CASE STUDY
事例
―「コストダウン×レスポンス増加」を達成できた理由とは。
求職者、企業の両面に向けて人材・教育ビジネスを行う株式会社ジェイックは、コストダウンと求職者へのアプローチ方法に課題を感じ、2020年3月から取り組みを開始した企業です。
さまざまなコンサルティング会社をみていくなかで、「ナウビレッジ」を選んだジェイック。信頼できるパートナー企業との出会いは、施策の成果をあげるうえで大切なことのひとつですが、その決め手は何だったのでしょうか。常務取締役の近藤様に、ナウビレッジの魅力や期待していたところについてお話しを伺いました。
導入初期の課題:「コストとレスポンス」
―まず初めにお客様の職務と所属、そこでの目標を教えてください。
私は全社マーケティングの責任者です。人材紹介事業では、企業側と求職者側の集客両面に関わっております。加えて弊社は、社員研修・社員教育の事業もしているので、そちらの集客にも関わっております。その両面について、自社の予算にきちんと落とし込めるように、toBからのレスポンス、toCからのレスポンスを取るというのが私の責任範囲になります。
―最初は人材紹介のマーケティング支援というところでナウビレッジをご利用いただいていたと思うのですが、ナウビレッジのどんなところに期待していただいていたのでしょうか。
『コストダウンをしつつ、レスポンスを増やす』ここに期待をして依頼させていただいていました。
依頼した当初は人材紹介のtoCの集客が大変でした。コストがかさんでいたことと、単純にもっと母数を取りにいきたいことの両面を思っていました。
具体的には、当時は広告費の過剰投下によってレスポンスを獲得していたと感じる部分がありました。リスティング広告をメインでずっとやっていたのですが、その広告費が高騰しすぎてしまって困っていました。そこからアフィリエイト広告に移行したのですが、それでもやっぱりコストが下がり切らない状況でした。その頃のCPAはだいたい15000~20000円ぐらいでした。
この消費型のコスト構造は良くないなと思い、投資型で資産性のあるSNSなどの集客チャネルを形成して、コストダウンをしたいと感じていました。ナウビレッジさんはSNS等にも強みをお持ちでしたので、その点に期待しておりました。
SNS運用のサポートを開始
―この当時から「他のSNSをやったほうがいい」と考えていたのでしょうか。
そうですね。このころから「Twitterはやったほうがいい」というのはなんとなく思っており、少しずつやってはいました。ただ、全然集客につながらず、、、。
YouTubeなども同様で、頭の中ではやったほうがいいのはわかっていたんですけど、なかなか一歩を踏み出せずにいました。
うまくいくイメージが持てないまま、とりあえず試すみたいなことをしていた時、ナウビレッジさんに「サポートできます」とおっしゃっていただきまして。それに加えて、この頃ちょうどSEOによる集客が増え始め、そのおかげでコストが下がったので、もっとSEOの集客を増やしてコストダウンさせたいと思っておりました。SEOコンテンツがTwitterやYouTubeによって相互的に拡散される、それぞれのチャネルが相互に集客を強固にする、ということをナウビレッジさんから教えていただき、SNSをよりやらなきゃいけないという風に思うようになっていきました。
実はあの当時、Twitterの効果があまり見えていなったのもあって、社内の中ではやらなくてもいいんじゃない?みたいな声も上がっていたのですが、私としてはもう一本、二本ぐらい柱をつくりたいと思っていました。ただ、「効果が出る」といった保証があるわけではなかったので、そういった点で不安な部分もあったのですが、ナウビレッジさんにTwitterを使うことの目的と流れをきちんとお話しいただけたため、初動はすんなり始めることができました。
Twitter・YouTube運用の際は、運用シートをいただき、「この内容を埋めながら進めていきましょう」という形で進めていきました。また、参考になるアカウント一覧をいただき、そういったアカウントの要項を参考にして運用していきました。
Twitterでは半年でフォロワー5000人、YouTubeでは半年で登録者数1000人を達成できたのですが、これはナウビレッジさんからきちんとノウハウを教えていただけたおかげですね。
ウェビナーの集客につながりはじめ、SNSの効果を実感
―Twitter・YouTubeの効果はどんなところに現れたのでしょうか。
そうですね、ウェビナーによく誘われるようになり、登壇のお願いをされることは増えましたね。私個人のTwitterアカウントからは、ウェビナーへの参加者が増えました。弊社開催のウェビナーの告知をTwitterですると、Twitter経由で5名程度は毎度参加していただけます。実際に、Twitter経由で企業研修の案件も数件獲得できております。YouTubeのほうでいいますと、開始半年で約100名の求職者の集客に繋がりました。
近藤様のTwitterアカウント
ジェイック様のYouTubeアカウント
また、たくさんのコメントをいただけるのでそれによってお客様のニーズを把握しSEOに生かせたり、YouTube動画をSEO記事に貼ることによってレスも増えていますね。記事と動画をリンクさせているため、相互に行きやすい環境づくりはしていますね。
―直接的な集客以外で感じる効果もあったのでしょうか。
Twitterによって私自身のブランディングができていることを感じております。商談の際に「Twitter見ました」という風に言っていただき、商談に入りやすい面があります。
また、ウェビナーではTwitter経由で経営者の方が直接参加してくださるようになりました。もともとは経営者の方の参加率が0に近かったのですが、毎回10人ぐらいは参加していただけるようになりました。経営者の方にどうやって興味を持ってもらうかという点は課題としてあったので非常に良い効果が出たと思っています。
また、社内の雰囲気という観点でいいますと、SNS自体が非常に身近なものになりました。『使うのが当たり前』といった風に文化が変わったと思います。うち手というか、対策にSNSが当たり前に組み込まれるようになったと思います。
例えば、集客をかけようと思ったときには必ずTwitterで呼びかけるようになりましたし、「近藤さん、今度こういうセミナーを開くのでつぶやいてください!」と言われることが当たり前になりました。動画に関しても、もともとやってはいたんですけど、作成に対するハードルが一気に下がった気がします。動画というツールが身近になり、動画を通じて社員が社員に学びを伝えるというのも行うようになってきました。
マーケティング×教育の領域で活躍を期待
―ナウビレッジとのやり取りで印象に残っていることがあれば教えてください。
そうですね、「きちんと弊社のことを理解したうえで提案をしてくれるな」という印象が非常に強いです。弊社の好みや社風、社内体制、担当者の人柄をしっかりとわかっていただいているというか、好きそうな施策を見極めたうえで、提案してもらえるなと感じることが多いです。あとは、「その施策はうまくいかないと思いますよ」ということもきちんと言ってもらえる点は非常にありがたいですね。
―最後になりますが、ナウビレッジの特徴はどういった点だと思いますか。
一番の特徴は、マーケの担当者を育成しながらプランを提示していくというところですかね。例えば、YouTube動画の制作は自社の社員2名を素人から育成いただきました。普通の会社さんだったら、こんなに丁寧に教えてくださらないケースが多いと思います。
そのため、ナウビレッジさんは、マーケティングの会社でありつつも「教育」もしていただいている印象が強いです。
あとは、スピード感が非常にあると思いますね。レスが早いというのはもちろんですし、ミーティングの際も常に結論が出て終わるので、「次までにどう動いていくか」というのが明確になった状態で動けるのがよいと感じております。
マーケの部署を持っていながらも、そこに対してわざわざ育成をするつもりはない。でも伸ばしていかなければならない。こんな課題を抱えている会社さんはすごく相性がいいと思いますね。
本日はありがとうございました!引き続き、よろしくお願いします!