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リスティング広告の運用改善マニュアル(基礎編)

  • 更新日 : 2022-12-01

  • 公開日 : 2021-12-20

リスティング広告を開始したが、想定した結果が出ない。
という経験をされた方いらっしゃいませんか。

本記事では、実際の広告運用の現場で当社が活用している資料をスライド形式で添付いたします。
スライド右下、拡大ボタンを活用してご覧ください。

1.分析箇所

「リスティング広告で結果が出ない」という現象は主に

「期待している問合せ数(以下、コンバージョン数と呼ぶ)がこない」
「期待している問合せ単価を越えてしまっている(要は高い)」

のいずれか / いずれもに該当します。
そして更に細分化すると
[数の話] [率の話][単価の話]
の3点となります。

イメージ図はこちらです。

分析箇所

3つを更に分解して、ケース1~7の7種類に分けて、各項目での要因と対策を記載していきます。

2.数の話

数の話は「表示回数が少ない」「クリック数が少ない」「コンバージョン数が少ない」の3つが重要視されます。

⇓表示回数が少ない⇓

表示回数が少ない 要因
表示回数が少ない 要因と対策

上記の5つの点で見直しましょう。単価や広告消化スピード、検索ニーズなどの視点が重視されます。

次は「表示されているのにクリックされない」というケース。その場合は「クリック数が少ない」際のチェックリストを確認しましょう。

⇓クリック数が少ない⇓

クリック数が少ない 要因
クリック数が少ない 要因と対策

このように「見られてはいるが、関連性がない」という課題を解決する動きとなります。

また広告表示オプションについて補足します。

表示オプションとは

「表示され、クリックもされているのに、コンバージョン数が少ない」という場合は下記リスをチェックリストを活用しましょう。

⇓コンバージョン数が少ない⇓

CV数が少ない 要因
CV数が少ない 要因と対策

いかがでしたか。「数」が想定よりも低くなった際はぜひご活用ください。

3.率の話

率のはなしは「広告表示されてからクリックされる率が低い(CTRが低い)」か「クリックされてからコンバージョンされる率が低い(CVRが低い)」の2つが重視されます。

⇓CTRが低い⇓

CTRが低い 要因
CTRが低い 要因と対策

上記のように、CTRが低いという事は、「検索意図とあっていない」「競合他社と比べて魅力的な訴求点がない」「広告面が狭い」などと言った点で、見直していきましょう。

続いてCVRについてです。

⇓CVRが低い⇓

CVRが低い 要因
CVRが低い 要因と対策

上記のように、「無効クリックがある」というマイナーケースを除き、基本的には「LPの品質を見直す」という結論に至ります。

いかがでしたか。
ちなみにどの程度のCTR / CVRが一般的なのかという目安ですが、CTR1~3%、CVRで1~2%が相場と考えてよいです。

4.単価の話

最後は単価の話です。十分な数を獲得されたとしても、単価があわないといけません。
単価では主に「クリック単価が高い(CPCが高い)」と「コンバージョン単価が高い(CPAが高い)」の2つに分けることができます。

1点目の「CPCが高い」場合は下記を見直しましょう。

⇓CPCが高い⇓

CPCが高い 要因
CPCが高い 要因と対策

キーワードの品質スコアの改善をすることによる対策は出来ますが、やはりメインは「入札単価が高い・競合が強い」といったお金の問題となります。

またCPCの目安も記載しておりますので、自社の実数との比較にご利用ください。

最後は「CPAが高い」場合のチェックリストとなります。

⇓CPAが高い⇓

CPAが高い 要因
CPAが高い 要因と対策

考えられる点として有力なものは「LPを見直す」となります。
またここは経験則して、LPの中でも「メインビジュアル」「フォーム」を見直すほうが効果が出やすいと言えます。

5.まとめ

いかがしたでしょうか。
リスティング広告にお金を入れたが結果が出ない。。という際に、まずは想定値とどの箇所が乖離がうまれたのかを起点としましょう。その上で、乖離が生まれた箇所の推奨改善案を基本として、トライアンドエラーを積み重ねます。

リスティング広告は答えはないですが、最適案は存在しますので、諦めずに頑張っていきましょう。

応用編も作成しましたら、こちらの記事でもご案内いたします。最後までお読みいただきありがとうございました。