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HubSpotの新機能「プロジェクトオブジェクト」とは?ガントビューによる新たなプロジェクト管理方法を解説

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2025.11.27

2025.11.27

チームリーダーやプロジェクトリーダーのみなさん、
日々のプロジェクト管理に課題を感じていませんか?

「プロジェクトの進捗が不透明で、チーム間の連携がうまくいかない」
「複数のツールを行き来して、管理が煩雑になっている」
「顧客情報とプロジェクト情報がバラバラで、状況把握に時間がかかる」

このような悩みにもし一つでも当てはまるなら、今回ご紹介するHubSpotの新機能「プロジェクトオブジェクト」と「ガントビュー」をぜひ一度試してみてください。

プロジェクトオブジェクトとは、HubSpot CRM(顧客関係管理)機能に、プロジェクト管理に必要な機能を搭載した画期的なツールです。

本記事では、この新機能について詳しく解説していきます。

▼この記事の要約
・「プロジェクトオブジェクト」は、HubSpotに新たに追加されたプロジェクト管理機能です。
・顧客情報とあわせてプロジェクトの進捗をHubSpot内で一元管理できます。
・「ガントビュー」をはじめとする4つの表示形式(カレンダー、テーブル、ボード) を使い分けることで、プロジェクトの進捗状況を視覚的に把握し、効率的な管理が可能になります。
・プロジェクトオブジェクトは、無料プランを含むすべてのHubSpot製品・プランで利用可能であり、すぐに導入・活用できます。

こんな方におすすめ

  • 複数のツールを使い分けてプロジェクト管理が煩雑になっている方
  • プロジェクトの進捗をチーム内でリアルタイムに共有したい方
  • 顧客情報とプロジェクト情報を紐づけて、より効率的な業務フローを構築したい方

HubSpotの運用についてお困りですか?

  • ・プロジェクトオブジェクトが何か分からない
  • ・プロジェクトオブジェクトをどう活用すればいいか分からない
  • ・どのオブジェクトを使えばいいか分からない

HubSpotの効果的な運用方法については、ナウビレッジへお気軽にご相談下さい。
HubSpot運用のプロフェッショナルが貴社の状況やニーズに応じてアドバイジングし、より効率的な運用を実現します。

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HubSpotの新機能「プロジェクトオブジェクト」とは?

プロジェクトオブジェクトの定義

「プロジェクトオブジェクト(ベータ版)」は、2025年9月11日に新たにリリースされた、プロジェクトを管理するためのカスタムオブジェクトです

従来の「コンタクト」「会社」「取引」などのオブジェクトと同様に、「プロジェクト」自体をCRMデータとして構造化して扱うことを可能にするものです。

特に部門横断的な作業を管理するチームが抱えていた課題を解決するために導入されたオブジェクトで、利用することで、これまで社内のプロジェクト管理を複数のツールを跨いで行っていた場合でも、HubSpot内でプロジェクト管理も一元化することが可能になります

プロジェクトオブジェクトで利用可能な4種類の「ビュー表示形式」

プロジェクトオブジェクトは、「ガントビュー」「カレンダービュー」「テーブルビュー」「ボードビュー」の4種類の表示形式から、自身の好きな形で視覚化することができます。

とくに注目なのは「ガントビュー」で、Excelやスプレッドシートでガントチャートを作成して管理していたのと同じ要領で、HubSpot内でプロジェクト管理をすることができるようになりました

それぞれのビューでは、具体的に以下のようなことが可能です。

・ガントビュー
レコードとタスクのタイムラインを図表化し、Excelやスプレッドシートで管理していたのと同じような形式で進捗を可視化します。
プロジェクト全体の流れや各タスクの開始日、終了日、期間が一目で分かるため、どのタスクが遅延しているかなど、進捗状況が直感的に把握できます。

・カレンダービュー
カレンダー形式でプロジェクトのスケジュールを管理できます。とくに複数のプロジェクトを同時に実行していく必要がある場合などに最適な表示形式です。

・テーブルビュー
テーブルビューは、スプレッドシートのようにプロジェクトの情報を一覧で確認できるのが最大の強みです。詳細なデータを一覧で確認したい場合や、情報の絞り込みや抽出をしたい場合などに適した表示形式です。

・ボードビュー
ボード形式での管理は、カンバン方式とも呼ばれ、タスクの進捗状況を視覚的に把握するのに優れています。「未着手」「進行中」「完了」といったステージごとにタスクをカード形式で配置できるので、どのプロジェクトがどの段階にあるのかを一目で確認できます。

また、カードをドラッグ&ドロップで次のステージへ移すだけで進捗が更新されるのも特徴です。

プロジェクト管理をCRMで行うべき理由とメリット

では、なぜプロジェクト管理をHubSpot CRMで行うべきなのでしょうか?
それは、HubSpotの強みである「データの一元管理」を最大限に活用できるからです。

具体的には、プロジェクトオブジェクトでは以下ができます。

・進捗状況とタスクの一元管理
プロジェクトの進捗状況と顧客情報が同じ場所で管理できるため、情報を探す手間がなくなります。

状況変化に応じた計画の追跡と調整
顧客のフィードバックや市場の変化など、CRMに蓄積された情報を基に、プロジェクト計画を柔軟に調整できます。

チーム間の認識合わせ
営業、マーケティング、カスタマーサービスなど、部門間の壁を越えてプロジェクトの進捗状況を共有できます。これにより、全社的な連携がスムーズになります。

このように、顧客に関するあらゆるデータとプロジェクトの進捗が一つのプラットフォームに集約されるため、『誰が、いつ、何をすべきか』が明確になるというメリットがあります

プロジェクトオブジェクトの作成手順

プロジェクトオブジェクトは以下の2ステップで作成できます。

ステップ1. プロジェクトオブジェクトを有効化する
ステップ2. プロジェクトオブジェクトを作成する

ステップ1. プロジェクトオブジェクトを有効化する

①右上の [設定(歯車マーク)] をクリックする

②左のサイドメニューの「データ管理」から、[オブジェクトライブラリー] にアクセスする

③[プロジェクト] にチェックを入れる

ステップ2. プロジェクトオブジェクトを作成する

①左サイドメニューから、[CRM(顧客管理)] > [プロジェクト] をクリックする

②[プロジェクトを追加] をクリックし、[新規作成] または [インポート] をクリックする
※手打ちで情報を入力する場合は「新規作成」を選択
※Excelやcsvファイルなどをインポートする場合や、アプリから同期する場合は「インポート」を選択

③プロジェクトフォームに、以下のプロジェクトの詳細情報を追加し、[プロジェクトを作成] をクリックする
・名前
・パイプライン
・パイプラインステージ(計画・実行・確認・完了・保留中・キャンセル済)
・ステータス(予定どおり・遅延・ブロック済・完了済・保留中・リスクあり)
・説明
・所有者
・優先度(高・中・低)
・タイプ(サービス・マーケティング・営業・社内オペレーション)
・開始日
・ターゲット期日
※なお、これらのプロジェクトフォームは、自社の用途に合わせてカスタマイズすることが可能です。

プロジェクトを作成をクリックする

ガントビューの効率的な使い方と操作方法

ガントビューは、直感的で使いやすいインターフェースが特徴です。
例えば、以下のような操作も簡単に行うことができ、非常に便利です。

・タイムラインバーのドラッグによる日付調整
マウスでタスクのバーをドラッグするだけで、開始日や終了日を簡単に変更できます。

・タスクの直接追加と完了
ガントチャート上で [+マーク] をクリックするだけで、タスクを直接追加したり、完了ステータスにチェックを入れたりすることができます。

・絞り込みやズーム機能
担当者、ステータス、期日などでタスクを絞り込んだり、タイムラインをズームイン・ズームアウトして表示範囲を調整したりすることができます。

データの同期性
ガントチャート上での変更は、自動的にCRMプロパティーと同期されます。そのため、複数の画面で情報を更新する手間が省け、常に最新のデータを反映させることができます。

プロジェクトオブジェクトの利用に必要な条件

この新機能を利用するには、以下のいずれかの製品・プランが必要です。

・すべての製品およびプラン(無料プラン含む)
プロジェクトオブジェクトは、無料プランから利用可能なため、プロジェクトオブジェクトを有効化しさえすればどなたでも利用することが可能です。

なお、HubSpotの製品やプランについては、以下の関連記事をご確認ください。

関連記事:
【2025年最新版】HubSpoの料金プランを徹底解説!

HubSpotのプロジェクトオブジェクトを活用して、プロジェクト管理を効率化

いかがでしたか?

HubSpotの「プロジェクトオブジェクト」を活用することで、顧客情報とプロジェクト管理を一元化することができ、プロジェクトの管理や進行を効率化することができます。

「プロジェクト進行において部門間の連携不足を解消したい」
「プロジェクトの進捗状況をリアルタイムで把握したい」
「複数のツールに散らばったプロジェクト情報を一つにまとめたい」

など、このような課題を抱えている方は、ぜひHubSpotのプロジェクトオブジェクトを試してみてください。

プロジェクトオブジェクトの利用方法についてナウビレッジに相談してみる

参考:【公式】プロジェクトオブジェクト

この記事を監修した人

髙山博樹

ナウビレッジ株式会社 取締役CMO

兵庫県出身。東京工業大学 修了。上場企業で勤務後に参画。広告・SEO・Webサイトといった多様な集客手法とCRM/SFA/MAに精通し、これまでマーケティングのコンサルタントとしてマーケティング戦略の策定から実行(サイト制作や広告運用、SEOなど)を経験。取締役CMOとして年間自社リード250件の体制構築やサービス戦略の策定などに従事。HubSpot導入・構築支援サービス責任者。

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