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HubSpot CRMとZoho CRMを徹底比較!CRMの最適な選び方

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2025.08.25

2025.08.25

「CRMを導入したいけど、どのCRMが自社に合ってるの?」
「HubSpot CRMとZoho CRM、どちらを選べばいいんだろう?」
「HubSpotとZohoの違いがいまいち分からない…」

そうお悩みの企業担当者様も多いのではないでしょうか。

顧客管理、営業支援、マーケティングオートメーションなど、ビジネス成長に不可欠な機能を提供するCRMツールは数多く存在します。
その中でも、「HubSpot CRM」と「Zoho CRM」は特に人気の高いCRMです。

しかし、それぞれに異なる特徴、料金体系、機能、そしてサポート体制があり、自社に最適なCRMを見極めるのは容易ではありません。

そこで本記事では、HubSpot CRMとZoho CRMを徹底比較し、それぞれの強みや弱みを明らかにします。

▼この記事の要約
・HubSpot CRMは「使いやすさ」と「マーケティング機能」に強みがあり、インバウンドマーケティングに特化。直感的なUIと豊富な無料機能が魅力。
・Zoho CRMは「多機能性」と「カスタマイズ性」に優れたCRMで、営業支援や帳票管理、他のZohoアプリとの連携で業務全体の効率化が可能。
・料金体系・機能・サポート体制などを総合的に比較し、企業の目的に応じた最適なCRM選定が重要。

こんな方におすすめ

  • CRMをこれから導入したい方
  • HubSpot CMとZoho CRM、どちらを導入すべきか迷っている方
  • 顧客情報を起点にマーケティングや営業を強化したい方

CRMの選定や活用にお困りですか?

  • ・ 自社に合うツールがわからない
  • ・ 現状のシステムを使い切れていない
  • ・ HubSpotの詳細について聞きたい

このような課題に直面している方はHubSpot認定パートナーのナウビレッジへご相談ください。
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HubSpot CRMとZoho CRMの比較サマリー

まず、両ツールの特徴を一覧表で比較してみましょう。

比較項目HubSpot CRMZoho CRM
コンセプトインバウンドマーケティング思想に基づき、顧客を惹きつける仕組みを構築できる豊富な業務アプリケーション群との連携で、基本業務の効率化を支援する
強み・直感的で使いやすいUI/UX
・無料プランから利用可能
・豊富な機能
・豊富な機能
・高度なカスタマイズが可能
・帳票管理も可能
料金体系・無料プラン
・Starterプラン
・月額¥2,400~ 
・Professionalプラン
月額¥6,000(税抜)/ユーザー
・Enterpriseプラン
月額¥9,000(税抜)/ユーザー
※月間支払の月額料金で記載
・スタンダード
月額¥2,400(税抜)/ユーザー
・プロフェッショナル
月額¥4,200(税抜)/ユーザー
・エンタープライズ
月額¥6,000(税抜)/ユーザー
・アルティメット
月額¥7,800(税抜)/ユーザー
※月間契約の月額料金で記載
使いやすさ非常に直感的で、マニュアルなしでも操作しやすいと評判機能が豊富なため、一部で慣れが必要との声もあるが、UIは整理されている
連携性・豊富な外部アプリと連携可能
(アプリマーケットプレイス)
・Zohoアプリ群とのシームレスな連携が可能
・外部連携も可能
おすすめの企業・インバウンドマーケティングを強化したい企業
・ツールの使いやすさを重視する企業
・まずは無料でCRMを始めたい企業
・コストを抑えて多機能なCRMを導入したい企業
・営業プロセスが複雑でカスタマイズ性を求める企業
・既に他のZoho製品を利用している企業

HubSpot CRMとZohoCRMの特徴比較

まずは、HubSpot CRMとZoho CRMがどのようなツールなのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。

HubSpot CRMとは?

HubSpot CRMは、米HubSpot社が提供する「使いやすさ」と「高度な機能」を両立させた企業の成長を支援するCRM搭載のカスタマープラットフォームです
2025年8月時点で、世界135か国以上・26万8,000社を超える企業に導入されています。

HubSpot CRMは、単なる顧客管理ツールにとどまらず、マーケティング、営業、カスタマーサポート、CMS(コンテンツ管理システム)、オペレーションなど、あらゆる業務・部門で扱うデータを統合的に管理できます

特に「インバウンド」の思想に基づき、顧客が自ら課題解決のために情報を探し、購買に至るまでのプロセス全体を支援するしくみづくりに強みを持っています。

無料プランでも顧客管理、リード獲得、メール配信、レポート作成などの基本的な機能が充実しており、幅広い企業に利用されています。

関連記事:
HubSpot CRMとは?主な機能や活用メリットをわかりやすく解説

Zoho CRMとは?

Zoho CRMは、インドを拠点とするZoho Corporationが提供するクラウドベースのCRMソフトウェアです
Zohoは、CRMだけでなく、会計、人事、プロジェクト管理、BIツールなど、ビジネスに必要な50種類以上のSaaSアプリケーションを提供しており、それらを統合的に利用できる「Zoho One」というユニークなサブスクリプションモデルも展開しています。

Zoho CRMは、特に営業活動に特化した機能が豊富で、リード管理、商談管理、見積もり作成、営業予測などの機能が充実しています
また、カスタマイズ性が高く、多様な業種・業態のビジネスニーズに対応できる柔軟性も持ち合わせています。


HubSpot CRMとZohoCRMの料金比較

CRMツールの導入を検討する上で、料金は重要な要素です。
ここでは、HubSpot CRMとZoho CRMの料金体系について詳しく見ていきましょう。

HubSpot CRMの料金体系

HubSpotは、5つの製品にそれぞれ4つのプランがあります。
自社の特徴やフェーズに合わせたプランを追加することができます。
月額支払いと年間支払いの契約形態により月額料金も異なり、長期的な利用を検討している場合は、年間支払いにする方が安く利用できます

▼月額支払いの場合の月額料金

製品名
※HubSpot CRMがベース
無料StarterProfessionalEnterprise
Marketing Hub期間制限なく
0円で利用可能
2,400円/月106,000円/月432,000円/月
Sales Hub12,000円/月18,000円/月
Service Hub12,000円/月18,000円/月
Content Hub60,000円/月180,000円/月
Operations Hub96,000円/月240,000円/月

▼年間支払いの場合の月額料金

製品名
※HubSpot CRMがベース
無料StarterProfessionalEnterprise
Marketing Hub期間制限なく
0円で利用可能
1,800円/月96,000円/月432,000円/月
Sales Hub10,800円/月18,000円/月
Service Hub10,800円/月18,000円/月
Content Hub54,000円/月180,000円/月
Operations Hub86,400円/月240,000円/月

基本的には、利用人数によって月額料金が変動します。

ただし、Marketing Hubは、マーケティング活動に利用するリストの数(例えば、メルマガ配信対象者数)によっても変動します。

編集を行わないユーザーには表示のみの権限を付与することができ、これは利用人数にカウントされないため、月額料金には影響しません。

また、年間支払いにするとディスカウントされるため、懐事情と相談して利用してみてください。

関連記事:
【2025年最新版】HubSpoの料金プランを徹底解説!

ZohoCRMの料金体系

Zoho CRMも、無料プランから利用可能です。
有料プランは、15日間無料でお試し利用することができ、お試し期間が数量すると自動で無料プランに移行されます。
有料プランは、スタンダード、プロフェッショナルl、エンタープライズ、アルティメットの4つのプランに分かれており、それぞれ提供される機能と料金が異なります。

▼月額支払いの場合の月額料金(※1ユーザーあたりの月額料金)

製品名無料スタンダードプロフェッショナルエンタープライズアルティメット
Zoho CRM15日間0円
で利用可能
2,400円/月4,200円/月6,000円/月7,800円/月
参考:Zoho CRM料金

▼年間支払いの場合の月額料金(※1ユーザーあたりの月額料金)

製品名無料スタンダードプロフェッショナルエンタープライズアルティメット
Zoho CRM15日間0円
で利用可能
1,600円/月2,760円/月4,800円/月6,240円/月
参考:Zoho CRM料金

Zoho CRMの料金も同じく、ユーザー数や選択するプランによって変動します。
年払いを選択すると月払いよりも割引が適用されます。

Zoho CRMもHubSpot同様に、詳細な料金プランはZohoの公式サイトで確認することをおすすめします。

HubSpot CRMとZoho CRMの機能比較

次に、両ツールの具体的な機能について比較していきます。
ここでは、以下の8つの主要な機能カテゴリごとにそれぞれの特徴を見ていきましょう。

機能HubSpot CRMZoho CRM
顧客管理(CRM)
(マーケティング・営業・カスタマーサービス機能と統合可能)

(営業・マーケ・サポートなどと連携可能。360度ビュー対応)
マーケティングオートメーション(MA)
(Marketing Hubで対応可能)

(Zoho Marketing AutomationやCampaignsと連携可能)
営業支援(SFA)
(Sales Hubで対応可能)

(見込み客管理、営業予測、パイプライン自動化、Gamification機能あり)
売上管理(帳票管理)
(Sales Hubのレポート機能で基本的な売上分析は可能、帳票管理は一部可能)

(請求書・見積書作成機能を標準搭載。Zoho Booksと連携で財務管理まで可)
ワークフロー
(業務プロセス自動化)

(Professionalプラン以上で利用可能)

(多機能ゆえやや複雑。初期設定に時間がかかることも)
使いやすさ
(直感的なUIで、初心者でも操作しやすい)

(多機能ゆえやや複雑。初期設定に時間がかかることも)
カスタマイズ性
(一部機能にプラン制限あり。エンタープライズ以上で柔軟に対応可能)

(フィールド、レイアウト、スクリプト、関数など高度なカスタマイズが可能)
モバイルアプリ
(iOS/Android対応。外出先での記録・確認が可能)

(オフライン利用、音声入力、名刺スキャン機能などが搭載)

顧客管理(CRM)

HubSpot CRMでは、リード情報、顧客の基本情報、企業情報、過去のメール履歴、電話のログ、Webサイトの閲覧履歴、フォーム送信履歴、顧客へのタスクなど、あらゆる顧客接点情報を一元管理できる点が強みになります
そのため顧客の行動履歴を詳細に把握し、個別に合わせたアプローチが可能になります。
また、営業担当者だけでなく、マーケティング担当者やカスタマーサポート担当者など部門を横断して顧客情報を管理・共有できるため、部門横断的な顧客理解を促進します。

一方でZoho CRMは、リード情報、顧客情報、取引先、連絡先といった顧客情報を管理でき、リードから取引先への変換、商談履歴の管理など、営業プロセスに沿った顧客管理に強みがあります
また、Zoho CRMもメール連携や活動履歴の記録が可能で、顧客とのやり取りを追跡できます。カスタマイズ性が高く、自社の顧客管理プロセスに合わせてフィールドやレイアウトを柔軟に設定できる点が特徴です。

関連記事:
HubSpot CRMとは?主な機能や活用メリットをわかりやすく解説

マーケティングオートメーション(MA)

HubSpot CRMは、マーケティング活動を支援するMA「Marketing Hub」との連携により、マーケティングを強化することが可能です
HubSpot CRMの利用開始と同時にMarketing Hubの無料プランも利用開始できるようになっています。

メールマーケティング(パーソナライズされたメールの作成・送信)、ランディングページ作成、ブログ作成、SEOツール、ソーシャルメディア管理、広告管理、ワークフロー(リードナーチャリングの自動化)など、インバウンドマーケティングに必要な機能が包括的に提供されています。

無料プランで利用できる機能をより強化したい場合は、Starterプラン、Professionalプラン、Enterpriseプランと有料プランに切り替えることで、より高度なMA機能を使うことができます。

一方でZoho CRMは、Zoho CRM単体でもメールキャンペーンの送信、フォーム作成、リードスコアリングなどのMA機能が利用できます
しかし、より高度なMA機能を利用したい場合は、「Zoho Marketing Automation」や「Zoho Campaigns」など、Zohoの他のマーケティング関連アプリケーションとの連携が推奨されます。
これらのツールと組み合わせることで、より複雑なワークフローや多角的なマーケティングキャンペーンを実行できます。

関連記事:
HubSpot Marketing Hubとは?特徴・機能・料金・メリットデメリットを徹底解説

営業支援(SFA)

HubSpot CRMは、営業活動を支援するSFA「Sales Hub」との連携により、営業力を強化することができます
Sales Hubも、前述したMarketing Hub同様に、HubSpot CRMの利用開始と同時に、無料プランを利用できるようになっています。
主に、リード管理、パイプライン管理、見積もり作成、契約書作成、ミーティングスケジューリング、営業タスクの自動化、営業予測、営業レポート作成など、営業担当者の日常業務をサポートするための機能が豊富に搭載されています。

特に、メールテンプレート、ミーティングリンク、ドキュメントトラッキングなどのツールは、営業担当者の日々の業務を効率化してくれます。

Zoho CRMSFA機能が充実しています
とくに、リードの獲得から商談、契約、そしてその後の顧客フォローまでの一連のプロセスを効率的に管理できる点に強みをもっています。

パイプライン管理、営業予測、ワークフローによるタスク自動化、見積もり・請求書作成、商品管理など、営業部門が必要とする多くの機能を網羅しています。
HubSpot同様に、営業担当者の活動記録を詳細に残せるため、営業プロセスのボトルネック特定や改善に役立ちます。

関連記事:
HubSpot Sales Hubとは?機能や特徴、料金プラン、導入による効果まで徹底解説

売上管理(帳票管理)

HubSpot CRMは、売上管理や帳票管理に関しては、HubSpot CRM単体で行うには限定的です
前述の連携されている「Sales Hub」では、見積書や請求書の作成・送信機能はありますが、本格的な会計処理や在庫管理の機能は持ち合わせていません。
これらの機能が必要な場合は、別の会計システムやERPシステムとの連携が推奨されます。HubSpotでは「アプリマーケットプレイス」という外部アプリやシステムとの連携を簡単に行えるサイトが用意されているため、そこから様々な会計ツールとの連携が可能です。

Zoho CRMも、Zoho CRM単体での本格的な会計機能は限定的です
同じく、Zohoが提供する他のアプリケーション「Zoho Books(会計ソフトウェア)」や「Zoho Inventory(在庫管理)」と連携することで、売上管理から在庫管理、会計処理までを一貫して行うことが可能です。
Zoho CRMの見積もり機能や請求書機能は、これらの会計・在庫管理ツールと連携することで、より効率的な売上管理が可能になります。

業務プロセス自動化・ワークフロー

HubSpot CRMでは、Marketing Hub/Sales Hub/Service Hub/Operations HubのProfessionalプラン以上の導入で、ワークフロー機能を利用することができます。
リードの特定の行動や、プロパティに基づいた自動メール送信、タスク割り当て、リードスコアの更新などができます。

ワークフロー機能を上手に活用することで、マーケティングと営業の連携を強化し、業務プロセスの自動化を促進させることができます。
複雑な条件分岐や複数のアクションを組み合わせたワークフローを簡単に構築できるため、プログラミングの知識がなくても高度な自動化を実現できます。

Zoho CRMもワークフロー機能を備えており、特定のトリガー(レコードの作成、更新など)に基づいて、タスクの割り当て、メールの送信、フィールドの更新などのアクションを自動化できます。

承認プロセスやブループリント(より複雑な業務プロセスを自動化するための機能)といった機能も充実しており、営業プロセスやカスタマーサービスプロセスなど、企業内の様々な業務プロセスを自動化・標準化することが可能です。

関連記事:
HubSpotワークフローとは?設定方法から活用例まで徹底解説

使いやすさ

HubSpot CRMは、その直感的なUI/UXで世界的に高い評価を得ています
初めてCRMを利用するユーザーでも迷うことなく操作できるような設計がされており、学習コストが低いのが特徴です。
ドラッグ&ドロップでのパイプライン管理や、視覚的に分かりやすいレポート画面など、営業担当者やマーケティング担当者が日々の業務でストレスなく利用できる工夫があり使いやすい設計になっています。

Zoho CRMも比較的使いやすいインターフェースを提供していますが、HubSpotに比べると機能が多岐にわたるため、慣れるまでに多少の時間を要する場合があります
しかし、カスタマイズ性が非常に高いため、一度設定してしまえば、自社に最適な形で利用できるのが特徴です。

カスタマイズ性

HubSpot CRMは、無料プランで利用できる標準機能が充実しているため、多くの企業ではそのままの状態でも十分に活用できます。
また無料プランでは、レポートダッシュボードのカスタマイズもでき、加えて有料プランでは、カスタムプロパティの追加、ワークフローの設定などより高度なカスタマイズも可能です。

Zoho CRMは、非常に高いカスタマイズ性を持っています。
カスタムモジュールの作成、レイアウトの変更、カスタムフィールドの追加、ワークフローや承認プロセスの詳細な設定、プログラミング言語(Deluge)によるカスタム機能の開発など、自社独自のビジネスプロセスに合わせてCRMを細かく調整することが可能です。
複雑な業務フローを持つ企業や、既存のシステムとの連携を重視する企業にとっては大きなメリットとなります。

モバイルアプリ

HubSpot CRMは、iOSとAndroidの両方で高機能なモバイルアプリを提供しています
モバイルアプリの利用で、外出先から顧客情報の確認、リード追加、タスク管理、商談結果の更新、メール送信、レポート確認など、PC版とほぼ同等の操作が可能です。
そのため、営業担当者が顧客訪問の合間や移動中に効率的に業務を行うことができます。

Zoho CRMも、iOSとAndroid向けのモバイルアプリを提供しています
顧客情報へのアクセス、リード・商談の管理、活動の記録、営業ダッシュボードの確認など、HubSpot同様にモバイル環境でも主要なCRM機能を利用できます。

HubSpot CRMとZohoCRMのサポート体制比較

CRMツールを導入する上で、万が一のトラブルや不明点があった際に頼りになるサポート体制は非常に重要です。
ここでは、HubSpot CRMとZoho CRMのサポート体制について比較します。

HubSpotのサポート体制

HubSpotのカスタマーサポート体制は以下のとおりです。

サポート内容詳細対象プラン
チャットサポートチャットを用いて質問可能。5分以内に返答があり、人またはAIがチャットで回答してくれるStarter以上
メールサポートメールを用いて質問可能。回答には1営業日ほどかかるStarter以上
電話サポートサポートチームと直接通話し質問可能。Professional以上
ナレッジベースHubSpotの各種機能に関するナレッジを閲覧可能すべてのプラン
オンライン学習コンテンツHubSpotアカデミー」を無料で利用でき、HubSpotの機能について自己学習できるすべてのプラン
HubSpotコミュニティ・HubSpotユーザー向けのセミナーイベントのお知らせ
・お役立ちコンテンツのお知らせ
・掲示板での質問が可能
すべてのプラン
出典:HubSpotナレッジベース

HubSpotでは、カスタマーサポートチームが丁寧なサポートを提供してくれます。

Starter以上の有償プランではチャットやメール、電話でのサポートを無償で受けることができます。

※電話によるサポートはProfessionalプラン以上が対象

チャットサポートを利用すると5分以内にサポートチームから返答があり、正確で丁寧なサポートを利用することができます。

また、機能解説記事が集約されている「ナレッジベース」や、プランにかかわらずオンライン学習プラットフォーム「HubSpotアカデミー」、そして質疑応答やシェアができる「HubSpotコミュニティ」を無料で利用することができる点も非常に魅力的です。

ただし、上記のサポート機能において、社内の状況を踏まえたサポートを受けることはやや難しい部分があります。その場合は、パートナーが用意しているサポート機能を利用することを推奨します。

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ZohoCRMのサポート体制

Zohoのカスタマーサポート体制は以下のとおりです。

サポート内容詳細対象のお客様
オンボーディングスムーズな導入・活用を目的として、購入から45日間オンラインで設定のアドバイスを実施すべてのプラン
メールサポート・技術的な問い合わせに日本語で対応
・通常1営業日以内に返答
スタンダード以上
チャットサポートウェブサイト・管理画面から日本語でリアルタイムチャット可能スタンダード以上
電話サポート専任スタッフによる直接対応(要予約・サポート時間内)プロフェッショナル以上(要サポート契約)
カスタマーサポート・日本語対応の専任スタッフが常駐
・導入後の運用課題・技術的な問題を解決
スタンダード以上
オンライン学習コンテンツZoho CRMの操作や活用法を学べる動画・記事を無料提供すべてのプラン
Zohoコミュニティ利用者同士の情報交換、Q&A、ノウハウ共有が可能すべてのプラン
追加サポートオプション導入支援・運用コンサル・トレーニングなど有償で追加可能有償対応(すべてのプラン対象)
参照:Zoho CRMサポートについて

Zoho CRMでは、全プラン共通でオンボーディング支援や学習コンテンツの提供があるため、初めてCRMを導入する企業でも安心して運用を開始できます。
この購入から45日間のオンボーディング支援は他社にはない特長で、導入時のつまずきを軽減します。

また、スタンダードプラン以上のユーザーには、日本語対応のメール・チャットサポートが提供されており、迅速かつ正確な技術対応が可能です。
さらに、プロフェッショナルプラン以上では、予約制の電話サポートも利用でき、より複雑な課題にも対応できる体制が整っています。

カスタマーサポートには専任スタッフが常駐しており、技術的なサポートだけでなく、導入後の業務運用上の課題にも伴走する形で支援します。
ユーザー同士の交流ができるコミュニティ機能や、有償での導入支援・トレーニングなど追加オプションも用意されており、企業規模や利用目的に応じた柔軟なサポート体制が構築されています。

このように、Zoho CRMは「初期導入から日常運用、スキル向上、拡張支援」までを一貫してカバーする総合的なサポートが特徴です。

HubSpot CRMとZoho CRMの評価・口コミ比較

実際に両方のCRMを利用しているユーザーは、どのような評価や口コミを寄せているのでしょうか。ここでは、一般的な傾向をまとめます。

HubSpot CRMの評判・口コミ

HubSpot CRMに関する評価や口コミでは、以下のような声が多く見られます。

良い口コミ

個人でなく、会社全体で、顧客のコンタクト情報だけでなく、コンタクト履歴も管理でき、営業の重複がなくなる。
企業としての営業活動に効率化が期待でき、革命が起きそうな予感をログインした瞬間から感じた。
これまでは、個別にコンタクト履歴を確認していたから、先方にも迷惑をかけることなく関係構築ができて便利。
ITreview
セールスフォースと違って、営業で使うCRMとマーケで使うメール、広告などが分断されていないところが良い。
一つのプラットフォーム上で管理でき、さらには拡張性(他の機能の連携)が有るので、一元管理しやすい。

サポートが充実している、ヘルプやチャット、メールなど、疑問に思ったこと、やりたいことをスピーディに解決できる。
ITreview
今までのスプレットシートでの管理から、Hubspotへ移行しました。
一元管理でき顧客単位での状況の把握が一目で見られるようになりました。
直観的に利用できるのもメリットでした。
G2.com

ネガティブな口コミ

Google,Meta,LinkedIn広告は連携できるがYahoo広告が連携できない点が少し不便です。
ITreview
改善してほしいポイントは、データの変更履歴です。前週と比較してヨミがどのように変わったかを直感的に捉えられるようにしてほしいです。
ITreview
設定項目が多いので、最初は少し戸惑います。他社ツールで使っていた顧客管理データを連携させられる仕組みが用意されていますが、ツールによってはCSVデータで取り込む必要があるため、もっと対象が増えると嬉しいです。
G2.com

ZohoCRMの評判・口コミ

Zoho CRMに関する評価や口コミでは、以下のような声が多く見られます。

良い口コミ

Zoho CRMはB to Cビジネスにおいて、顧客管理の効率化とパーソナライズ対応を実現できるツールです。コストパフォーマンスが高く、豊富な機能を備えながら手頃な価格で導入可能。Google WorkspaceやSNSとの連携もスムーズで、購入履歴や問い合わせ管理が簡単にできます。ワークフローの自動化によりフォローアップ作業も効率化。さらに、ユーザーコミュニティや勉強会が充実しており、活用ノウハウを学びながら運用できる点も魅力です。
ITreview
柔軟にAPIで開発たカスタマイズができます
UIもCanvas機能を使えば自分好みにできます
機能拡張したい方にお勧め
ITreview
Zoho CRMの強力な自動化機能がとても気に入っています。リードのフォローアップやワークフロー管理といった繰り返し作業を効率化でき、大幅な時間の節約になります。
AIアシスタント「Zia」も特に優れており、予測インサイトや異常検知によって、高確度なリードに優先順位をつけやすくしてくれます。
G2.com

ネガティブな口コミ

Zoho CRMは機能が豊富ですが、UIがやや複雑で直感的に操作しにくい部分があります。特にB to C向けには、シンプルな導線があるとより使いやすくなると感じます。また、カスタマイズの自由度は高いものの、細かい設定にはIT知識が必要で、ノーコードでの直感的な編集が強化されると便利です。公式サポートのレスポンスが遅いことがあり、トラブル時の対応を改善してほしい点もあります。さらに、モバイルアプリの操作性がPC版に比べて使いづらいので、外出先でもスムーズに管理できるよう改善されるとより活用しやすくなると感じます。
ITreview
標準のUIをもっと美しく、初期の項目が多すぎて自社にあったものに絞らないと使いがってが悪い
むしろ初期の項目を少なくして必要に応じてオンにする方が良さそう
ITreview
Zoho CRMのインターフェースは少し煩雑で古くさく感じられ、特に初心者にはナビゲーションが扱いづらく感じます。
Salesforceのような競合製品と比べると、洗練されたモダンな見た目に欠けており、特定の機能を見つけるのに余分なクリックが必要になることがあります。
機能面では十分ですが、ユーザー体験の面では、より直感的でビジュアル的に魅力的なデザインに改善されると、ワークフローが大きく向上すると思います。
G2.com

それぞれのCRMが向いている企業の特徴

ここまでHubSpot CRMとZoho CRMを比較してきましたが、それぞれのCRMがどのような企業に向いているのかをまとめていきましょう。

HubSpot CRMが向いている企業

HubSpot CRMは、以下のような企業に特におすすめです。

・インバウンドマーケティングに力を入れたい企業
リード獲得から育成、ナーチャリングまでの一連のプロセスをHubSpotで完結させたい企業には最適です。マーケティング、営業、カスタマーサービスの各部門が連携し、顧客を中心にビジネスを成長させる「フライホイールモデル」を実践したい企業に向いています。

・CRM導入が初めての企業、またはCRMを簡単に始めたい企業
直感的なUI/UXと手厚いサポート、豊富な学習リソースにより、初めてCRMを導入する企業でもスムーズに運用を開始できます。無料版から始められるため、気軽に試したい企業にもおすすめです。

・シンプルなCRM運用を希望する企業
標準機能が充実しているため、複雑なカスタマイズを必要とせず、すぐにCRM運用を始めたい企業に向いています。

・マーケティング部門と営業部門の連携を強化したい企業
マーケティングで獲得したリード情報がスムーズに営業部門に引き渡され、その後の営業活動に活かされる仕組みがHubSpotでは強力に構築されています。

ZohoCRMが向いている企業

Zoho CRMは、以下のような企業に特におすすめです。

・コストを抑えて多機能なCRMを導入したい企業
無料版から利用でき、有料プランもHubSpotに比べて比較的手頃な価格設定となっているため、コストを重視する企業に適しています。

・高いカスタマイズ性を求める企業
自社の独自の業務プロセスや既存システムに合わせてCRMを細かくカスタマイズしたい企業には、Zoho CRMの柔軟性が大きなメリットとなります。

・営業活動をより効率化・自動化したい企業
リード管理、商談管理、営業予測など、営業支援機能が非常に充実しているため、営業部門の生産性向上を重視する企業に向いています。

・Zohoの他のアプリケーションも利用している、または利用を検討している企業
Zoho Oneという包括的なサブスクリプションモデルや、Zohoの豊富なSaaSアプリケーションとの連携を重視する企業にとっては、シームレスな統合が大きな利点となります。

・特定の業界特有の要件がある企業
高いカスタマイズ性を活かし、業界特有の業務フローやデータ管理に対応したい企業にもおすすめです。




HubSpotとZohoCRMは連携もできる

「HubSpotかZoho CRM、どちらか一方を選ぶ必要があるのでは?」
そう思われる方もいるかもしれませんが、実際には両者を連携して併用するという選択肢も存在します。

たとえば、

・Zoho CRMで顧客データを一元管理しつつ、Marketing Hubでマーケティング施策を展開する
・HubSpotで獲得したリード情報をZoho CRMに連携し、営業活動にシームレスにつなげる

というような運用も可能です。

連携手段としては、ZapierなどのiPaaSなどの統合プラットフォームを活用する方法や、APIを用いたカスタム開発による実装が一般的です。ただし、連携には初期設定・運用管理にかかるコストや手間も発生するため、導入効果と負荷のバランスを事前に十分に検討することが重要です。
特に、業務のどの部分をどちらのツールに担わせるかを明確にしたうえで設計するようにしましょう。

自社の目的にあわせて適切なCRMを導入しよう

いかがでしたか?

HubSpot CRMとZoho CRMは、どちらも優れたCRMツールですが、それぞれに異なる強みと特徴を持っています。

HubSpot CRMは、その使いやすさ、充実したインバウンドマーケティング機能、そして手厚いサポート体制が魅力です。CRMを初めて導入する企業や、マーケティングと営業の連携を強化し、顧客を中心に据えたビジネスモデルを構築したい企業に特に向いています。

一方、Zoho CRMは、高いコストパフォーマンス、豊富な営業支援機能、そして圧倒的なカスタマイズ性が魅力です。コストを抑えつつ多機能なCRMを導入したい企業や、自社の複雑な業務プロセスに合わせてCRMを柔軟に調整したい企業、そしてZohoの他のアプリケーションも活用している企業にフィットします。

「どちらのCRMが自社に合っているのか、まだ決めきれない…」

そのようなお悩みをお持ちでしたら、ぜひHubSpot認定パートナーであるナウビレッジにご相談ください。

貴社の状況をヒアリングし、HubSpotに精通したプロの視点から、最適なCRM導入についてサポートさせていただきます。

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この記事を監修した人

髙山博樹

ナウビレッジ株式会社 取締役CMO

兵庫県出身。東京工業大学 修了。上場企業で勤務後に参画。広告・SEO・Webサイトといった多様な集客手法とCRM/SFA/MAに精通し、これまでマーケティングのコンサルタントとしてマーケティング戦略の策定から実行(サイト制作や広告運用、SEOなど)を経験。取締役CMOとして年間自社リード250件の体制構築やサービス戦略の策定などに従事。HubSpot導入・構築支援サービス責任者。

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  • ・ HubSpotの詳細について聞きたい

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