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クロスメディアマーケティングでマーケティングを成功させる方法

  • 更新日 : 2021-12-13

  • 公開日 : 2021-12-13

「続きは○○で」といったようなCMを見たことありますか?

このようにメディア同士をつなぎ、ユーザーをコンバージョンに誘導する手法をクロスメディアマーケティングと言います。

最近は1つのメディアの中で情報収集を完結させるといったトレンドがあり、あまり見なくなりましたが、使い方によってはまだまだ有効な手段となります。

今回は、クロスメディアマーケティング(CMM)とは何か、そのメリットや活用事例について詳しく解説していきます。

1.クロスメディアマーケティング(CMM)とは

クロスメディアマーケティング(CMM)とは

クロスメディアマーケティングは、複数のメディアを組み合わせることによって、
媒体同士によるマーケティングの相乗効果を高め、多くの顧客に商品やサービスを認知・理解してもらい、購買行動に促すマーケティング戦略です。

メディアには主に新聞や雑誌広告、ダイレクトメールなどのアナログメディア、テレビやラジオなどのデジタルメディア、WEBサイトやSNS、メルマガなどのインターネットメディアがあります。

テレビCMなどでよくある、「つづきはWEBで」「WEBサイトをチェック」という文言を想像していただくとわかりやすいですね。

メディアミックスとの違い

クロスメディアマーケティングと同様に複数のメディアを活用するマーケティング手法に、「メディアミックス」があります。

メディアミックスとは、複数のメディアを使用して、より多くの人へアプローチするマーケティング手法です。
広告配信の目的を明確に定義したうえで、メディアごとの特性や利用者層について理解して選定する必要があります。

さまざまなメディア全体を総合的に連動させて活用することが、一般的にいう「クロスメディアマーケティング」ですが、今回の記事では主に、デジタルマーケティングに限定して解説していきます。

2.クロスメディアマーケティング(CMM)のイメージ

クロスメディアマーケティング(CMM)のイメージ

クロスメディアマーケティングは、ひとつのメディアだけで完結するものではありません。

リスティング広告、Facebook/Instagram広告、アフィリエイト広告など複数のメディアでターゲットユーザーに、ユーザーをメディア間で移動させながら購買につなげる戦略です。

例えば、流行に敏感な若年層に対しては、Instagramのタイムラインに流れてきた広告で引きつけ、Webサイトに誘導し、商品を購入してもらうなど、そういった流れを作れるのがクロスメディアマーケティングです。

3.クロスメディアマーケティング(CMM)のメリット

クロスメディアマーケティング(CMM)のメリット

まず、クロスメディアマーケティングのメリットを4つ解説していきます。

購買意欲を引き出しやすい

SNSのタイムラインに流れてきた広告が気になり、クリックして商品情報を見ていたら、つい欲しくなり買ってしまった。そんな経験あるのではないでしょうか。
人は、商品を目にする機会が増えると購買意欲が高まると言われています。
つまり、クロスメディアマーケティングは「広告配信~購入」までの流れを作るため、「商品を認知→理解→購入」がスムーズになり、購入してもらいやすくなるということです。

より多くの人を集客できる

複数メディアで、同じ商品を何度も目にするうちに認知度が上がり、購入に至る可能性が高まります。
1つのメディアのみで宣伝するよりも、効果的であることがわかります。
また、若年層向けであればInstagram、ビジネスマン向けであればFacebookなど、
メディアによって利用しているユーザの年齢など異なるため、
複数のメディアを組み合わせることにより幅広いユーザーを集客することができます。

世界中に発信できる

インターネットメディアのメリットは、世界中に発信できることです。
インターネットは閲覧できる環境さえあれば、日本だけでなく世界中どこからでも利用できるため、世界に向けて商品やサービスを伝えられます。

コストを削減できる

Webマーケティングにおいてのクロスメディアマーケティングは、新聞やテレビなどのマスメディアと比べると大きく広告費も抑えられます。
クロスメディアマーケティングであれば、使用媒体を自由に選ぶことができ、自社に適したコストに自在に調整することができます。

4.クロスメディアマーケティング(CMM)のデメリット

クロスメディアマーケティング(CMM)のデメリット

次にデジタルマーケティングによるクロスメディアマーケティングのデメリットについても解説します。

信頼性、権威性に欠ける

マスメディアと比べると、信頼性、権威性に欠けます。
また、「浅く広く効果を発揮するマーケティング」であるため、知名度を爆発的に向上させるということは難しいのも現状です。

狭い範囲に向けた広告がしにくい

エリアを絞った宣伝が難しく、商品・サービスの内容によっては、思ったような効果が出ない場合もあります。
例えば、テレビCMなどマスメディアと組み合わせたクロスメディアマーケティングなら、より広範囲の顧客へのアプローチができます。

運用、管理が難しい

それぞれの媒体のユーザーの特徴が異なるため、それぞれに適した対応を実施していかなければなりません。
媒体が増えれば増えるほど媒体の管理及び運用を適切に行うことが必要です。
全ての媒体が紐づいているクロスメディアマーケティングでは、ずさんな管理をしていると一つのメディアの失敗にとどまらず、全体に影響しますので注意が必要です。

5.クロスメディアマーケティング(CMM)を成功に導くポイント

クロスメディアマーケティング(CMM)を成功に導くポイント

1つ1つの施策でしっかりPDCAを回す

クロスメディアマーケティングでは、サービスや商品の特徴、そして訴求するターゲットをしっかりと理解することが重要です。
メディアを複数活用するクロスメディアマーケティングでは、メディア移動の際に興味を失って離脱しないよう、それぞれのメディアでしっかりとした施策を行わなければなりません。
サービスの特性やターゲットを理解した上でコンバージョンまでの流れるような導線を作り、PDCAを回していきましょう。

ユーザー視点でメディアを連動させる

効果的な広告展開を行うためには、「ユーザーは、どのような気持ちになった時に商品購入に至るのか」を理解しなくてはなりません。
そのためには、顧客データの取得と分析は重要です。
顧客がどのメディアを見て、どのような行動を取ったのかといったデータを取得・分析することで、顧客どのようなことに興味があるのかといったことや、メディアごとの効果も明確になるため、より効果的なマーケティングが展開できるでしょう。

良質なコンテンツをつくる

クロスメディアマーケティングを行おうと、せっかく複数のメディアを利用しても、そもそものコンテンツが魅力的でなければ意味がありません。
ユーザーに共感、シェア、そして購入に至るような、訴求力のある良質なコンテンツを作ることが非常に重要です。
例えば、SNSからWebサイトへ誘導し、商品購入につなげたいとします。
SNSの中で埋もれてしまわないよう、目にとまるビジュアルと端的で印象的なキャッチコピーが必要です。
そこからWebサイトに誘導しますが、Webサイトでは使い方や保証サポートなど商品についての疑問を解決するような情報を盛り込んで、商品情報を充実させます。
顧客の興味関心を高め、安心・納得してもらえるコンテンツを作れば、購買にもつながります。

6.まとめ

まとめ

今回の記事では、クロスメディアマーケティングとは何か、そのメリットや成功事例について紹介してきました。

近年、SNSなどメディアの種類は年々増え、今後も移り変わっていくものと思われます。
そのため、クロスメディアマーケティングの必要性はこれからも増していくことでしょう。

クロスメディアマーケティングは、各メディアの特性を踏まえて最適なメディアを選定し、管理・運用する必要があります。各メディアの特性やトレンドをしっかりと抑えてPDCAを回すようにしましょう。

また、ユーザーが途中で興味を失わないよう上手に誘導して行くことが大切です。
クロスメディアマーケティングを適切に活用し、最大限の効果を得られるよう運用していきましょう。