HubSpot「UNBOUND 2026」参加レポート
- HubSpot
2026.09.24
2026.09.24
ナウビレッジ株式会社は、2026年9月16日〜18日に米国・ボストンで開催されたHubSpotのイベント「UNBOUND 2026」に、5名で参加しました。
今年は、長年親しまれてきた「INBOUND」から「UNBOUND」へと名称を変更して初めての開催。会場では、HubSpotの最新の製品発表や各種セッションへの参加に加え、各国のパートナーや出展企業との情報交換を通じて、これからのHubSpot活用について理解を深めました。
本イベントにおいて重要で、我々の印象にも残ったキーワードは、「コンテキスト」と「アウトカム」です。どのような情報をHubSpotに残し、それをどう成果につなげるのか。現地で得た学びと、ナウビレッジが今後の支援で取り組んでいきたいことをご紹介します。
こんな方におすすめ
- AI時代の新しい集客方法やマーケティング戦略を探している方
- 従来のやり方で成果が出ず、閉塞感を抱えている方
- HubSpotの最新動向や新機能について、いち早く知りたい方
HubSpotの運用にお困りではありませんか?
- ・HubSpotの最新機能の使い方がわからない
- ・どの機能が自社に必要かわからない
- ・HubSpotのAI機能を利用したい
HubSpotの運用については、ナウビレッジへお気軽にご相談下さい。
HubSpot運用支援のプロフェッショナルが、貴社の状況やニーズに応じて伴走型支援によるスムーズな定着を実現します。
目次
INBOUNDからUNBOUNDへ。新しい名称に込められた意味
HubSpotは2026年、約15年にわたって開催してきた「INBOUND」を「UNBOUND」へと名称変更しました。
背景にあるのは、企業の成長を支える活動の広がりです。INBOUNDは、価値あるコンテンツや体験を通じて顧客を惹きつける、インバウンドマーケティングの考え方を中心に発展してきました。現在は、マーケティング、営業、カスタマーサービス、オペレーションが連携し、AIも活用しながら顧客体験全体をつくることが求められています。新名称は、こうした変化を反映しています。
「UNBOUND」には、「制約に縛られない」という意味があります。部門やチャネルの枠を超え、従来のやり方にとらわれず成長していく姿勢を表す言葉です。「INBOUND」から一文字だけ変えた名称には、これまで築いてきた学びやコミュニティーとのつながりを引き継ぐ意図も込められています。
顧客を中心に考え、価値を提供して信頼を築くという原点を受け継ぎながら、その実践の範囲を広げていく。今回の名称変更は、その方向性を示すものといえます。名称変更に関する公式発表
5名でボストンへ。製品とマーケティングの両面から学ぶ

ナウビレッジ一行は、イベント前日にボストンへ到着しました。今回の渡航は、最新の知見をお客様への支援に生かすことを主な目的としながら、日々の業務に取り組む社員への慰労も兼ねて実施しました。
イベントでは、製品の進化からマーケティングの考え方まで、幅広いテーマのセッションに参加しました。主な参加セッションは以下の通りです。
- HubSpot Spotlight
HubSpotの最新の製品発表と、今後の方向性を紹介するキーノート。 - Agent Hub: Put Agents to Work Across Your Customer Journey
顧客接点を横断したAIエージェントの活用と、事業成果につなげる仕組みを扱うセッション。 - The Belonging Economy: Marketing’s New Competitive Advantage
コミュニティーへの帰属意識や信頼関係を、継続的な事業成長につなげる考え方を扱うセッション。
AIの機能や業務への取り入れ方に加え、人と企業の関係をどう築いていくかというテーマにも触れる機会となりました。
参考:公式プログラム、Agent Hubセッション、The Belonging Economyセッション

最も印象に残った「コンテキスト」と「アウトカム」
今回の発表を通じて強く感じたのは、HubSpotに蓄積する情報の意味と、その活用によって生み出す成果の重要性です。
UNBOUNDに合わせて発表された「Fall Spotlight 2026」では、顧客や自社の事業、チームに関する情報を、AIが業務を理解するための「Growth Context」として捉える考え方が示されました。このコンテキストを土台に、AIの活用をアウトカム、すなわち成果につなげることが、発表全体を通じたテーマとなっています。HubSpot Japan公式発表
情報を一か所に蓄積することは、多くのツールが目指しているところです。そのうえで私たちが重要だと感じたのは、「どのようなコンテキストをHubSpotに残し、どのようなアウトカムを創出するか」という問いでした。
例えば、商談の金額や進捗に加えて、お客様が何に困っているのか、なぜ導入を検討しているのか、意思決定に何が必要なのかといった背景まで残すこと。こうした情報は、担当者やAIが、次の提案やフォローアップを考えるための判断材料になります。
同時に、AIを使って何を改善したいのかも明確にする必要があります。作業時間の短縮、フォローアップの質の向上、商談創出、顧客対応の改善など、目指す成果によって必要な情報や業務の設計は変わります。
これからのHubSpot活用では、CRMの設計・運用とAI活用を一体で考えることが、さらに重要になると感じました。
Breeze・Agent機能の進化を、実務で生かす
今回の発表では、AIが企業の情報を理解し、業務を実行するための機能が紹介されました。ナウビレッジでは、特にBreezeやAgent機能を中心に、活用と支援を進めていきます。
Breezeアシスタント:依頼を受け、業務の実行を支援
刷新されたBreezeアシスタントでは、質問への回答に加え、依頼に応じて適切なAIエージェントに作業を割り当てる機能が打ち出されました。CRMの情報を踏まえた提案書やレポート、キャンペーン計画の作成などを支援します。HubSpot Japan公式発表
お客様の業務でも、情報を集めて整理する時間や、資料の初稿を作る時間を短縮し、担当者が判断や顧客との対話に集中できる環境づくりにつなげたいと考えています。
Agent Hub・Agent Builder:各社の業務に合ったエージェント活用
Agent HubやAgent Builderでは、AIエージェントを管理し、企業ごとの業務に合わせて構築する仕組みが紹介されました。公式には、失注案件の傾向分析や、理想的な顧客像に照らしたリードの評価などが活用例として挙げられています。Fall 2026 Spotlight
企業によって、業務の進め方や判断基準は異なります。そのため、お客様の課題を理解したうえで、エージェントに任せる役割と必要な情報を整理することが大切です。
ナウビレッジでは、実際の業務に即したテーマから検証を始め、成果を確認しながら活用の範囲を広げていきます。
Smart CRM・コンテキストホーム:AIを支える情報基盤
Smart CRMでは、通話・メール・会議の内容を取り込み、顧客情報を最新の状態に保つ仕組みが示されました。また、新機能のコンテキストホームでは、AIが参照する情報をまとめて管理し、不足している情報を把握できます。HubSpot Japan公式発表
こうした機能を生かすためにも、何を記録し、どの部門で共有し、どの業務に使うのかという運用設計が重要です。新機能の導入とあわせて、日々のデータの蓄積や活用方法から支援していきます。
※各機能の利用にあたっては、提供状況、対象プラン、日本語対応などを個別に確認します。
各国のパートナー、出展企業との情報交換
会場では、各国のHubSpotパートナーと、どのように事業を伸ばしているのかについて情報交換しました。
同じHubSpotに携わる企業でも、市場や顧客、支援の進め方はさまざまです。海外のパートナーと直接話すことは、自社の取り組みを見つめ直し、今後の事業や支援を考えるための視点を得る機会となりました。
また、OpenAIやMicrosoftなどの出展企業のブースにも立ち寄りました。各社の製品をHubSpotとどのように連携できるのか、その連携をどのように成果につなげられるのかについて、担当者から話を聞きました。
製品の説明を聞きながら、自分たちの関心に沿って質問を重ねられることも、現地参加の価値の一つです。こうした対話で得た知見も、今後の提案や支援に生かしていきます。


ボストンからニューヨークへ。5時間の移動も、意見交換の時間に
滞在したボストンは、都市としての利便性がありながら自然も身近に感じられ、街の規模や距離感が心地よい場所でした。多くの情報に触れるイベント期間中も、快適に過ごすことができました。
イベント最終日には、レンタカーでニューヨークへ移動しました。約5時間の道中では、メンバー同士で意見交換。まとまった時間を共に過ごし、それぞれの考えを聞き合えたことは、今回の旅の印象に残る出来事です。長い移動時間も、有意義で面白い時間になりました。
ニューヨークで過ごせるのは2〜3日ほど。限られた時間を満喫するために予定を詰め込んだ弾丸旅程を組み、精いっぱい楽しみました。
最新の知見に触れる学びの時間と、日常を離れてリフレッシュする時間。その両方を持つことができた渡航となりました。


現地で得た知見を、お客様の成長支援へ
UNBOUNDへの参加を通じて、HubSpotにどのようなコンテキストを蓄積し、それをどのようなアウトカムへつなげるかという、今後の支援で大切にしたい視点が明確になりました。
ナウビレッジは、HubSpot認定Diamondパートナーとして、今回発表された内容やアップデートされた機能を積極的に活用していきます。特にBreezeやAgent機能について理解と実践を深め、お客様の業務に合った形で導入・運用を支援してまいります。当社のDiamondパートナー認定について
お客様が目指す成果を起点に、必要な情報、AIが実行する作業、人が判断する場面を整理し、現場で使い続けられる仕組みをつくる。今回の学びをその一つひとつに生かし、業務改善と事業成長に貢献していきます。
「HubSpotのAI機能を自社でどう活用できるか」「蓄積した顧客データを、もっと成果につなげたい」といったご相談は、ぜひナウビレッジへお寄せください。
この記事を監修した人
髙山博樹
ナウビレッジ株式会社 取締役CMO
兵庫県出身。東京工業大学 修了。上場企業で勤務後に参画。広告・SEO・Webサイトといった多様な集客手法とCRM/SFA/MAに精通し、これまでマーケティングのコンサルタントとしてマーケティング戦略の策定から実行(サイト制作や広告運用、SEOなど)を経験。取締役CMOとして年間自社リード400件の体制構築やサービス戦略の策定などに従事。HubSpot導入・構築支援サービス責任者。
HubSpotの運用にお困りではありませんか?
- ・HubSpotの最新機能の使い方がわからない
- ・どの機能が自社に必要かわからない
- ・HubSpotのAI機能を利用したい
HubSpotの運用については、ナウビレッジへお気軽にご相談下さい。
HubSpot運用支援のプロフェッショナルが、貴社の状況やニーズに応じて伴走型支援によるスムーズな定着を実現します。