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YouTubeを伸ばしたいなら見るべき9つの指標

2021-11-18

マーケティングコンサルタント
十亀 奈津美

SNS運用の中でも、YouTubeチャンネルの運営をされている企業様も増えてきましたね。

今回は、YouTubeチャンネルを運営しているが、
「なかなかチャンネル登録者数が伸びない」
「動画再生回数が増えない」などといった
企業様の悩みに応えるためにアルゴリズムや対策方法を解説していきます。

1.YouTubeチャンネルを伸ばすうえで狙うべき3つの表示場所

YouTubeチャンネルを伸ばすうえでまず、自分の動画をYouTube内のどこに表示させる必要があるのかを把握しておきましょう。
YouTube動画は主に下記の5つの経路でユーザーが流入し、動画が再生されます。

①「検索ブラウザからの検索」
②「YouTube内での検索」
③「おすすめ欄(ブラウジング機能)」
④「ホーム画面」
⑤「関連動画」

動画を気に入ってくれた場合はチャンネル登録に繋がります。

今回の記事では、とくに重要な②YouTube内での検索、③おすすめ欄(ブラウジング機能)、⑤関連動画、に関して中心に解説していきます。

YouTubeの5つの表示場所と9つの重要指標

1.1 YouTube内での検索表示結果

まず狙うべきはYouTube内での検索に対しての検索結果表示欄です。

ユーザーは自身が関心のあるチャンネルや動画を、YouTubeプラットフォーム内の検索窓で探すことが多いです。
これはGoogleやYahoo!などの検索ブラウザにおけるSEO対策の考え方と似ており、同じようにYouTubeプラットフォーム内でも対策を講じる必要があります。

例えば、ユーザーが「主婦のルーティン」に関する動画を探したいとしたら、検索する際「主婦 ルーティン」や「モーニングルーティン」などのキーワードで検索するでしょう。
その検索キーワードに対しての検索結果で、自分の動画がきちんと表示されるようにする必要があります。

表示されるためには動画の「タイトル」が重要になるため、本記事内でも詳しく解説していきます。

YouTube検索結果表示欄

1.2 おすすめ欄( ブラウジング機能)

ブラウジング機能とは、ズバリ「YouTubeがあなたに合うおすすめ動画を紹介してくれる機能」です。ホーム画面にあるおすすめ欄に掲載されると動画表示回数や再生回数を増やすことに繋がります。

具体的な掲載箇所は次の図の赤枠部分です。

YouTubeのおすすめ欄(ブラウジング機能)

YouTubeでは、これまでにあなたが視聴した動画やYouTube内で使用した検索キーワードをもとに、アルゴリズムが判断してYouTubeホーム画面やサイドバーにおすすめ動画を掲載する仕組みになっています。

1.3 関連動画

視聴中の動画横や、動画視聴後に表示されるものを関連動画と呼びます。

具体的な掲載箇所は次の図の赤枠部分です。

YouTubeの関連動画

関連動画枠に自分の動画を掲載されやすい条件として、下記が挙げられます。

・動画の内容やコンセプト似ているものは関連動画枠に掲載されやすい。
・視聴者属性が似ているチャンネルは、関連動画枠に掲載されやすい

もしも、関連動画枠に表示させたいと対象動画がある場合、その動画のコンセプトとタイトルに寄せた動画を制作してみると良いでしょう。

例えば、添付図の場合、動画タイトルは「秋カフェBGM – ボサノバ&ジャズBGM – リラックスカフェBGM – 作業用BGM – 勉強用BGM」というタイトルです。
この動画の関連動画として視聴者画面に表示させたい場合、自分の動画タイトルにも「カフェミュージック」「カフェBGM」「ボサノバ&ジャズ」「リラックスBGM」などといった類似ワードを入れるイメージです。

ユーザーが他の動画を見ている際、関連動画枠に自分の動画が表示されれば、ユーザーが動画を見つけやすくなるので試してみましょう。

2.YouTubeチャンネル運営で見るべき9つの指標

次にYouTube運営上で見ていくべき指標も理解しておきましょう。
下記の図では、9つの指標と各指標の評価を上げるためのチェックポイントをまとめているので参考にしてください。

YouTube運用の9つの指標と各指標の評価を上げるためのチェックポイント

2.1 検索キーワードとの関連性

YouTube側は、動画のタイトル・タグ・説明欄・字幕情報などをもとに、ユーザーの検索キーワードと動画内容の関連性があるかどうかを判断しています。

検索キーワードについては、正確に調査することは難しいですが、有料ツールを使い判断できるものもあります。
無料で調査する方法としてはサジェストキーワードといって、YouTubeプラットフォーム内の検索欄で表示されるキーワード候補を参考にする方法もあります。

検索キーワードの盛り込み過ぎは要注意ですが、タイトルや概要欄に検索キーワードを盛り込むようにしてみましょう。
タイトルの文字数は15~30文字程度に納め、タイトル前半にキーワードを盛り込みましょう。後半に盛り込んだ場合よりも、検索表示結果に表示される可能性が高くなるからです。

説明欄には全角2500文字まで入力できます。動画以外で差別化できる部分でもあるため、動画ごとに説明は変えましょう。他のSNSやWebサイトのリンクを貼るのもおすすめです。

2.2 表示回数(インプレッション)

インプレッション数のカウント方法はYouTubeヘルプで確認できます。以下のルールに基づいてカウントされています。

インプレッションがカウントされる場合インプレッションがカウントされない場合
・パソコン、テレビ、ゲーム機、Android、iPhone、iPadでのYouTube

・YouTube 検索

・YouTube トップページ

・YouTube フィード

・YouTube フィード(登録チャンネル、急上昇、履歴、後で見る)

・動画プレーヤーの右側にある[次の動画](自動再生を含む)

・再生リスト



・外部ウェブサイトやアプリ(youtube.com以外にあるリンクや埋め込み)

・YouTube モバイルサイト

・YouTube Kids アプリ

・YouTube Music アプリ

・動画プレーヤー内のコンテンツ(カードや修了画面)

・メールやプッシュ通知

・バックグラウンド タブで再生される動画(非表示のインプレッション)

・サムネイルの表示が50%未満または 1秒未満の動画

・TrueView ディスカバリー広告
引用:YouTubeヘルプ

2.3 クリック率(CTR)

クリック率(CTR)とは、動画のサムネイルが表示された回数(インプレッション数)のうち、何回クリックをされたのかの値を意味します。

YouTubeの仕組みとして、既存チャンネル登録者から評価が良い(クリック率、視聴者維持率が高い)動画が「ホーム画面」や「関連動画」などに表示され、非チャンネル登録者にも拡散される仕組みになっています。

そのため、既存チャンネル登録者の再生回数がいくらよくても、クリック率(CTR)と視聴者維持率が悪ければ、非チャンネル登録者にも表示されにくなり、再生回数を増やしにくくなります。

2.4 再生回数(の初速)

再生回数の初速とは、新しい動画投稿後24時間以内の再生回数を獲得できる速度のことを意味しています。
新しい動画を投稿してから24時間以内の再生回数が多ければ多い(初速が速い)ほどYouTube側からの評価が高まります。

初速が多い動画は、「ユーザーに注目されている動画である」とYouTube側に判断されるため、急上昇枠やおすすめ欄に表示される可能性が高くなります。
この初速を速めるためにできることは、動画投稿後の24時間以内での「完全再生数」「高評価数」「コメント数」をいかに多く稼ぐことです。

例えば企業として動画を発信した場合、社員やクライアントへの告知を実施することで、完全再生数、高評価数、コメント数を増やすことが可能です。

2.5 エンゲージメント

エンゲージメントとは、視聴者が動画やチャンネルに反応した数を意味します。
主なものとしては視聴回数、高評価数、低評価数、シェア数、チャンネル登録者数などがあります。

エンゲージメントを高めていくには、主に以下の項目を実施すると良いでしょう。

・動画の質を上げる(見やすい動画・聞き取りやすい発音・高評価を得やすい企画)
・高評価やコメントを促す(動画の最後に視聴者にお願いをする)
・コメント欄を盛り上げる(コメントには必ず返信・いいねを押す)

2.6 総再生時間

YouTubeでは、チャンネル全体での動画総再生時間と、1本あたりの動画総再生時間を長くしていくことが重要です。

総再生時間とは、動画が視聴された合計時間(分)のことで上述したように以下の2種類があります。

①(動画単位の)総再生時間=視聴者1人あたりの再生時間×再生回数(視聴者数)
②(チャンネル全体の)総再生時間=動画1本あたりの視聴時間×動画投稿数

これらの総再生時間は、YouTubeチャンネルや動画を伸ばすうえで重要な指標です。
総再生時間によりランク付けされ、総再生時間が長いチャンネルや動画ほど検索結果や関連動画の上位位置に表示されやすくなります。

改善策としては、下記を参考にしてください。

・YouTube Studioで視聴維持率を確認する(50%以下であれば要改善)
・視聴維持率が下がっている箇所を理由を分析し、次の動画で改善する
・視聴維持率が上がっている箇所と理由を分析し、次の動画でも継続する
・チャンネル全体の総再生時間を伸ばすために、別の動画も観てもらうよう誘導する

2.7 平均視聴時間(視聴維持率)

平均視聴時間(視聴維持率)は、選択された動画1回視聴あたりの「平均視聴(再生)時間」のことを意味します。

視聴者維持率は目安として50%以上を目指すと良いです。70~80%であればかなり良い動画であると判断できます。
また、ひとつひとつの動画の平均視聴時間が長くなれば、チャンネル全体の平均視聴時間を伸ばすことにも繋がります。

視聴者により長く動画を観てもらうためには、検索したキーワードと動画のサムネイルの一致、そしてそれらと動画内容との関連性があることが非常に重要です。
検索キーワードとサムネイルに対して、動画内容がリンクしていなければ視聴者は開始早々もしくは動画途中ですぐに離脱してしまうからです。

YouTubeアナリティクスを確認して、平均視聴時間が短く(視聴者維持率が低く)、視聴者維持率グラフの形状に凹凸があるようであれば、一度サムネイルと動画内容に親和性があるかを確認してみましょう。

2.8 動画の長さ

総再生時間が重要視されるYouTubeでは、視聴者に途中で飽きられない適切な長さの動画作りが重要です。
動画の尺が長すぎると視聴者は途中で飽きて離脱してしまう可能性も。逆に短すぎると内容が簡素すぎてしまい視聴者に刺さらない内容になってしまいます。

動画を制作する時はまず、競合動画の尺の長さを調査しましょう。例えば、人材紹介会社が運営するチャンネルが昨今増えていますが、人材紹介会社の動画平均時間はおおよそ10分程ですし、流行りのルーティン系動画であれば15分程です。

注意点としては、映画などではない限り30分以上の動画は避けた方が良いです。

内容により、3~5分程度のものが好まれる場合もあるので、これから制作しようと思っているジャンルと同じような動画を調査したうえで決めると良いでしょう。
また、同じ尺の中でも、演者の話すテンポや音楽、カット技術など視聴者を飽きさせない工夫もしてみると良いでしょう。

2.9 チャンネル登録者数

チャンネル登録者数が多いと、「このチャンネルは人気がある」「この人の動画だからきっと面白い/役に立つに違いない」と判断され、動画再生回数が増やしやすくなります。するとYouTube側からの評価も上がり、関連動画などに表示されやすくなります。

チャンネル登録者数を増やすおすすめの方法として、動画終わりに10~15秒程確保し、アノテーション機能を使用した告知をする方法があります。

アノテーション機能を使えば、動画の中にテキストやリンクを埋め込むことが出来、その中で「吹き出し」という機能を用いればチャンネル登録を促すことが可能です。

3.まとめ

まとめ

いかがでしょうか。
9つの指標を説明しましたが、これら9つの数値や評価、関連性におけるYouTube側からの総合評価が高ければ高いほど、動画は先述した5つの掲載箇所に表示されやすくなります。
まずは自分のチャンネルや動画のYouTubeアナリティクスを確認し、お伝えした指標を確認してみましょう。

今回お伝えした内容を改めてまとめると、

①やみくもに運営するのではなくまずは最終的にどこに表示させる必要があるのかを理解しよう

②表示させるべき場所は5つあることを理解しよう
「検索ブラウザからの検索」「YouTube内での検索」「おすすめ欄(ブラウジング機能)」「ホーム画面」「関連動画」

③9つの指標を理解し、YouTube社が評価するポイントを抑えよう

④評価ポイントが高ければ高いほど5つの掲載場所に表示されやすくなる

ということになります。ありがとうございました。