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みなさんはYouTube見てますか?
最近は、YouTubeのほとんどの動画で広告が流れていますね。
現在YouTubeの国内利用者数は月間6500万人(2020年9月時点)と言われており、現在も増加傾向にあるそうです。
以前は視聴者数が少なかった50代~60代の層においても増加傾向にあり、幅広いユーザーに広告を届けることが可能になりました。
このYouTube広告には、いくつか種類があり、選び方によって成果が変わってきます。
そこで今回は、YouTube広告を始めるにあたり前提として知っておくべき基本的な種類についてご紹介します。
YouTube広告に投下する費用については、下記にまとめましたので合わせてご覧ください。
目次
1.YouTube広告は8種類
YouTube広告の種類は、動画広告6種類と静止画広告2種類の合計8種です。
■動画広告
・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・インフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)
・バンパー広告
・アウトストリーム広告
・マストヘッド広告
■静止画広告
・オーバーレイ広告
・ディスプレイ広告
それぞれの広告について解説します。
2.動画広告
2.1 スキップ可能なインストリーム広告
“スキップ可能なインストリーム広告”は、動画の再生前後または再生中に流れる広告のことです。
YouTubeおよびGoogle動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信される動画に適用されます。
ユーザーの興味関心を惹きつけることができる広告枠であり、
YouTube広告の種類に迷われる場合は、この動画枠を使用することを推奨します。
特徴は、広告の再生開始から5秒経過すると、ユーザーは広告をスキップできるようになる点です。
課金方式は「CPV単価制(Cost Per View)」です。ユーザーが動画を30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したか、30秒経つ前に動画を操作した場合に料金が発生します。
また、 “目標インプレッション単価”、“目標コンバージョン単価”、“コンバージョン数の最大化”の入札戦略では、インプレッション数(表示回数)に基づいて料金が発生します。
アップロードできる動画の長さの上限は判明していません。(2時間ぐらいまでは事例がありますが、意味ないので推奨しません。)
2.2 スキップ不可のインストリーム広告
“スキップ可能なインストリーム広告”は、スキップ可能なインストリーム広告と同様に、
動画の再生前後または再生中に流れます。
YouTubeおよびGoogle動画パートナー上のウェブサイトやアプリにも配信される動画に適用されます。
名前の通りスキップができない広告となっているため、広告内容を全て見せたい場合に有効な配信方法です。
“スキップ不可のインストリーム広告“は最大15秒までとなっています。
“スキップ不可のインストリーム広告“では目標インプレッション単価制が採用されており、広告の表示回数に基づいて課金されます。
1つ前に解説した“スキップ可能なインストリーム広告”と比べると、15秒間スキップが不可のため広告主の伝えたい内容を最後まで見てもらうことができるでしょう。
ただし、スキップできないことにわずらわしさを感じるユーザーもいるため、できるだけ興味のあるユーザーに届けられるようターゲティングをすると良いでしょう。
2.3 インフィード動画広告
“インフィード動画広告”は、YouTubeの関連動画の横、YouTubeの検索結果、YouTubeモバイルのトップページなどで表示される広告です。(以前は“TrueViewディスカバリー広告“という名称でした。)
“インフィード動画広告”はサムネイルとテキストで構成され、ユーザーがクリックすると動画が再生されます。
ユーザーがサムネイルをクリックして広告を視聴するまでは課金されません。
クリックをしないと動画広告は視聴されませんが、クリックをするユーザーはある程度サービス内容に興味を持っていると考えられるため、インフィード広告に使用する動画クリエイティブはCVを意識した構成にすると良いでしょう。
2.4 バンパー広告
“バンパー広告”は、YouTube動画と、Google動画パートナー上のウェブサイトやアプリに表示されます。
動画の再生前、再生中、再生後に6秒以内で再生されます。広告はスキップできません。
“バンパー広告“は、短くて覚えやすいメッセージで幅広い視聴者にリーチするときに有効とされています。
“目標インプレッション単価制”が採用されており、広告の表示数に基づいて課金されます。
“バンパー広告”はブランドやセール情報の認知度を上げる広告として有効です。
15秒などの長い動画広告と比べ、6秒程度であれば集中が途切れず視聴できるため効果的とされています。
2.5 アウトストリーム広告
“アウトストリーム広告”は、音声なしで再生が開始され、ユーザーがタップするとミュートが解除される仕組みとなっています。
この広告はモバイル専用広告で、Google動画パートナー上のウェブサイトやアプリにのみ表示されます。YouTube上では表示されません。
この広告はリーズナブルな費用で動画のリーチを拡大することを目的としています。
視認可能なインプレッション単価(vCPM)に基づいて請求が行われるため、動画が2秒以上視聴された場合に料金が発生します。
“アウトストリーム広告”は、より多くの顧客にリーチできるよう、モバイルで動画広告のリーチを拡大するときに有効とされています。
2.6 マストヘッド広告
“マストヘッド広告“は、最も目立つ場所へ広告を配信できるので、新しい商品やサービスの認知度を高めたい場合や、短期間で大規模なオーディエンスにリーチしたい場合に有効とされています。
“マストヘッド広告”は、デバイスごとに表示が異なります。
■PCでの表示
■モバイルでの表示
■テレビ画面
料金はインプレッション単価(CPM)制で課金されます。
また、“マストヘッド広告“は、Googleの営業担当者を通じて利用することになりますので、事前に連絡をとりスケジュールを確認しておきましょう。
3.静止画広告
YouTube上には動画広告だけでなく、静止画の広告を表示させることも可能です。
3.1 オーバーレイ広告
“オーバーレイ広告”は、動画再生画面の下部20%に半透明で表示される広告のことです。
画像もしくはテキスト形式で表示されます。
“オーバーレイ広告”の課金方式はCPC(クリック)、CPM(1000回表示)です。
動画上に広告が重なって表示されるため、認知されやすい広告とされています。
3.2 ディスプレイ広告
“ディスプレイ広告”は、GDN(Googleディスプレイネットワーク)とも呼ばれます。
こちらはYouTubeのみではなく、Gmail・Webサイト・アプリなど幅広い媒体へ配信が可能です。
YouTubeでは、動画の右側とおすすめ動画一覧の上にバナー広告として表示されます。
課金方式はCPC(クリック)、CPM(1000回表示)となっています。
4.まとめ
以上がYouTube上に表示できる広告の種類です。
最後に広告の種類をおさらいします。
■動画広告
・スキップ可能なインストリーム広告
・スキップ不可のインストリーム広告
・インフィード動画広告(旧 TrueViewディスカバリー広告)
・バンパー広告
・アウトストリーム広告
・マストヘッド広告
■静止画広告
・オーバーレイ広告
・ディスプレイ広告
広告の目的によって広告動画の構成を決めることも重要ですが、広告フォーマットによって秒数も変わってくるため、
「何秒で情報を伝えなければいけないか」
「何秒で視聴者の心を掴まなければいけないか」
という点も変わってきます。
広告の目的とフォーマットを考慮し、効果的な広告を制作していきましょう。