デジタルマーケティング公開日 2024.01.30 / 更新日 2026.10.21

人材紹介の集客方法11選|求職者を集める手段の比較と面談率での測り方

監修:今村 邦之(ナウビレッジ株式会社 代表取締役)

Summaryこの記事の要約

  • 求職者を集める主な手段は11あります。1つに頼らず、複数を組み合わせると面談数が安定します。
  • Indeedは、2026年3月18日以降、人材紹介会社の求人は有料掲載が必須になりました(Indeed公式ヘルプ、2026年10月19日確認)。無料掲載を前提にした計画は見直しが必要です。
  • 手段の良し悪しは、面談1件あたりの費用(面談原価)で比べます。ナウビレッジが目安にしている面談率は、スカウト50%、広告系35%、Indeed25%です。
目次

人材紹介の集客は、集めたい求職者に合う手段を選び、登録数ではなく面談につながったかで比べて予算を配分するのが基本です。

人材紹介の集客(求職者集客)とは、転職を考える人との接点をつくり、自社への登録とキャリアアドバイザー(CA)との面談につなげる活動です。

ナウビレッジは、広告を登録単価(CPA)だけで運用しません。求職者のデータベースを整え、経路ごとの面談原価や決定原価を見ながら、集客の成果を最大にすることを支援しています。

この記事では、150社以上の人材企業の支援実績(2026年10月時点)をもつナウビレッジが、求職者を集める11の手段を比べます。比べる軸は、向いている求職者、費用のかかり方、成果が出るまでの期間、手間の4つです。

こんな方に向けて書いています:スカウト頼みの集客から抜け出したい方/広告を始めたのに面談が増えない方/どの手段に予算を回すか決めたい方

経験者・未経験者や職種ごとの訴求の違い、登録後に面談へつなげるフォロー(CS)の進め方は、人材紹介マーケティング大全で詳しく扱っています。

150社以上の人材企業の支援実績

スカウト・Indeed・広告。どこに予算を回すか、決めきれていませんか。

今の広告戦略でいいのか不安…。経路ごとの登録数と面談数を伺いながら、次に試す手段と予算の配分を一緒に整理します。

集客の予算配分を相談する

人材紹介の集客は「量・質・安定性」で考える

求職者の集客は、CAが面談できる量を確保したうえで、決定につながる質と、月ごとにぶれない安定性を手段の組み合わせでつくる仕事です。

人材紹介の事業は、求職者の集客、求人の開拓、面談から決定までの運営がかみ合って伸びます。このうち集客は、CAが面談できる求職者を毎月安定して届ける役割を担います。

集客の良し悪しは、次の3つの順で確かめます。

  1. 量:CAの面談枠を埋められるだけの登録があるか
  2. 質:登録した人が面談に進み、紹介できる求人と合っているか
  3. 安定性:月ごとの登録数と単価が大きくぶれていないか

安定性が欠けると、CAを何人採るか、広告費をどこまで増やすかを決められません。1つの手段に頼ると、単価の上昇や規約の変更がそのまま面談数に響きます。スカウト、広告、アフィリエイトなど、手段を分けておくことが安定への近道です。

どの手段が効くかは、集めたい求職者によって変わります。職種を決めている経験者には、求人そのものが響きやすいです。職種を決めかねている未経験者には、相談で得られる助言が響きやすいと私たちは考えています。どの手段で集めても、得意な職種や地域、支援の中身が伝わらなければ選ばれません。詳しくは人材紹介マーケティング大全の「経験者と未経験者のちがい」をご覧ください。

求職者を集める11の手段を比べる

求職者を集める手段は、向いている求職者、費用のかかり方、成果が出るまでの期間、手間の4点で比べると選びやすくなります。

求職者を集める11の手段を4つに分けた図。攻める=スカウト、広告で集める=Indeed・リスティング広告・ディスプレイ広告・Meta・X・TikTok広告・アフィリエイトと送客サービス、資産を育てる=SEO・SNS・YouTube・AEO、関係を生かす=紹介・過去の登録者の掘り起こし・イベント。それぞれに成果が出るまでの目安(早い・中くらい・長い)を付けている
11の手段を動き方で4つに分け、早く効く手段と育てる手段を組み合わせる
手段 向いている求職者 課金の仕組み 成果が出るまで 手間
スカウト 職種の経験がある転職希望者 媒体の利用料(契約の形は媒体ごと) 早い 文面づくり、送信、返信対応
Indeed(求人検索エンジン) 具体的な求人を探している人 クリック課金の有料掲載 早い 求人票の作成と更新
リスティング広告 「職種名+転職」などで検索する、意欲の高い人 クリック課金 早い キーワード・広告文・LPの改善
ディスプレイ広告(Google・Yahoo!) まだ検索していない人、LPを見て登録しなかった人 表示課金・クリック課金 早い〜中くらい バナーの制作、配信先と対象の調整
Meta・X・TikTok広告 まだ検索していない人、未経験・若手、特定の職種の人 表示やクリックに応じた課金 早い〜中くらい 画像・動画の制作と入れ替え
アフィリエイト・送客サービス エージェントを比べている人 成果報酬(登録などの成果ごと) 中くらい 掲載先の選定、成果条件の管理
SEO・SNS・YouTube 情報を集めている段階の人 制作・運用の人件費や外注費 長い 継続した制作と更新
AEO(AI検索対策) ChatGPTやGoogleのAIに聞いて、転職エージェントを比べている人 広告費はかからず、制作・運用の手間が中心 中くらい 自社の情報(ブランドコンテキスト)を整え、AIに引用される形で発信し続ける
紹介・リファラル 過去の登録者や、転職した人の知人・同僚 金銭は発生しない(依頼の手間のみ) 中くらい 関係づくりと依頼
過去の登録者の掘り起こし 以前に登録し、面談や決定に至らなかった人 連絡の手間が中心 早い 希望の確認と求人の案内
イベント 転職を考え始めた人、新卒・第二新卒 会場や告知の費用 中くらい 企画と当日の運営

表は、ナウビレッジの支援経験から一般的な傾向をまとめたものです。このほか、2026年8月には日本でもChatGPT広告の提供が始まりました。手段ごとの章の最後で触れます。

主な手段の金額の幅は、次のとおりです。

手段 課金の仕組み 金額の幅
スカウト 媒体の利用料と成果報酬の組み合わせなど、媒体ごとに違う 媒体や契約で幅が大きく、一律に言えない
Indeed クリック課金。人材紹介の求人は2026年3月18日から有料掲載が必須(Indeed公式ヘルプ) 1クリック100〜300円程度(職種・地域で変わる)
リスティング広告 クリック課金 人材紹介・求人の分野で1クリック数百円〜2,000円程度。クリック単価は年々上がる傾向にある
ディスプレイ広告(Google・Yahoo!) 表示課金・クリック課金 1クリック数十円〜200円程度
Meta広告(Facebook・Instagram) 表示課金・クリック課金など 1クリック40〜300円程度
X・TikTok広告 表示課金・クリック課金など 配信の目的や対象で幅が大きく、一律に言えない
アフィリエイト 成果報酬(別にASPの手数料) 登録1件あたり3,000円〜1万円程度。領域や掲載場所によっては、1件数万円になることもある
送客サービス 面談の実施ごとの課金、月額定額など 面談1件あたり1.5万〜3.5万円程度
AEO(AI検索対策) 広告費はかからず、制作・運用の手間が中心 取り組む範囲で変わり、一律に言えない

ナウビレッジ調べ(2026年10月時点)。料金は時期や条件で変わるため、目安として見てください。人材紹介に限った相場ではなく、ナウビレッジの料金でもありません。SEO・SNS・YouTube・イベントは、金額の幅を一律に示しにくいため載せていません。紹介と過去の登録者の掘り起こしには、金銭は発生しません。

どの手段から始めるかは、集めたい求職者で決まります。経験者を集めるならスカウトとIndeed、未経験・若手ならリスティング広告、Meta・X・TikTok広告、アフィリエイトが軸になりやすいです。Web広告の優先順位は人材紹介の広告戦略でも詳しく解説しています。

手段ごとの使い方と注意点

どの手段も、集めたい求職者と自社が紹介できる求人が合っていなければ、登録が増えても面談や決定には進みません。手段ごとに押さえる点をまとめます。

スカウト:経験者を集める最初の手段

スカウトは、転職サイトのデータベースから条件に合う人を探し、直接メッセージを送る手段です。職種の経験がある人に求人の魅力を直接伝えられるため、経験者の集客ではまず検討します。

文面は長く書くより、相手の経験と求人のどこが合うかを短く伝えます。送信数・返信数・返信率を配信先ごとに記録し、曜日と時間帯、対象の絞り方、文面、添える求人の4点を変えながら改善します。

人材紹介会社のスカウト利用は、新規の審査が厳しくなっている媒体もあります。対象の求職者がいる媒体は、早めに契約しておくのがナウビレッジの考え方です。

Indeed:有料掲載が前提になった

Indeedは、具体的な求人を探している人に届く求人検索エンジンです。2026年3月18日以降、人材紹介会社による人材紹介求人は、有料掲載が必須になりました。出典はIndeed「採用企業以外の求人掲載事業者およびアグリゲーター」です(2026年10月19日確認)。

掲載する求人には、実際の雇用主の会社名を設定し、人材紹介会社による求人であることを求人票に明記する必要があります。「社名非公開」のような書き方は認められていません。有料掲載はクリック課金で、クリック単価は入札で決まります(Indeed「料金・有料オプションでの掲載について」)。

Indeedは登録が集まりやすい一方、面談まで進む割合は広告やスカウトより低くなりやすい手段です。運用の進め方は人材紹介会社のIndeed運用で解説しています。

リスティング広告:意欲の高い人を検索で捉える

リスティング広告は、Google・Yahoo!・Microsoft Bingの検索結果に出す広告です。「第二新卒 転職」のように自分で検索する人に届くため、転職意欲が高く、面談に進みやすい傾向があります。

成果を左右するのは、広告文とリンク先のLP(ランディングページ)の一致です。登録フォームはページの上部に置き、LPのつくりは成果が上がるLPの構成を参考にしてください。キーワードや相場は人材紹介のリスティング広告で詳しく扱っています。Web広告と求人サイトの刷新で応募単価を下げた例は、ディンプル様の事例をご覧ください。

ディスプレイ広告(Google・Yahoo!):検索していない人と、一度来た人に届ける

WebサイトやアプリのGoogle・Yahoo!の広告枠に、画像などで出す広告です。まだ転職を検索していない人に知ってもらうほか、LPを見て登録しなかった人にもう一度表示するリターゲティングに使います。

クリック単価はリスティング広告より低めですが、登録に直結しにくい面があります。リスティング広告と組み合わせ、面談原価で効果を確かめます。

Meta・X・TikTok広告:検索していない人に悩みから届ける

Instagram・Facebook・X・TikTokに、画像や短い動画で広告を出す手段です。まだ転職を検索していない人にも届くため、未経験・若手の集客で使われます。TikTokは若手に届きやすく、Xは特定の職種の人が集まる話題や、拡散される投稿と組み合わせやすい媒体です。

未経験・若手には、求人の条件より「今の仕事の悩み」や「相談してよかった体験」を伝える広告が響きやすいです。経験者向けには、知名度の高い企業の求人や説明会を伝える広告が使えます。登録は集まりやすい反面、面談率が低くなる場合があるため、面談原価で確かめます。

アフィリエイト・送客サービス:比べている人に選んでもらう

アフィリエイトは、転職エージェントの比較サイトやランキングサイトに掲載してもらい、登録などの成果ごとに報酬を払う手段です。自社の領域で比較サイトが5つ以上あるなら、前向きに検討してよいというのがナウビレッジの目安です。

ASP(広告の仲介会社)に任せきりにせず、載りたいサイトを自分で検索して選びます。求職者を紹介してもらう送客サービスも含め、何が成果として課金されるか、重複した登録をどう扱うかを契約前に確かめましょう。進め方は人材紹介のアフィリエイト広告で解説しています。

SEO・SNS・YouTube:時間はかかるが、比べられるときの材料になる

自社サイトの記事や求人ページ、SNSの投稿、YouTubeの動画で、検索や閲覧から登録を得る手段です。成果が出るまで時間がかかるため、直近の面談不足を埋める手段にはなりません。

一方で、スカウトや広告で社名を知った人は、登録の前に社名を検索して評判や得意分野を確かめます。そのときに得意な職種や支援の流れが分かるページがあると、登録への後押しになります。求人サイトのつくりは人材紹介の求人サイト制作のコツをご覧ください。

AEO(AI検索対策):AIの回答で名前が挙がるようにする

AEOは、求職者がChatGPTやGoogleのAIモード、AIによる概要で転職エージェントを調べたときに、回答の中で自社が引用されるようにする取り組みです。AIに聞いて比べている人に、候補として自社を示す手段になります。

用意するのは、次のような情報です。

  • 正確なサービスと会社の情報(社名・得意な職種と地域・支援の流れ)
  • 各ページの冒頭で質問に答える構成
  • 求職者がよく聞く質問への答え(FAQ)
  • ページによって食い違わない事実
  • 時点を書いた実績

広告と違い、配信を始めればすぐ成果が出るものではありません。どの質問の回答で引用されているかを定期的に確かめ、情報を更新し続けます。ナウビレッジも、自社の情報をこの考え方で整えています。

紹介・リファラル:転職した人や過去の登録者のつながりを生かす

転職を支援した人や過去の登録者に、転職を考えている知人や同僚を紹介してもらう手段です。支援の中身を知っている人からの紹介なので、相談への期待がそろった状態で面談に進みやすくなります。入社後のフォローの連絡の中で、自然にお願いできる流れをつくっておきます。

「お祝い金」などの名目で、常識の範囲を超える金銭等を求職者に渡して登録を勧めることは、職業安定法に基づく指針で禁止されています。ナウビレッジでは、紹介への謝礼は渡さずに、紹介を依頼する形をお勧めしています。

過去の登録者の掘り起こし:広告費をかけずに面談を生む

以前に登録し、面談や決定に至らなかった人に、もう一度連絡する手段です。時期や状況が変われば、転職を考え直すことがあります。新しい求人が入ったときに、希望が合う人へすぐ案内できる状態にしておくのが基本です。

連絡するときは、本人の同意と今の希望を確かめてから案内します。登録者の情報とLINEのやり取りをつなげる方法は、人材紹介のLINE活用術で解説しています。HubSpotで掘り起こしを回す方法は、HubSpotで人材紹介を回す全体像をご覧ください。

マッチングはPORTERSで続け、登録者への継続的な連絡だけをHubSpotで行いたい会社には、HubSpotとPORTERSのAPI連携サービスもあります。

イベント:転職を考え始めた人に会う場をつくる

転職セミナーや企業の説明会は、まだ求人を探していない人と接点をつくる手段です。参加者はその場で相談の予約まで進めやすく、面談につなげやすいのが特長です。

イベント自体にも集客が必要なので、Meta広告などで告知し、参加後すぐに面談の日程を決められる流れを用意しておきます。

新しい広告の面:ChatGPT広告

ChatGPT広告は、ChatGPTの回答の下に表示される広告です。日本では2026年8月11日に提供が始まりました(OpenAI「ChatGPT での広告のテスト」)。

OpenAIの広告ポリシー(2026年9月10日更新)では、個別の求人を伝える広告は禁止されています。試験運用の初期に対象とされている分野は、生活用品、地域のサービス、旅行、デジタル製品や教育などです。人材や求人の分野は挙がっていません(いずれも2026年10月19日確認)。

今の時点では、対象の分野がどう広がるかを見ながら情報を追う段階です。試すときも、ほかの手段と同じく面談率と面談原価で比べます。

150社以上の人材企業の支援実績

求職者の集客を、スカウトだけに頼っていませんか。

スカウトの単価や審査の変化に、毎月振り回されている…。LPや広告で自社に直接登録してもらう経路を、事業の段階に合わせて一緒につくります。

自社集客の立ち上げを相談する

集客の成果は、登録数ではなく面談率と面談原価で測る

集客手段の良し悪しは、面談1件あたりの費用(面談原価)で比べ、最終的には決定1件あたりの費用(決定原価)で判断します。

登録1件あたりの費用(登録原価)では比べません。登録は安くても、面談まで進む人が少ない手段があるからです。

ナウビレッジでは、登録から面談までを「登録 → 面談設定 → 面談実施」の3段階に分けて見ています。面談率は「面談設定率 × 面談実現率」で求めます。予約のあとのキャンセルは人材紹介では3割ほど出るため、面談実現率は7割程度に落ち着きます。

ナウビレッジが目安にしている面談率は、スカウトで50%、広告系で35%、Indeedで25%です(人材紹介マーケティング大全)。

登録・面談設定・面談実施の3段階と、面談率は面談設定率と面談実現率のかけ算で求めること、経路は登録原価ではなく面談原価で比べることを示した図
登録から面談までを3段階で追い、経路は面談原価で比べる

たとえば、登録原価1万円で面談率25%の手段と、登録原価2万円で面談率50%の手段は、どちらも面談原価が4万円です。登録原価だけを見ると前者が安く見えますが、面談1件にかかる費用は変わりません。

決定までは時間がかかるため、短期では面談原価で比べ、決定が出そろった段階で決定原価を確かめます。面談原価を下げるには、登録原価を下げる、面談設定率を上げる、面談実現率を上げるの3つしかありません。

手段ごとに比べるには、経路別に登録日・面談設定日・面談実施日・決定日を残しておく必要があります。登録後のフォロー(CS)で面談率を上げる方法は、人材紹介マーケティング大全で解説しています。

改善は「面談までの対応 → LP → 広告」の順に進める

改善は、まず登録から面談までの対応を確かめ、次にLP、最後に広告の順で進めます。受け皿が整っていないまま広告を増やしても、面談原価は下がらないためです。

改善の順番を示した図。1 面談までの対応(登録直後の連絡・日程調整・リマインドで面談設定率と面談実現率を上げる)、2 LPの登録率(広告だけで見れば成果をいちばん左右する)、3 広告のターゲティング(ずれると登録が集まらず面談の実施率も下がる)の順に進め、判断は面談原価、最後は決定原価で行う
面談までの対応 → LP → 広告の順に直し、面談原価で判断する

登録から面談までの対応では、登録した直後の連絡の速さ、日程調整のしやすさ、面談前のリマインドを確かめます。

判断は面談原価で行います。そのうえで広告だけに絞って見ると、成果をいちばん大きく左右するのはLPの登録率です。LPでは、登録フォームをページの上部に置き、質問の数を絞って、1問ずつ答えられる形にします。具体的な作り方は人材紹介マーケティング大全の「中途領域のLP」と「フォーム」で解説しています。

最後に広告を見直します。広告のターゲティングがずれていると、そもそも登録が集まりません。登録が取れても、面談の実施率が下がります。

HubSpotで、すべての経路を1つの画面で比べる

経路ごとの面談原価や決定原価を見るには、登録から決定までが1つのデータでつながっている必要があります。ナウビレッジは、広告の運用とあわせて、HubSpotでこのデータベースを整えるところから支援します。

HubSpotを使うと、求職者が登録した時点で、どの経路から来たかが自動で記録されます。経路ごとの登録・面談の予約・面談の実施・決定を1つのダッシュボードに並べられます。すべての手段の面談率と面談原価を同じ物差しで比べられるため、予算を寄せる判断がしやすくなります。

登録後の対応も同じ場所で回せます。日程調整のリンク、担当CAの自動の割り当て、面談前のリマインドを仕組みにすれば、面談設定率と面談実現率を上げられます。過去の登録者の掘り起こしも、同じデータのまま進められます。

ナウビレッジはHubSpot Diamond Partnerとして、人材紹介会社向けのHubSpot導入を支援しています。業務の流れに沿った使い方は、HubSpotで人材紹介を回す全体像で解説しています。

150社以上の人材企業の支援実績

登録単価だけで、広告の良し悪しを判断していませんか。

CPAは下がったのに、決定が増えない…。HubSpotなども使って登録から決定までのデータを整え、経路ごとの面談原価と決定原価を見ながら、予算を寄せる手段を一緒に整理します。

決定までの数字から集客を見直す

集客費用は、媒体費・運用手数料・制作費・社内の手間を合わせて見る

集客費用は、媒体に払う費用だけでなく、運用手数料、LPや広告素材の制作費、社内の対応の手間まで合わせて見積もり、面談原価と比べて判断します。

費用 金額が変わる要因
広告・媒体の費用 職種、地域、配信量、媒体の契約条件
運用手数料(外部に任せる場合) 対象の媒体、改善の範囲、報告の頻度
LP・広告素材の制作費 新しく作るか直すか、素材の種類と本数
社内の手間 スカウトの送信、登録後の連絡、面談、求人票の更新

手段ごとの金額の幅は、前の章の表にまとめています。広告運用を外部に任せる場合の手数料は、広告費の10〜20%が多くなっています(ナウビレッジ調べ、2026年10月時点)。

これはナウビレッジの料金ではなく、人材紹介に限った相場でもありません。見積もりを比べるときは、最低手数料の有無と、制作・計測の設定・改善の提案がどこまで含まれるかをそろえて確かめましょう。代理店を選ぶときの観点はリスティング広告代理店の選び方にまとめています。

広告の運用を自社で行う(インハウス化する)選択もあります。最初は外部の力を借りて型をつくり、社内に運用できる人が育ってから内製に切り替える進め方が現実的です。ナウビレッジでは、人材紹介のマーケティング支援として、運用の代行から内製化の支援まで、事業の段階に合わせてご相談をお受けしています。

集客の始め方:5つの手順

集客は、集めたい求職者と必要な面談数を決め、今の経路の数字を並べてから、1〜2つの手段で始めて面談原価を見ながら広げます。

  1. 集めたい求職者と、必要な面談数を決める:紹介できる求人の職種・地域・経験と照らし合わせ、CAが受けられる面談の数から逆算します。
  2. 今の経路ごとの数字を並べる:経路ごとに登録数、面談設定数、面談実施数、決定数を並べ、どこで止まっているかを見ます。
  3. 登録後の連絡とLPを整える:まず、登録した直後に連絡し、面談の日程を決められる形にします。そのうえで、広告で伝える内容、LPの説明、面談で提供する支援をそろえます。
  4. 1〜2つの手段で始め、測り方を決める:経路ごとに登録日から決定日までを記録できる状態で配信を始めます。
  5. 面談原価を見て予算を寄せる:面談原価が低い手段に予算を寄せ、新しい手段は少ない予算で試します。

事業の段階ごとの組み合わせ

ナウビレッジの支援経験では、事業の段階によって主に使う手段と、まず見る指標が変わります。金額ではなく、手段の組み合わせの目安として見てください。

段階 主に使う手段 補う手段 まず見る指標
立ち上げ期(CAが少数) スカウト、紹介 Indeed 面談設定率
拡大期(CAを増やす) リスティング広告、Meta広告、アフィリエイト Indeed、イベント 経路ごとの面談原価
安定期(自社集客を厚く) SEO・SNS・YouTube、過去の登録者の掘り起こし 広告(予算は面談原価で寄せる) 決定原価、自社経路の比率

立ち上げ期は、少ない人数でも確実に面談を生むスカウトと紹介を軸にします。CAが増えたら広告とアフィリエイトで量を足し、安定してきたら自社サイトや過去の登録者など、広告費に頼らない経路の比率を上げていきます。

ナウビレッジによく寄せられるのは、「広告の成果が出ない」「今の代理店に不満がある」「どの集客方法が合うか分からない」という相談です。支援では、配信の設定だけを変えるのではなく、まず登録から面談までの対応を確かめ、次に訴求とLP、最後に広告の順で見直します。

集客でよくある失敗と対策

集客の失敗の多くは、手段の選び方より、測り方と登録後の対応で起きます。ナウビレッジの支援でよく見るものを5つ挙げます。

よくある失敗 起きること 対策
1つの手段に頼る 単価の上昇や規約の変更で、面談数が急に減る 手段を分け、複数の経路で面談数を支える
登録数や登録単価だけで判断する 面談に進まない経路に予算が流れる 面談原価で比べ、決定が出そろったら決定原価で確かめる
登録後の連絡が遅い 転職への気持ちが冷め、面談設定率が下がる 登録した直後に面談の日程を決められる形にする
LINEの友だち追加を広告の成果にする 登録単価は下がるが、面談率が下がり追いかける手間が増える 広告の成果はフォームでの登録に置く
経路ごとの数字を誰も見ていない 面談設定率の差に気づかず、同じ配分を続ける 経路ごとの数字を週ごとに見る担当を決める

どれも、経路ごとに登録から面談、決定までを追えていれば早く気づけます。登録後の連絡とフォローの具体策は人材紹介マーケティング大全にまとめています。

150社以上の人材企業の支援実績

広告費をかけても、面談原価が下がらない。

代理店に任せているのに、何を直せばいいのか分からない…。登録後の連絡、LP、広告の順に一続きで見直し、面談原価を下げる打ち手を一緒に考えます。

面談原価を下げる方法を相談する

人材紹介会社の集客の支援事例

ナウビレッジは、広告の運用、LPやサイトの刷新、媒体に頼る集客からの切り替えなどで、人材紹介会社の集客を支援してきました。

たとえば、愛知・岐阜・三重を中心に人材紹介を行うみらい人材サポート株式会社様です。2022年9月から、LPの制作と、Google広告・Meta広告・アフィリエイト広告の内製化を支援しています。取り組み前に9割以上を占めていたスカウトからの流入は6割程度に抑えられ、3割は自社集客ができている状況です。自社集客経由の売上に対する広告費率は、10か月で20%以下を達成しました(みらい人材サポート様の事例)。

ほかにも、次のような事例があります。

会社 取り組んだ手段 成果(事例ページの表記)
株式会社クリーク・アンド・リバー社様 マーケティング戦略の設計の見直し、広告運用、求人サイトの制作など 面談に至る人数は前年比150%増、最終的な成約数も前年比130%増
株式会社ディンプル様 Web広告の運用、求人サイトのリニューアル、コラムの制作 応募単価を当初の約1/4にまで削減。コラムのセッション数は約10倍
株式会社TREX様 Web広告の運用、スカウト配信、LP制作、KPIの管理 全社の月間決定数が、支援開始から約1年で約10件から約30件に。売上は導入前の約10倍
株式会社DEiBA Company様 Google広告・アフィリエイト広告の運用、サイトの刷新 流入数は着実に増加。企業向けHPの改修後は問い合わせ件数も増加

いずれも個別の事例であり、同じ成果を約束するものではありません。

よくある質問

Q.人材紹介の集客は、最初にどの手段から始めるべきですか?

集めたい求職者で決まります。職種の経験がある人を集めるならスカウトから、未経験・若手ならリスティング広告やアフィリエイトから始めることが多いです。

Q.少ない予算でも集客できますか?

手段を絞れば始められます。ただし、必要な面談数を確保できるかは別に確かめます。過去の登録者への再度の連絡など、広告費をかけない手段も組み合わせてください。

Q.登録単価が下がれば、集客はうまくいっていると考えてよいですか?

いいえ、面談原価を見るまでは判断できません。登録単価が安くても、面談まで進む人が少なければ、面談1件あたりの費用はかえって高くなります。

Q.人材紹介会社はIndeedを今も使えますか?

使えます。ただし2026年3月18日以降、人材紹介会社の求人は有料掲載が必須です。実際の雇用主の会社名を設定し、人材紹介会社の求人であることを求人票に明記する必要があります(Indeed公式ヘルプ、2026年10月19日確認)。

Q.ChatGPTから求職者を集めることはできますか?

AIの回答で引用されるようにする取り組み(AEO)と、ChatGPT広告の2つの方法があります。AEOは、求職者がChatGPTなどのAIに質問したときに、回答の中で自社が引用されるように情報を整えることです。ChatGPT広告は日本で2026年8月11日に提供が始まりましたが、広告ポリシーでは個別の求人の広告は認められていません。試験運用の初期に対象とされている分野に人材・求人は挙がっていないため、動きを見ながら慎重に試す段階です(OpenAI公式、2026年10月19日確認)。ナウビレッジは人材紹介会社の広告運用を支援しており、ChatGPT広告の運用も行っています。試すかどうかも含めて、お問い合わせからご相談ください。

Q.集客の効果は、どれくらいの期間で判断できますか?

登録と面談は月ごとに、決定は時間をおいて判断します。決定までは時間がかかるため、まず面談原価で比べ、決定が出そろってから決定原価で確かめます。直近の登録者がまだ選考中のうちに、成果がないと判断して止めないようにしましょう。

Q.集客の管理にHubSpotは必要ですか?

必須ではありません。ただし、経路ごとの面談率や決定までを追えていない場合は、CRMを整える価値があります。HubSpotを使う場合の流れは、HubSpotで人材紹介を回す全体像で解説しています。

まとめ:手段を組み合わせ、面談原価で予算を寄せる

人材紹介の集客は、集めたい求職者に合う手段を複数組み合わせ、面談原価で比べながら予算を寄せていくことで安定します。

経験者ならスカウトとIndeed、未経験・若手なら広告とアフィリエイトが軸になりやすく、SEOや紹介は時間をかけて効いてきます。過去の登録者の掘り起こしや紹介も、広告費をかけずに面談を生む手段として組み合わせましょう。

ナウビレッジは、150社以上の人材企業を支援してきました(2026年10月時点)。どの手段に予算を回すか迷っている方、面談が増えずに困っている方は、人材紹介のマーケティング支援のページをご覧いただくか、お問い合わせからお気軽にご相談ください。支援の内容は、人材紹介・派遣事業のマーケティング支援のサービス資料にもまとめています。

Supervisorこの記事の監修者

今村 邦之ナウビレッジ株式会社 代表取締役

2012年に株式会社UZUZを創業し、独自のデジタルマーケティングで同社を成長させた経験をもとに、2020年にナウビレッジ株式会社を設立。広告運用・SEO・SNS・サイト制作まで幅広い手法に精通し、「数あるマーケティング手法の中から、何を選べば事業が伸びるか」という経営課題に向き合っています。大学ではマーケティング講座の教鞭も執っています。

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Contact

求職者の集客を、面談原価から見直しませんか。

150社以上の人材企業を支援してきた経験をもとに、今の経路ごとの登録数と面談数を伺いながら、次に試す手段と予算の配分をご提案します。

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  • 登録は増えたのに面談が増えない
  • 広告費をかけても面談原価が下がらない

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