報が自然と集まる仕組み」を構築することです。
具体的には、以下の3つのステップで進めさせていただきました。
ステップ1:現状の可視化と運用ルールの策定
まず、スマートシェア様と共同で営業活動の根本を見直しました。
1.営業フローの徹底的な整理と可視化
アポ取得から商談、受注に至るまでの実際の営業フロー(業務プロセス)を丁寧にヒアリングし、現状の動きをすべて可視化しました。
2.ボトルネックの洗い出しと運用方針の策定
可視化されたプロセスに基づき、どこに「ムダ」や「情報の抜け」があるかを洗い出しました。その上で、HubSpotをどのように活用すれば課題が解決できるのか、具体的な運用方針を明確に策定しました。
ステップ2:入力促進とデータ精度の向上を実現する仕組み構築
次に、課題の根源であった「入力内容の不統一」を解消するため、HubSpotの設定と運用設計を改善しました。
・必要な情報の明確化
管理者が「判断を下すため」に必須となる情報を明確に定義し、それを確実に記録できる項目をHubSpot上に設計しました。
・現場負担を抑えた設計
入力項目を無闇に増やすのではなく、営業活動に直結する項目に絞り込み、必須入力項目を設定するなど入力の仕組みを整理しました。これにより、営業担当者の入力負担を最小限に抑えつつ、入力精度を大幅に高める工夫を施しました。
ステップ3:組織全体を動かす「ダッシュボード」の構築
最後に、管理側の迅速な判断と、現場のモチベーション向上に繋がる仕組みを構築しました。
・目標進捗のリアルタイム可視化
HubSpotのレポート機能を最大限に活用し、各営業担当者が自身の目標に対する進捗を一目で確認できる「パーソナルダッシュボード」を構築しました。
・チーム状況の「見える化」
管理職向けには、チーム全体のパイプライン状況や重要指標を網羅したダッシュボードを整備。日々の営業活動の状況が、組織全体の戦略と紐づいて把握できる「マネジメント基盤」が完成しました。
これらの支援により、スマートシェア様のHubSpotは、単なるデータ保管庫ではなく、日々の活動と組織の戦略をつなげる生きたツールへと生まれ変わりました。
サポート後の成果:営業の「精度」と「スピード」が劇的に向上
支援後、HubSpotの運用基盤が確立された結果、スマートシェア様の営業組織には以下のような成果が現れました。
成果1. 案件管理の精度向上とマネジメント負荷の軽減
・入力率の大幅な向上
営業担当者が「何を」「なぜ」入力すべきかが明確になったため、HubSpotへの入力率が大幅に向上し、データが漏れることがなくなりました。
・案件情報の正確性の確保
入力データの正確性が高まったことで、案件情報が最新かつ正確に保たれるようになり、商談状況のリアルタイムな把握が容易になりました。これにより、管理者は個々の営業担当者への確認工数が減り、マネジメント負荷が軽減しました。
成果2. 課題発見サイクルの高速化と営業スピードの加速
・「リアルタイム」での状況把握
管理者が注視すべき重要指標(KPI)がダッシュボード上でリアルタイムに可視化されました。
・迅速な改善アクション
以前は数週間遅れで把握していた売上や進捗の数値を、今では即座に確認できるようになりました。これにより、課題を早期に発見し、改善アクションを迅速に起こせる体制が確立しました。
・組織全体の営業スピード加速
管理者の判断が早くなったことで、組織全体でPDCAサイクルが高速で回り始め、結果として営業スピードが加速しました。
これらの相乗効果により、営業活動の「精度」と「効率」が抜本的に改善され、チーム全体のパフォーマンスが持続的に向上する基盤が完成しました。
スマートシェア株式会社様よりコメント
導入後の成果について、スマートシェア株式会社様から、次のようなコメントをいただきました。
「これまでHubSpotを使っていたものの、運用の基盤が整っておらず、十分に活用できていませんでした。
ナウビレッジさんの支援によってフローの整理から運用ルールの策定まで丁寧にサポートいただき、ようやく“使えるHubSpot”に生まれ変わったと実感しています。
今では営業担当者の行動が見える化され、管理側も安心して改善指示を出せるようになりました。」
HubSpot導入・導入後のサポートをご検討中の企業様へ
もし「非効率な手作業をなくしたい」「営業活動を高速化したい」といった課題をお持ちなら、HubSpotの導入がその解決策となるかもしれません。
また、すでにHubSpotを導入されている企業様の場合、「定着までの時間がかかる」「導入したものの形骸化してしまっている」といった悩みをお持ちの場合も、ぜひご相談ください。
ナウビレッジ株式会社は、HubSpotの導入設計から運用定着、機能拡張までを一貫してサポートします。貴社のビジネス課題を丁寧にヒアリングし、HubSpotの機能を最大限に活用した最適な解決策をご提案いたします。まずはお気軽に、ナウビレッジの無料相談をご利用ください。
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