CASE STUDY
事例
東海・関東エリアを中心に人材総合サービスを展開する株式会社アドプランナー(本社:愛知県名古屋市)。2020年4月から第二新卒者の人材紹介プロジェクトに取り組む同社が、ナウビレッジをコンサルティングパートナーに選んだ理由とは? プロジェクトリーダーの小野さまにお話を伺いました。
互いの資産を形にすることからスタートし、事業の大きな柱に
―まず、取り組みのきっかけについて教えてください。
アドプランナーは、今村さんの前職であるUZUZと2019年末にアライアンス契約を交わしていました。当時僕は海外事業を担当していたのですが、契約自体は埃をかぶったような状態でした。2020年4月から第二新卒というニッチ市場に力を入れていこうとプロジェクトを立ち上げた際に、これを眠らせておくのはもったいない!と思い、まずは目の前の、お互いが持っているいい資産を形にしていこう、ということで協業を開始しました。
―当初は小野さんがお一人で担当されていたのでしょうか?
はい。上半期(4〜9月)は一人で与えられた予算内で動いていましたが、下半期からは事業規模を大きくしていくために4人体制のプロジェクトになりました。今年の4月からはさらに増員して、会社としても「第二のビジネスの柱としてやっていこう」と意気込んでいます。20〜25歳の第二新卒者に絞った人材サービスは、本格的に力を入れている競合が存在しないこともあって、東海エリアの第二新卒部類では現在ナンバーワンの人材紹介会社になっています。
―具体的には、どのような取り組みを実施されたのでしょうか?
最初の半年間は、アライアンス企業からの求職者を弊社が企業に提案するというフローで人材紹介を行っていて、弊社はカウンセリングとRA(リクルーティングアドバイザー)の部分を担っていました。同年下半期からは、自社独自で求職者を集客する形を確立するべく、サービスの立案と戦略支援をしていただきました。具体的には、LPの制作と集客のための動線設計、それにかかる期待値の試算などですね。施策はいくつかご提案いただいた中から選択していきました。弊社はエンジニアのいない、営業職だけの組織なので、何もわからない状態だったところから親身になってアドバイスしていただき、とても感謝しています。
正しい信頼関係をつくりあげ、求職者の採用が決定
―2021年1月に貴社独自のサービスが始まりましたが、どんな成果が得られていますか?
1982年の創業以来、1万社を超える企業さまとお取引させていただいているように、弊社は開拓力が大きな強みです。クライアント企業へのヒアリングやカウンセリングには自信がありますし、手応えも感じています。ただ、サービスを展開する中で痛感したのが、「正しい信頼関係を築き、正しい情報を獲得する」ことへの意識の低さでした。求人広告には、労働条件や適性、試用期間といった情報に“グレーゾーン”があることが多いのが現状です。企業さまと求職者との間に入るわれわれが求人情報を安易に取り扱ってしまえば、当事者間でトラブルが生じてしまうかもしれない。そんな危機感もあり、掲載基準を厳しくするとともに、お客さまとの向き合い方にもいっそうシビアになりました。
そうした取り組みもあって、2021年の3月中旬には、数名の求職者の採用が決定しました!その中には有名大学院の理系人材もいて、自信を持って提案でき、メーカーやソフトウェア会社に就職することになりました。有名大学の学生が登録してくれたというところも、信用の証だと感じています。
プロジェクト発足から1年かけて土台を少しずつ固めていき、今はチーム全体に「人材紹介ってアツいよね!」という空気が流れてきています。この流れを勢いに変えて、2021年の上半期には企業開拓500社を目指しています。信用を深めるとともに、求職者を滞留させることがないよう、アクセルを踏み込んでいきたいですね。
遠隔地でもスムーズな協業体制を築ける
―今後、ナウビレッジにどのようなことを期待していらっしゃいますか?
目標に近づいていくための追加施策があれば、随時ご提案いただきたいです。今村さん、髙山さんは弊社の性格や強みをよく理解してくださっていて、いつも的確な提案をしてくださるので、僕は「いいですね、やりましょう!」と返すばかり(笑)。アドプランナーとしては、可能性に投資するようなことも“やってみようよ”という企業文化があるので、新しい施策にもぜひ取り組んでいきたいですね。目的がブレてはいけないけれど、新しいチャネルを開くようなワクワク感を忘れずにいきたいと思っています。
―小野さまから見て、ナウビレッジはどのような会社でしょうか?また、それを踏まえてどんな会社におすすめできますか?
提案がとてもロジカルで、支援内容のスキームも明快です。わからないことに対しては諦めず丁寧に答えてくださるところも、パートナーとして非常に頼もしく感じています。それでいて、今村さんはロジカル一点張りではなく、人間味があって、言葉は悪いんですが“イモくさい”ところも魅力的。ベンチャーらしいスマートさの中に粘っこさと芯の強さもある、個性的な企業だと思います。
また、社内SNSツールやドライブを活用して資料などを共有するといったPJの推進方法が、これまで自社内ではないことだったので、合理的でスムーズな進め方を学ばせていただきました。名古屋と東京とで離れてはいますが、ストレスなく心地よいコミュニケーションができています。実は、別企業とのやり取りにそのまま活かしています(笑)。ITツールとの親和性があれば、遠隔地での協業は十分可能ですよね。そういう意味では、地方企業との相性が良いかもしれません。業績が良くても採用まわりを課題にしている企業はたくさんあると思います。弊社も東海エリアを中心に、さらに事業を拡大していきたいと考えていますので、今後ともよろしくお願いいたします!