HubSpotで実現する「攻めのカスタマーサクセス」戦略とは?
- Service Hub
2026.05.27
2026.05.27
皆さんの組織では、
「製品を導入してもらったが、その後の活用が進まず解約されてしまう」
「サポート対応に追われ、本来やりたかったアップセルの提案ができていない」
といった課題をお持ちではありませんか?
本記事では、HubSpotを活用して「受動的なサポート」から「能動的なカスタマーサクセス」へと進化させ、LTV(顧客生涯価値)を最大化するための具体的な戦略と手法を解説します。
▼この記事の要約
・カスタマーサクセスを実施することで、問い合わせを待つ受動的なサポートから、顧客を成功へ導きLTVを最大化する能動的な体制への変革が可能
・チケット管理やナレッジベース、最新のAIエージェント等の活用で、業務効率と満足度を両立
・ヘルススコアやフィードバックアンケートを活用し、解約の兆候を早期に検知して先手を打つ
・SlackやZoomなど外部アプリとの連携で、チームの機動力と情報の透明性を向上
こんな方におすすめ
- 既存顧客の解約を減らし、安定した収益基盤(LTV)を築きたい方
- 業務の属人化を解消し、チーム全体の対応品質を底上げしたい方
- サポート対応を効率化し、アップセル等の攻めの活動に注力したい方
HubSpotの導入をご検討中ですか?
- ・ HubSpotを導入したい
- ・ Service Hubで顧客エンゲージメントを高めたい
- ・ 顧客対応を改善、効率化したい
HubSpotの導入については、ナウビレッジへお気軽にご相談下さい。
HubSpot導入支援のプロフェッショナルが貴社の状況やニーズに応じて適切なプランをご提示し、伴走型支援によるスムーズな定着を実現します。
目次
- 1 カスタマーサクセス(CS)とは
- 2 HubSpotを活用した「再現性の高いCS体制」
- 3 カスタマーサクセスに役立つHubSpotの機能
- 3.1 チケット管理:対応の漏れ・遅れのゼロ化
- 3.2 ナレッジベース:顧客の自己解決を促し対応工数を削減
- 3.3 カスタマーポータル:顧客に安心と透明性を提供
- 3.4 フィードバックアンケート:顧客意見をサービス改善に活用
- 3.5 サービスアナリティクス:データに基づいたCS改善
- 3.6 ウェブチャット:オンラインでのリアルタイムコミュニケーション
- 3.7 プレイブック:ベテランのノウハウを組織へ標準化
- 3.8 オムニチャネルカスタマーサービス:どの窓口でも常に高品質な顧客体験を提供
- 3.9 コミュニケーションインテリジェンス:会話の「中身」を分析し教育へ反映
- 3.10 顧客対応エージェント:24時間365日の顧客対応
- 4 顧客の成功を加速させる5つの実践ステップ
- 5 カスタマーサクセス業務に必要なHubSpotと連携できるツール
- 6 HubSpotの活用で顧客を成功に導こう
カスタマーサクセス(CS)とは
カスタマーサクセス(Customer Success:CS)とは、顧客が自社の製品やサービスを利用することで、「期待している成果(サクセス)」を得られるよう、企業側から能動的に働きかける活動を指します。
カスタマーサポート(受動的)とカスタマーサクセス(能動的)の違い
よく混同される「カスタマーサポート」と「カスタマーサクセス」には、以下のような違いがあります。
| 項目 | カスタマーサポート | カスタマーサクセス |
|---|---|---|
| アクションの起点 | 顧客(受動的) | 自社(能動的) |
| 目的 | 課題の解決・不満の解消 | 顧客の成功・収益の最大化 |
| KPI | 応答時間・満足度(CSAT) | 解約率(チャーンレート)・LTV |
| 性質 | 守り | 攻め |
CSの重要性

現代のビジネス環境において、カスタマーサクセスは特定の業態に限ったものではなく、以下のようにあらゆる企業の持続的な成長を支える柱となっています。
・継続利用・リピート率の向上
「製品を買ったけれど使いこなせない」という状態は、顧客にとって最大の損失です。能動的に活用を促し、顧客が成果(サクセス)を実感することで、次回の更新やリピート発注、契約継続へと確実に繋がります。
・収益の拡大(アップセル・クロスセル)
日頃から顧客の状況を把握し、信頼関係を築けていれば、上位モデルへの買い替え(アップセル)や、関連サービス・周辺機器の追加購入(クロスセル)の提案がスムーズになります。CSは「攻めの営業」の基盤となります。
・良質なリード(見込み客)の獲得
サービスに満足し、成功を収めた顧客は、御社の強力な推奨者(エバンジェリスト)となります。ポジティブな口コミや導入事例としての協力は、広告以上に信頼性の高い「新たな商談の呼び水」となります。
・市場競争力の強化(差別化)
機能や価格だけでは差別化が難しい現代において、「導入後も徹底的に伴走してくれる」という安心感は、競合他社に対する決定的な選定理由になります。
ナウビレッジの「HubSpot導入・構築支援サービス」をみる
カスタマーサクセスのKPI(評価指標)
CSの成果を可視化し、組織として改善を回すためには、共通の「物差し(指標)」が必要です。
| よくあるKPI | 詳細 |
|---|---|
| チャーンレート(解約率・離脱率) | 契約の解除だけでなく、リピート注文が途絶えた状態も含みます。 「なぜ離脱したのか」という予兆をHubSpotで分析することで、事前に対策を打つことが可能になります。 |
| LTV(顧客生涯価値:Life Time Value) | 1社(あるいは1人)の顧客が、取引開始から終了までにもたらす利益の総額です。 CSによって取引期間を延ばし、購入単価を上げることで、このLTVを最大化させることが最終的なゴールです。 「この製品・サービスを友人に勧めたいと思いますか?」という質問への回答から、顧客のロイヤリティを測定します。単なる満足度よりも「継続」や「紹介」に直結しやすい、未来を予測するための指標です。 |
| NRR(売上継続率:Net Revenue Retention) | 既存顧客からの売上が、前年(あるいは前月)と比較してどう推移したかを示す指標です。 解約によるマイナスを、アップセルやクロスセルによるプラスが上回っていれば、新規顧客に頼らずとも事業は成長し続けます。 |
| NPS(ネット・プロモーター・スコア) | 「この製品・サービスを友人に勧めたいと思いますか?」という質問への回答から、顧客のロイヤリティを測定します。単なる満足度よりも「継続」や「紹介」に直結しやすい、未来を予測するための指標です。 |
HubSpotを活用した「再現性の高いCS体制」
CS活動を成功させるために最も避けなければならないのは、「特定の担当者にしか顧客の状況がわからない」という属人化です。
HubSpotを導入することで、以下の3つのポイントにおいて再現性の高い体制が構築できます。
①情報の「サイロ化」を解消する
マーケティングの流入経路、商談時のやり取り、導入後のトラブル履歴をすべて1つのタイムラインで管理。CS担当者は、顧客の「これまでの文脈」を完璧に把握した状態で接点を持てます。
②ヘルススコアの可視化
「最後にいつログインしたか」「マニュアルを読んだか」「担当者と連絡が取れているか」といったデータをHubSpotに集約。顧客の「健康状態」をスコアリングし、危険信号が出た際に自動でアラートを鳴らします。
③アクションの標準化
後述する「プレイブック」や「ワークフロー」を活用することで、誰が担当しても高品質なオンボーディングや定期フォローを行えるようになります。
カスタマーサクセスに役立つHubSpotの機能
HubSpot(特にService Hub)には、顧客との関係を深め、業務を効率化するための高度な機能が統合されています。
これらを活用することで、属人的な対応から脱却し、組織的な「攻めのCS」が実現します。
チケット管理:対応の漏れ・遅れのゼロ化
顧客からの要望や課題を「チケット」として起票し、解決までのプロセスを可視化します。
誰が・いつ・どの課題に対応中かが一目でわかり、優先順位付けや担当割り当てを自動化できるため、対応漏れによる信頼失墜を防ぎます。
ナレッジベース:顧客の自己解決を促し対応工数を削減
よくある質問(FAQ)や操作マニュアルを、検索性の高いヘルプページとして公開できます。
顧客は「わざわざ問い合わせる手間」が省け、CS担当者は「同じ質問への繰り返し回答」から解放されるため、浮いた時間を、より付加価値の高い個別コンサルティングに充てることが可能になります。
カスタマーポータル:顧客に安心と透明性を提供
顧客専用のマイページ上で、過去の問い合わせ履歴や現在の進行状況を公開できます。
顧客は「自分の要望が今どうなっているか」をいつでも確認でき、ブラックボックス化を防ぎます。
この透明性が、ブランドへの深い信頼感へとつながります。
フィードバックアンケート:顧客意見をサービス改善に活用
NPS(推奨度)やCSAT(満足度)アンケートを、最適なタイミングで自動送付します。
「満足しているが解約予備軍」といったサイレントな不満を早期にキャッチ。
定性・定量データの蓄積により、根拠に基づいたサービス改善が可能になります。
サービスアナリティクス:データに基づいたCS改善
平均応答時間、チケット解決率、満足度の推移などをダッシュボードでリアルタイムに可視化します。
チームのボトルネックが明確になり、適切な人員配置や教育、評価をデータに基づいて行えるようになります。
ウェブチャット:オンラインでのリアルタイムコミュニケーション
サイト訪問中や製品利用中の顧客に対し、チャット形式で即座にサポートを提供します。
「メールを送るほどではないが困っている」という初期段階の疑問を即座に解消し、不満が蓄積するのを未然に防ぎます。
プレイブック:ベテランのノウハウを組織へ標準化
状況に応じた標準的なヒアリングシートや対応手順を、画面上に表示させる機能です。
経験の浅いスタッフでも、トップ層と同じ品質でオンボーディングや課題解決を行えるようになり、対応品質の均一化を実現します。
オムニチャネルカスタマーサービス:どの窓口でも常に高品質な顧客体験を提供
メール、チャット、電話、SNS(LINEやMessenger等)からの連絡を、1つの受信トレイで一元管理します。
顧客がどのチャネルを使っても過去の経緯を把握した状態で対応できるため、「さっき別の担当者に言ったのに」というストレスを一切与えません。
コミュニケーションインテリジェンス:会話の「中身」を分析し教育へ反映
AIが通話内容を自動で録音・文字起こしし、重要なキーワードや会話のテンポを分析します。
成果を出している担当者のトークスキルを言語化し、チーム全体に展開。顧客の生の声をテキスト化して社内にフィードバックする際にも重宝します。
顧客対応エージェント:24時間365日の顧客対応
AIチャットボットが、人間(担当者)に代わって初期対応や簡単な質問回答を24時間体制で行います。
夜間や休日でも即座にレスポンスを返すことで、顧客満足度の低下を防ぎつつ、夜間対応によるスタッフの負担を大幅に軽減します。
機能についての詳細な解説は、以下の記事をご参考ください。
関連記事:
顧客満足度の向上に効果的!HubSpotのService Hubとは?機能や導入効果を解説
顧客の成功を加速させる5つの実践ステップ
HubSpotを導入するだけでなく、以下のステップに沿って運用を設計することで、顧客の成功を確実なものにできます。
ステップ1:オンボーディングの成功定義と初期定着支援
契約直後の数ヶ月(オンボーディング)で顧客が価値を感じられなければ、その後の解約リスクは増加します。
▼具体策
・顧客が「この製品を選んで良かった」と感じるポイント(例:初回の設定完了、最初のレポート作成など)をマイルストーンとして設定します。
・HubSpotの「チケット管理(パイプライン)」を活用し、導入支援の進捗状況を営業からCSへスムーズに引き継ぎ、遅延が発生している顧客をリアルタイムで特定・フォローします。
ステップ2:顧客規模に応じた「タッチモデル」の最適化と自動化
すべての顧客に同じ熱量で対面対応するのは現実的ではありません。
▼具体策
・ハイタッチ(重要顧客)
個別ミーティングや伴走支援を手厚く実施します。
・テックタッチ(小規模顧客)
HubSpotの「ワークフロー」機能を使い、契約から7日後に「初期設定ガイド」を、14日後に「活用事例集」を自動送信します。
リソースを最適化しつつ、どの層の顧客も「放置されている」と感じさせない仕組みを作ります。
ステップ3:フィードバックを「会社の資産」に変える改善サイクル
顧客の声は、製品やサービスを磨くための宝の山です。
▼具体策
HubSpotの「フィードバックアンケート」を自動化し、満足度が低い回答があった際には即座に担当者へSlack通知を飛ばす設定にします。
また、収集した要望を「開発チケット」として紐付けることで、顧客に対して「ご要望いただいた機能が実装されました」と個別に報告でき、圧倒的なファン化を促進します。
ステップ4:自走を促す「教育コンテンツ」と「行動トラッキング」
顧客が自ら活用方法を学べる環境を整えることで、サポート工数を抑えつつ満足度を高めます。
▼具体策
「ナレッジベース」に操作動画やFAQを蓄積します。
HubSpotのトラッキング機能により、特定の顧客がどの記事を閲覧したかを把握できるため、「この機能に興味があるようなので、関連する高度な活用法を提案しよう」といった、データに基づいたアップセル提案が可能になります。
ステップ5:データの予兆検知による「先回り」の課題解消
解約の申し出があってから引き止めるのは「守り」です。
真のCSは、兆候を掴んで先手を打ちます。
▼具体策
最終連絡日から30日が経過した、あるいはフィードバックのスコアが急落したといった「レッドフラグ(危険信号)」を条件に、担当者へ「フォローアップタスク」を自動生成します。
顧客が不満を口にする前に「最近ご活用状況はいかがですか?」と連絡を入れることで、解約を未然に防ぎ、信頼を勝ち取ります。
カスタマーサクセス業務に必要なHubSpotと連携できるツール
HubSpotは単体でも非常に多機能ですが、日頃お使いの外部ツールと連携させることで、情報の集約スピードとチームの機動力はさらに高まります。
特にCS業務において相乗効果の高い、7つのツールをご紹介します。
Slack(スラック)【HubSpot認定アプリ】

Slackは、チームのコミュニケーションと情報を一箇所に集約するコミュニケーションツールです。
カスタマーサク化を通じて、顧客の成功をより迅速かつ的確にサポートするための基盤として機能します。
▼Slackの主な機能(カスタマーサクセス向け)
| 機能名 | カスタマーサクセスにおける役割 |
|---|---|
| Slackコネクト | 外部の顧客組織と直接つながる共有チャンネルを作成し、メールよりも迅速に連携 |
| Slack AI | 顧客との長いスレッドの要約、過去のナレッジからの回答検索、アクション項目の抽出 |
| ハドルミーティング | チャット中にワンクリックで音声・ビデオ通話を開始し、顧客の課題を即座に解決 |
| canvas / リスト | 顧客ごとの導入計画や議事録、タスク一覧をチャンネル内で整理・共有 |
| ワークフロービルダー | 顧客からのリクエスト受付や、重要アラートの自動通知など、定型業務を自動化 |
| HubSpot連携 | CRM上の顧客情報をSlack内で参照・更新し、営業やサポートとシームレスに情報共有 |
| エンタープライズ検索 | 過去の成功事例や技術的な回答を、全チャンネル・ファイルから瞬時に探し出す |
▼活用例
・顧客とのハイタッチな連携(Slack コネクト)
特定の顧客専用のチャンネルを設置し、導入支援や定例会のフォローアップをリアルタイムで実施。メールの往復を減らし、パートナーシップを強化。
・社内の知恵を結集した課題解決(チャンネル活用)
顧客からの難易度の高い質問に対し、エンジニアや製品担当者をチャンネルに招待。専門家の知見を即座に集めて顧客へ回答。
・新任担当者へのスムーズな引き継ぎ(AI & 検索)
担当変更の際も、Slack AIが過去のやり取りを要約。検索機能でこれまでの意思決定の背景を把握し、顧客体験を損なわず引き継ぎを完了。
・HubSpotのアンケート機能との連携
顧客が「非常に不満」というアンケート回答をした瞬間に、担当者と責任者のチャンネルへ通知を飛ばす
Zoom【HubSpot認定アプリ】

Zoomは、高品質なビデオと音声、多彩なコラボレーション機能を備えたWeb会議ツールです。
カスタマーサクセスにおいては、遠隔地にいる顧客との「対面に近い」コミュニケーションを可能にし、画面共有やAIによる記録支援を通じて、スムーズな導入支援や継続的な信頼構築を支える基盤となります。
▼Zoomの主な機能(カスタマーサクセス向け)
| 機能名 | カスタマーサクセスにおける役割 |
|---|---|
| HDビデオ・音声 | 顧客とのオンライン面談で、表情を見ながらのきめ細やかな対応を実現 |
| 画面共有・注釈 | 顧客の画面を見ながらの操作ガイドや、資料への書き込みによる直感的な説明 |
| AI Companion | ミーティングの自動要約、重要事項の抽出、未参加者への情報共有の効率化 |
| 録画・文字起こし | 打ち合わせ内容を記録し、言った・言わないの防止や社内教育に活用 |
| Zoom Whiteboard | 顧客とのワークショップやロードマップ作成を、視覚的に共同作業 |
| Team Chat 連携 | ミーティング前後も、同じプラットフォーム上で顧客や社内と迅速に連絡 |
| Scheduler | 顧客との面談予約をスムーズに行い、スケジュールの調整コストを削減 |
▼活用例
・オンボーディング(導入支援)
画面共有機能を使い、初期設定や操作方法をハンズオン形式でレクチャー。顧客が自走できるまで伴走。
・定例ミーティング(QBR/定期レビュー)
I Companionで前回の会議内容を即座に振り返り。活動状況や成果をWhiteboardで可視化しながら、次期の戦略を提案。
・トラブルシューティング・技術サポート
遠隔操作リクエストや画面注釈を活用し、顧客が直面している技術的な問題をその場で特定・解決。
・顧客向け勉強会・ウェビナー
新機能の紹介やベストプラクティスの共有をビデオ会議形式で実施。リアクション機能や投票機能で双方向のエンゲージメントを確保。
Zoom Phone for HubSpot(ズームフォン)

Zoom Phoneは、ビデオ会議やチャットと同一のプラットフォームで利用できるクラウド電話システムです。
HubSpotとの強力な連携により、顧客管理画面から離れることなく通話やSMS送信が可能になります。
カスタマーサクセスにおいては、顧客データを確認しながらの素早い架電や、全てのやり取りの自動記録を通じて、一貫性のある高品質な顧客体験を提供するための基盤となります。
▼Zoom Phoneの主な機能(カスタマーサクセス向け)
| 機能名 | カスタマーサクセスにおける役割 |
|---|---|
| 統合ソフトフォン・ウィジェット | HubSpot画面上のウィジェットから直接発着信。着信時に顧客レコードを自動表示し、過去の経緯を即座に把握 |
| ワンクリック発信 | 連絡先や会社レコードをクリックするだけで発信。顧客への定期フォローアップ(ヘルスチェック)を効率化 |
| SMS送受信と一元管理 | ウィジェットから直接SMSを送信。メールよりも反応が良いチャネルを活用し、顧客との接触率を向上 |
| アクティビティ自動ログ | 通話時間、日時、発着信、SMS履歴をHubSpotに自動記録。入力漏れをゼロにし、チーム内での情報共有を徹底 |
| 通話履歴へのメモ追加 | ウィジェット内で通話中にメモを記載。スムーズな次アクション(フォローアップ)と一貫したドキュメント管理を実現 |
▼活用例
・「電話+CRM」による迅速なトラブル対応
顧客からの入電と同時に、HubSpot上の顧客情報(契約内容や過去の問い合わせ)が自動で開かれるため、状況説明を求める手間を省き、即座に本質的なサポートを開始。
・SMSを活用したエンゲージメント向上
メールの開封率が低い顧客に対し、SMSで面談のリマインドや新機能の案内を送信。HubSpot内に履歴が残るため、チャネルを跨いだコミュニケーションの断絶を防ぐ。
・データに基づくコーチングとフォロー
通話履歴やボイスメールがHubSpotに集約されるため、マネージャーは実際の対応内容を確認し、CS担当者へ具体的なアドバイスを送ることができる。
Ringover(リングオーバー)【HubSpot認定アプリ】

Ringoverは、AIを搭載したクラウド型クラウド型ビジネス電話システムです。
カスタマーサクセスにおいては、電話、メッセージ、CRM連携、そしてAIによる会話分析を統合することで、顧客一人ひとりに合わせたパーソナライズされた対応と、データに基づく能動的なフォローアップを可能にします。
世界で14,000社以上の企業が導入しています(2025年12月時点)。
▼Ringoverの主な機能(カスタマーサクセス向け)
| 機能名 | カスタマーサクセスにおける役割 |
|---|---|
| クラウド電話システム | 場所を選ばず、PCやスマホからビジネス番号で発着信が可能 |
| オムニチャネル | SMS、メール、SNS、WhatsApp等のメッセージを一元管理 |
| ビデオ会議 | チーム内やクライアントとのオンライン会議をサポート |
| AI文字起こし&要約 | 通話内容を自動でテキスト化し、重要なポイントを要約 |
| トピック・感情分析 | 会話から主要な話題や顧客の感情をAIが自動で特定 |
| AIコーチング | 通話データを分析し、営業やサポート担当者へ改善案AI・分析を提示 |
| CRM/外部ツール連携 | Salesforce, HubSpot, Teams等、100以上のアプリと連動 |
| 自動ルーティング | スキルや担当に合わせて、最適なオペレーターへ通話を自動転送 |
| リアルタイム分析 | 通話量や応答率、待ち時間などの統計をダッシュボードで可視化 |
| 通話録音・モニタリング | 教育や証拠管理のための録音、管理者のリアルタイム指導(ささやき) |
▼活用例
・プロアクティブな顧客フォロー(AI分析の活用)
AIが通話から顧客の不満や特定の懸念(トピック)を検出し、解約リスクを察知して先回りしたフォローアップを実施。
・シームレスなチーム間連携(CRM同期)
営業からCSへの引き継ぎの際、過去のすべての通話録音やAI要約がCRMに自動保存されているため、顧客に同じ説明を二度させない。
・担当者のスキル向上(コーチング機能)
マネージャーが「ダブルリスニング」機能で新人の対応をリアルタイムで聴取し、顧客に聞こえない形で適切なアドバイス(ささやき)を送る。
・場所を問わないサポート提供(モバイルアプリ)
外出先やリモートワーク中でも、オフィスの番号で顧客からの重要入電に対応し、一貫したサポート品質を維持。
Miitel(ミーテル)

Miitelは、RevComm社が提供する電話営業や顧客対応を可視化する音声解析AI電話(IP電話)および会議解析ツールです。
カスタマーサクセスにおいては、顧客との会話を「資産」に変え、解約防止、顧客の声の収集、担当者の教育効率化をAIが強力にサポートします。
▼Miitelの主な機能(カスタマーサクセス向け)
| 機能名 | カスタマーサクセスにおける役割 |
|---|---|
| 自動録音・文字起こし | 全通話・商談を自動記録。言った・言わないの防止や、振り返り工数の削減を実現 |
| 音声解析(話し方分析 | 話速、抑揚、被せ率、フィラー(「えー」等)を数値化。質の高い顧客体験の標準化を支援 |
| AIスコアリング | 会話の質をAIが自動採点。ハイパフォーマーのトークを特定し、チームの底上げに活用 |
| キーワード自動検知 | 「不満」「解約」「競合名」などの重要語句を検知。リスクを早期発見し、Slack等へ通知 |
| CRM/SFA自動連携 | HubSpotに録音データや文字起こしを自動紐付け。入力の手間を排除 |
| 感情解析 | 顧客の感情の変化を可視化。満足度の低い通話を特定し、迅速なフォローを可能に |
| モニタリング・ささやき | 管理者がリアルタイムで通話を聴取し、担当者にだけ聞こえるアドバイス(コーチング)を実施 |
▼活用例
・顧客の声の効率的な収集と製品フィードバック
会話データから特定のキーワード(例:新機能の要望、使いにくい点)を抽出し、客観的なデータに基づいて開発チームへ改善を提案。
・解約予兆の早期察知と防止
AIが会話内の「ネガティブなキーワード」や「感情の落ち込み」を検知。アラートを受けたマネージャーが先回りしてフォローすることで解約を未然に防ぐ。
・セルフコーチングと新人教育の高速化
自分の話し方の数値をトップ層と比較し、自ら改善する「セルフコーチング」を促進。新人の研修期間を大幅に短縮(事例では半分に削減)。
・部門間連携の強化(営業からCSへの引き継ぎ)
初回商談時の録音を確認することで、顧客が何を期待し、どんな課題を抱えていたかの「一次情報」を把握した状態でオンボーディングを開始。
Pikupon(ピクポン)

Pickuponは、電話やオンライン会議の内容をAIが自動で議事録化し、SalesforceやHubSpotなどのSFA/CRM、およびSlackなどのチャットツールに自動投稿・共有するツールです。
顧客との対話という「ブラックボックス」を解消し、一次情報(音声とテキスト)をチーム全体で共有することで、属人化の防止と顧客対応の質向上を実現します。
▼Pickponの主な機能(カスタマーサクセス向け)
| 機能名 | カスタマーサクセスにおける役割 |
|---|---|
| 自動議事録&SFA自動登録 | 通話やMTGの内容をAIが要約し、CRMへ自動入力。記録の手間をゼロにし、入力漏れを防ぐ |
| ニーズアナリティクス | 膨大な会話データから、AIが顧客の重要発言やインサイトを抽出・分類。顧客対応施策に活用 |
| カスタマープロファイル | 過去の発話データを元に顧客のプロファイルを自動作成。個々の状況に合わせた高品質な対応を可能に |
| タグアナリティクス | 架電内容をタグで分類・分析。顧客の課題感や反応を定量的に把握 |
| クリックコール | CRM画面からワンクリックで発信。スムーズな顧客連絡をサポート |
| 閲覧アカウント無料 | 現場のCS担当者以外のメンバーも無料で録音・テキストを確認でき、チーム全体でVOCを共有 |
▼活用例
・「情報のブラックボックス化」の解消と共有
顧客とのやり取りが音声とテキストで残るため、確認したい箇所を一瞬で特定・共有。担当者以外でも「何が起きたか」を正確に把握できる。
・スムーズな引き継ぎとナレッジ蓄積
営業(IS/FS)からCSへの引き継ぎ時、過去のやり取りを「一次情報」として確認。アポ取得時の課題感や温度感、具体的な発言を事前に把握して初回のCS面談に臨める。
・顧客の声に基づくサービス改善
顧客の課題感を含む発言が自動でピックアップされ、Slack等にシェアされるため、開発チームや企画チームへ「現場の声」をリアルタイムに届けられる。
・解約防止・パトロール
顧客のインサイト分析機能を使い、不満や課題の発言を早期にキャッチ。解約予兆を見逃さず、先回りしたアクションにつなげる。
Conversations Export(カンバセーションズ エクスポート)

Conversations Exportは、HubSpotに蓄積された顧客との会話データ(ウェブチャット、Facebook メッセンジャー、フォーム送信後のやり取り、受信メールなど)を、CSVやJSON形式で一括エクスポートするためのツールです。
通常、HubSpotの標準機能では難しい「チャットやメールのやり取りの詳細データ」を外部に取り出すことで、高度なデータ分析やAI学習への活用を可能にします。
▼Conversations Exportの主な機能(カスタマーサクセス向け)
| 機能名 | カスタマーサクセスにおける役割 |
|---|---|
| 一括エクスポート機能 | 数年分、数万件に及ぶ顧客とのやり取りを数分でCSV/JSON化。手作業のコピー&ペーストを排除 |
| 匿名化オプション | プライバシーに配慮し、個人情報を匿名化してエクスポート可能。安全なデータ共有を実現 |
| 期間指定フィルタ | 月別、四半期別など、特定の期間に絞った会話データを抽出して分析 |
| AIトレーニング用データ作成 | エクスポートしたデータを自社専用のAIやチャットボットの学習データとして活用 |
| 外部分析ツール連携 | スプレッドシートやBIツールに読み込ませ、会話の傾向や顧客のインサイトを可視化 |
▼活用例
・顧客の声の深い分析
大量のサポートチャット履歴を分析し、「顧客が最も躓いている機能」や「よくある質問」を特定。オンボーディング資料やヘルプセンターの改善に繋げる。
・解約予兆の特定
過去に解約した顧客の会話データを一括で取り出し、共通して出現するネガティブなキーワードやトピックの傾向を分析。
・CS担当者のナレッジ共有と標準化
ハイパフォーマンスなCS担当者の会話ログを抽出し、ベストプラクティスとしてチーム全体で共有・教育に活用。
・自社専用AIアシスタントの構築
過去の成功したサポート事例をエクスポートし、自社製品に特化したAIチャットボットの学習データとして活用することで、回答精度を向上させる。
・製品改善や顧客関心の特定
製品のUI改善や、新しいFAQ記事のネタ探しを徹底的に行う場合に活用できる。
HubSpotの活用で顧客を成功に導こう
いかがでしたか?
カスタマーサクセスは、単なる「アフターフォロー」ではありません。
顧客と伴走し、共に成長するための「経営戦略」と言えます。
HubSpotを使いこなすことで、顧客にとって満足度の高いサービス提供ができ、「なくてはならないパートナー」になれる可能性が高まります。
「自社に合わせたCS体制をどう作ればいいかわからない」
「HubSpotを導入したが、Service Hubを使いこなせていない」
という方は、ぜひ一度ナウビレッジ株式会社へご相談ください。
この記事を監修した人
髙山博樹
ナウビレッジ株式会社 取締役CMO
兵庫県出身。東京工業大学 修了。上場企業で勤務後に参画。広告・SEO・Webサイトといった多様な集客手法とCRM/SFA/MAに精通し、これまでマーケティングのコンサルタントとしてマーケティング戦略の策定から実行(サイト制作や広告運用、SEOなど)を経験。取締役CMOとして年間自社リード400件の体制構築やサービス戦略の策定などに従事。HubSpot導入・構築支援サービス責任者。
HubSpotの導入をご検討中ですか?
- ・ HubSpotを導入したい
- ・ Service Hubで顧客エンゲージメントを高めたい
- ・ 顧客対応を改善、効率化したい
HubSpotの導入については、ナウビレッジへお気軽にご相談下さい。
HubSpot導入支援のプロフェッショナルが貴社の状況やニーズに応じて適切なプランをご提示し、伴走型支援によるスムーズな定着を実現します。