• ホーム
  • 事例
  • リアル戦略をデジタルに。商業施設に人を呼ぶためのハイブリッド施策にチャレンジ

CASE STUDY

事例

リアル戦略をデジタルに。商業施設に人を呼ぶためのハイブリッド施策にチャレンジ

2021-04-21

株式会社ミライズ

  • 業種
    SC
  • 従業員数
    50名未満
  • 課題
    リアルからデジタルへ/商業施設/Twitter/運用/広告

商業施設のセールスプロモーションを行う株式会社ミライズ。商業施設という特徴柄、折込チラシやポスティングなどのリアル戦略をメインで行う中、デジタルでの認知向上に注力するためにナウビレッジとの取り組みを開始しました。

ここでは、その課題と目標について代表取締役の福田広樹さんにお話を伺いました。

ユーザーに情報を届けるためにリアル戦略をデジタルに移行

―まずは、現状と課題について教えてください。

商業施設の認知戦略は、アナログでの広告施策が多いというのが現状です。何件の軒先に配って、効果がどれくらい出るか……というのは、実際に可視化するのが難しいというのが正直なところで。ユーザーに情報を届けるために、プロモーションをデジタル化していく必要がありました。

業界として参入したい部分でもあったので、WebサイトのSEO対策をしてみたり、リスティング広告を打ってみたりはしたのですが、手段が目的化してしまっており、「何のためにやっているのか」というところまで落とし込めていなくて。売上を作っていく中で、分母であるユーザーにきちんと届いているのかを可視化するために、ナウビレッジさんとの取り組みを開始させていただきました。

―ナウビレッジとの出会いのきっかけは、どのような点にありましたか?

知人に「デジタルが強い人がいる! 任せれば間違いない」と言って紹介してもらったのが、ナウビレッジの代表の今村さんだったんです。実際にランチを食べながらお話をさせていただいたら、哲学と熱量を強く感じました。この会社とだったら、新しい取り組みができるかも、と。

地域インフルエンサーのTwitterフォロワーが2ヶ月半で約3千人に

―プロモーション施策をデジタルに以降するため、具体的に何を行っていったのでしょうか。

1年前くらいから一緒に取り組みをさせていただいていて、初めはアナログ施策をデジタルに移行するための準備から始めました。リアルで行っていたものをデジタルの企画に変えていくことは、我々のクライアントさんにとっても非常に勇気のいることです。根拠を集めて企画を立案し、実施の許可をもらうところまでが取り組みの準備期間となりました。

その後、運用のタイミングで地域インフルエンサーの育成をお願いしました。ローカルの情報を配信することで、地域の人達がどのような情報を求めて、反応をし、どのような行動をするのか検証してみたかったんです。

実際には2021年1月にTwitterでの施策が始まったのですが、2ヶ月半で約3千フォロワーを獲得した実績があります。Twitterでこれだけのフォロワーを短期間で獲得することはそう簡単ではないと感じているため、期待以上の成果です。

―実際に、商業施設に対する効果は感じられていますか?

Twitterを見た人が実際に商業施設に来て買い物をしてくれているかに関しては、まだ試験段階です。今後も運用を続けることで、効果が出るのではないかと期待しています。

館に来てもらうためのきっかけを作ることができるのが、デジタルの強みだと思っています。デジタルプロモーションでは、商業施設があるエリアに向けて情報を発信し、認知してもらい、来てもらう。そこからは、私たちが持っているリアルのプロモーション戦略で買ってもらう。それができれば、ハイブリッドな施策となるのではないかと思っています。

プロモーションだけでなくリスクマネジメントにも注力したい

―1年ほど一緒に取り組みをさせていただきましたが、ミライズさんの社内でなにか変化はありましたか?

1番の変化は、会社のメンバーがデジタルツールに触れる機会が増えたということでしょうか。社内の会話でも、SNSに対する関心が高まっているのを感じます。

―当社とのやり取りで印象的だったことはありますでしょうか。

担当の髙山さんとは密室のようなところで初めにお会いしたのですが、初めは「大丈夫かな?」ってちょっと心配になったんです(笑)。でも、実際に運用やコンサルでご一緒するようになって、ちゃんと成果を出してくれる上に、きちんと設計を出してくれ、期待以上の動きをしてくださっています。信頼を置ける人だということが分かったのが、一番のサプライズですかね!

―ありがとうございます(笑)。これからも取り組みは続いていくかと思いますが、今後ナウビレッジに期待することはどんなことでしょうか。

私たちは、デジタル分野に足を踏み入れたばかりです。プラン計画をすることはできるのですが、実行したときにどのようなリスクがあるかまでは想像がつきません。僕たちが日頃お付き合いさせていただいている企業さんは大手が多いので、リスクマネジメントの分野にも一緒に注力していけたらと思っています。

―福田さんから見て、ナウビレッジはどのような会社におすすめできるでしょうか?

行動力があって、即効性もある。つくった計画に対して忠実に作ってくれるのが、ナウビレッジさんの良いところだと思っています。僕たちみたいなデジタルに関してあまり触れてきておらず、今からチャレンジしたいという企業さんでも安心できるんじゃないでしょうか。きちんとフィードバックもしていただけるので、新規事業をデジタル方面で進めていきたい企業さんには重宝されそうですね。

僕たちが取り扱っている業種も、どちらかというと古いものを大事にし、新しいものに対しては保守的になってしまうところがあります。でも、今あるものを良くしていきたいという思いは一緒です。クライアントの立場や、守りたいものを守りながら、根拠建てて辛抱強く「変えたほうが良い」ということを言ってくださると、今後も良いお取り組みができるんじゃないかと思っています。