2期を振り返って

2020年10月に産声をあげたナウビレッジ会社が、本日（2022年9月30日現在）をもってようやく2期目が終了します。

既存社員、それから今後入社を検討してくれる方達向けに、振返り記事を書きます。

今期をざっくり振り返ると「まだまだ実現したい組織には程遠く、成人には至らない」といった状態です。

今期の結果➡強化されたこと➡来期注力点

の流れで記載していきます。

1．今期の結果

業績進捗は下記となります。

売上昨対比：305%
粗利昨対比：250%
最終利益昨対比：25000%
※決算処理が終了していないため、概算数値。
最終利益は、1期目が低すぎるため気持ちの悪い数字に笑

PL面以外の指標でいうと

取引社数

延べ取引社数は、45社 ➡ 140社まで拡大。

サイトPV数

ホームページ

月間2,000PV➡月間10,000PV まで増加。

毎月コンスタントにホームページから問合せを頂ける環境となりました。

人員数

正社員8名、業務委託10名、インターン3名の形で2期を終了する形となりました。

PL・BS・CFにおいても昨対2～3倍程度の成長はしました。
デジタルマーケティング市場は5,000億市場であり、創業期の年商数億程度であれば、このぐらいの成長率は及第点と捉えております。

2．強化されたこと（事業編）

①人間関係

創業2年間で離職率は0%。
体調についても休職や通院などで休むメンバーも1人もおりませんでした。
スタートアップはそもそも生きるか死ぬか。
組織の小さな歪み一つで、成長が止まり、場当たり的な応急処置に追われる、まさに赤ちゃんの状態です。

その中で、一番重視している点が、この組織内コミュニケーション/人間関係です。
当社メンバーは会社の目標に前向きに取り組み、技術探求、情報シェア、トラブル時の助け合いを行いました。

まさに円満な形で、2期を終了できたことは一番嬉しい事です。

②サービス拡大と品質向上

マーケティング提供サービス、品質ともに大きく向上しました。

▽サービス
昨年度：Google広告・Yahoo広告・Facebook・アフィリエイト・Twitter・YouTube

本年度：上記に加えて、SEO・Instagram・Indeed・地域活性化マーケティング・観光ツアー開発・ホテル向け研修・採用ピッチ資料作成・マーケティングコンサルティング・採用コンサルティング・セミナー実施支援

▽サービス提供業界
一期に加えて、二期はサービス提供範囲を大きく広げる事ができました。
成長産業である保険業界や、デジタルマーケティングが浸透していないタクシー・飲食業界・観光業界、近年SNSの知識を重視する官公庁・信用金庫・国立大学などが新規のお客様としてご利用いただきました。

正直、新規業界への参入は非常に難しい中でこれほど他業界で実績を広げていける理由は、「お客様の事業理解、競合リサーチ、企画力、実行力、検証力」
といった基本の徹底に尽きます。
クライアントは同業種の成功実績を必ずみるため、当社のような実績がない場合は、頭を使って足を動かし、リサーチして、クライアントが納得する提案をするしかないためです。

当社の3名のCXOメンバー、青木・田開・髙山を中心に、実績が少ない中、顧客範囲を広げたことは本当に素晴らしい事です。

３．強化されたこと（教育活動）

本年度は上記事業活動に加えて、多くの場所で教育活動、組織でいう広報活動に努めました。

①東京医科歯科大学様

東京都と東京医科歯科大学の取組みである、「アントレプレナーシップ育成講座 デジタルマーケティング講座」の講師として登壇。
昨年の好評価を受け、「デジタルマーケティング講座」に加えて、「マーケティング基礎
」も担当することになりました。
お医者様・製薬メーカー様・博士課程の未来の歯医者様向けに講義を行っております。

②iU 情報経営イノベーション専門職大学様

iU 情報経営イノベーション専門職大学における「バーチャル研究室 デジタルマーケティング講座」というゼミを開講するに至りました。
起業意欲の高い現役大学生に向けて、デジタルマーケティングの奥深さをお伝えできるよう励んでおります。

③筑波大学 ヒューマンバイオロジー学位 ビジネスリーダー講師

博士課程・留学生向けのビジネスリーダー講師として「How to Start Up and Digital Marketing」というセミナー名で、全て英語で授業を行っております。
米国大学を卒業した語学力と、4社の創業経験、デジタルマーケティングの知見をかけあわせて、グローバル人材になるための行動力を伝えています。

④一般社団法人日本保険請求財団様

整骨院向けのデジタルマーケティング研修を実施。
Google Mapやホームページの改善を通して、いかに新規顧客を獲得するかという点を講演しました。

⑤全日本ホテル連盟 近畿支部局様

インバウンド需要が縮小した観光業、その中でも特にホテル業界のデジタルマーケティングについて全12回に渡り、講義を実施。
各ホテル施設におけるお客様のペルソナ・彼らが予約に至る訴求軸をワークショップ形式で解剖し、マーケティングの手法を学習し、実践に移してもらうという講義を行いました。

⑥宮城県蔵王町様

仙台から1時間ほど離れた蔵王町において、地域活性化を目的として、事業主様向けに全4回の講義を行いました。
ハーブ農家様・酪農家様・宿泊施設様など多くの方がご参加頂き、Twitter・Instagram・Google・ホームページでの見せ方を実習しました。

⑦愛媛県伊方町・佐田岬観光公社様

愛媛・松山空港から1時間程度離れた愛媛県伊方町。ウニ・タコ・アワビなどの水産物など豊かな資源を持っている地域です。周辺の市区町村と比較して、目立つ観光施設・宿泊施設・レストランがない中でどのように観光客にアプローチしていくかを講義しました。

４．来期注力点

[品質向上]
一点につきます。
業績を伸ばすために、新規のお客様の獲得は必須です。
しかし私たちが取り組む業界、サービスは口コミからのご紹介による獲得効率が非常に高く、また下手に提供社数を伸ばしていくよりも、ご契約いただいた企業様の業績を3倍に上げるほうがはるかに、様々な意味で時間帯効果がよくなります。

会社の状態を評価する際に、提供社数・創出売上高・当社の手数料など様々な定量視点で解剖できますが、それは現在のナウビレッジの規模ですることではない。
目の前のお客様の悩みを一緒に考えて、手を動かして、戦略を代わりに描き、実行を任していく。
その姿勢の結果が、数値で返ってくる。
我々はまだまだ三流である。まず3期で2流になろう。

と戒めて、奢らずに、粛々と向き合っていく。そんな1年にしていきます。

５．まとめ

業績も好調、組織も好調、技術も確実に身につき、顧客に評価され始めました。
しかし、まだまだ業界内でのプレゼンスは弱く、任せて頂けるマーケティング業務も制限されています。

当社の定めたパーパス
[ Make It Possible – 選択肢を増やして、人生を豊かにする]
に沿って、顧客も、社員も、事業に、人生に意思決定の可能性を広げることに注力していきます。

引き続き、ナウビレッジを何卒よろしくお願いいたします。

みんな、いつもありがとう！！社員旅行のグアム楽しみだな！！（この記事書いた1週間後はグアムで乾杯しているはず）

代表取締役社長 今村 邦之